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IBM Bob から Instana を操作できる「最小状態」を作る

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Last updated at Posted at 2025-12-22

はじめに

4日目 では、

  • Instana MCP Server を起動し
  • mcp-remote で STDIO ↔ HTTP(SSE) をつなぎ
  • 「通信経路が成立する」ことを確認しました

ただし、この時点では:

  • IBM Bob はまだ Instana を操作していない
  • Instana のデータも IBM Bob には渡っていない

線がつながっただけの状態です。

5日目 は、そこから一歩進めます。


5日目のテーマ

5日目 のテーマは明確です。

IBM Bob が Instana を「操作できる状態」を作る

  • 環境構築を自動化しない
  • 実行計画書も書かない
  • Marketplace も考えない

代わりに、

IBM Bob に質問を投げられる“最小構成”を固定する


5日目 のゴール

5日目 のゴールはこれだけです。

IBM Bob にこの一文を投げられる状態にする

Instana に接続できているか確認してください。
利用可能なツールがあれば一覧で表示してください。

ここまで行ければ成功です。


なぜここで「最小構成」を作るのか

理由は、とてもシンプルです。

  • IBM Bob が動くかどうかは 設定ファイルが正しいかでほぼ決まる
  • 手順よりも **「この状態」が再現できるか ** の方が重要
  • これ以上、手で環境をいじってもInstana の理解は深まらない

なので、ここで一度、

「これがあれば IBM Bob は Instana に触れる」

という状態を固定します。


5日目 で作るもの

5日目 で用意するのは、たったこれだけです。

bob-instana-mcp-demo/
├── .env
└── .bob/
    └── mcp.json

この構成は、
実際に動作確認した内容をそのまま切り出したものです。

👉 リポジトリはこちら
https://github.com/daihiraoka/bob-instana-mcp-demo


.env(Instana 接続情報)

INSTANA_BASE_URL=https://<your-instana>.instana.io
INSTANA_API_TOKEN=<your_api_token>
  • 値が正しいことが最優先
  • Git には絶対に入れない
  • 形式はこれで十分

.bob/mcp.json(最小構成)

{
  "mcpServers": {
    "instana": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "mcp-remote",
        "http://localhost:8080/mcp",
        "--allow-http",
        "--header", "instana-base-url: ${INSTANA_BASE_URL}",
        "--header", "instana-api-token: ${INSTANA_API_TOKEN}"
      ]
    }
  }
}

ここでのポイント:

  • Bob は STDIO のまま
  • MCP Server は HTTP(SSE)
  • 認証情報は Bob に持たせない
  • 「まず動く」ことを優先

③ MCP Server を起動

source .venv/bin/activate
source .env

mcp-instana --transport streamable-http --port 8080

確認するのはこの2点だけ:

  • http://localhost:8080/mcp が応答する
  • エラーで即終了しない

④ Bob を起動

open -a "IBM Bob"

File -> Open Folderから bob-instana-mcp-demoフォルダを開けば、
.bob/mcp.json は自動で読み込まれます。


この状態で何ができるようになったか

この 5日目 の時点で、できるようになったことは重要です。

  • IBM Bob が MCP Server を Tool として認識する
  • IBM Bob から Instana API に到達できる
  • 「質問 → Instana → 応答」 のループが成立する

つまり、

Instana を “見る前” に IBM Bob に渡せる状態

になりました。


次にやること(6日目)

次はいよいよ、Instana を操作します。

Bob に投げるのは、これだけ。

Instana に接続できているか確認してください。
利用可能なツールがあれば一覧で表示してください。
  • 成功してもいい
  • 失敗してもいい
  • 変な結果でもいい

Bob が Instana に何を聞き、何を返すのか。

そこを見るのが 6日目 です。


5日目 のまとめ

  • 5日目 は「環境構築回」ではない
  • IBM Bob が Instana に触れる最小状態を固定した回
  • 実行計画よりも「動く形」を優先
  • ここから先は、Instana 操作が主役

これまでの投稿

1日目: なぜ Instana × IBM Bob なのか? ― Observability を「見る」から「考える」へ

2日目: IBM Bob × MCP × Instana ― なぜこの構成にしたのか、なぜ Transport で迷ったのか

3日目: IBM Bob に環境構築の実行計画を書かせようとして、私は止めた

4日目: IBM Bob を使う前に、人間がやるべきこと(実録)

6日目: IBM Bob × Instana × MCP ― 最初の一文を投げて、Instana が“道具”になった日

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