「分かりません」を言えるのは技術力だし、むしろ優秀なエンジニアこそ適切に「分かりません」、と言えると思っている。技術力のあるなしというのは知識の多い少ないだけではなく、知識をどれだけ応用できるか、適切な仮説を立てられるか。
単なる「分からないと言える謙虚さ」の話ではなく、知識の境界線を認識できること自体が技術力ではないか、という話を考えてみた。
分解
段階がありそう
1. 知らない
「○○という事象を知っていますか?」
「知りません」
これは単に知識がない状態。
2. 知らないが、持っている知識から推測できる
「その事象そのものは知りません。ただ、仮に××が△という仕組みなら、○○になる可能性はありそうです」
個別事例を暗記していなくても、原理や既存の知識から仮説を組み立てることができる。
3. どこまで分かっていて、どこから分からないかを説明できる
「××までは仕様として分かっています。ただ、△の内部動作については分からないので、ここから先は確認が必要です」
そしてこれは基礎となる技術力が無いとできない。
まとめ
「分かりません」と言える ≠ 何も分からない
ここまでは分かる から ここから先は分からない までの境界線を引ける。逆に知識が中途半端なときほど、知っていることと推測していることの境界が曖昧になって、「たぶんこういう仕組みなので、こうです」と全部を一続きの説明にしてしまうことがある。
技術力のあるなしというのは知識の多い少ないだけではなく、知識をどれだけ応用できるか、適切な仮説を立てられるか。未知の障害に遭遇したとき
「このエラー自体は見たことがありませんが、このタイミングで失敗しているなら認証か通信をまず疑います。ログ A を見れば認証なのか通信なのか切り分けられると思います」
と言えるなど。これは、そのエラーコードを暗記している人とは違う。「分かりません」は「どこから分からないのか」を言えることが技術力なのだと思う。
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以上、IT エンジニアのお仕事を雑多に考えてみています。
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