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【HTML入門】付録A よくあるつまずきと対処法

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Last updated at Posted at 2026-10-15

教材を進めていて、ページが思ったとおりに表示されないときの確かめ方をまとめます。各章の「うまくいかないときは」の表とあわせて使ってください。

A.1 まず確かめること

表示がおかしいときは、原因を探す前に、次の4つを順に確かめてください。多くのつまずきは、このどれかで解決します。

  1. 保存したか:エディターのタブに * が付いていないかを確かめます。付いていたら、保存ボタンか Ctrl + S で保存します(第2章「ポートを 80 に変える」)。HTML と CSS の両方を確かめてください。
  2. 再読み込みしたか:Chrome の再読み込みボタンか F5 キーで、ページを読み込み直します。
  3. Tomcat が起動しているか:サーバー・ビューの「Tomcat11_Java25」が「[起動済み, 同期済み]」になっているかを確かめます(第2章「Tomcat を起動する」)。
  4. 届いた HTML が正しいか:Chrome の「ページのソースを表示」(Ctrl + U)で、自分が書いたとおりの HTML が届いているかを確かめます(第3章「ページのソースを表示する」)。

A.2 ページが表示されない

表示される画面 意味 確かめること
「HTTPステータス 404 – 見つかりません」 Tomcat は動いているが、URL のファイルが見つからない URL のつづり(章のフォルダー名・ファイル名・拡張子)。
章のフォルダーが webapp のすぐ下にあるか(第3章「ch03 フォルダーを作る」)。
URL とファイル名の大文字・小文字が同じか(Tomcat は大文字と小文字を区別する)。
プロジェクト名が小文字の html か(第2章「動的 Web プロジェクトを作る」)
「このサイトにアクセスできません」 Chrome が Tomcat に接続できない Tomcat が起動しているか。
ポートを 80 に変えて保存したか(第2章「ポートを 80 に変える」)。
80 が使えずに 8080 で動かしている場合は、URL に :8080 を付けているか(A.7)

A.3 文字化けする

日本語が、読めない記号の並びで表示されることを 文字化け といいます。ファイルを保存したときの文字コードと、Chrome が読み取るときの文字コードが合っていないと起きます(第3章「解説:HTML の骨組み」)。

文字化けする場所 確かめること
ページの文字 <head> の中に <meta charset="UTF-8"> があるか、つづりが合っているか。テンプレート「新規 HTML ファイル (5)」で作ったファイルには、最初から入っています
ほかの場所から持ってきたファイル メモ帳などで作ったファイルを Eclipse にコピーすると、UTF-8 以外の文字コードで保存されていることがあります。この教材のファイルは、Eclipse の「HTML ファイル」「CSS ファイル」の機能で作ってください

A.4 CSS が反映されない

症状 確かめること
見た目がまったく変わらない <head> の中に <link rel="stylesheet" href="css/app.css"> があるか。
href の相対パスが、HTML のファイルから見た CSS のファイルの場所と合っているか(第5章「相対パス」)。
rel="stylesheet" のつづり
一部のルールだけ効かない セレクターとプロパティのつづり。
前の行の ; や、前のルールの } の書き忘れ。
全角の記号や空白が混ざっていないか(第7章「解説:CSS の書き方と読み込み」)
クラスを付けた要素だけ見た目が変わらない HTML の class 属性の名前と、CSS のセレクターの名前が同じか。CSS ではクラス名の前に . を付け、HTML では付けない
CSS を直したのに、古い見た目のまま CSS のファイルを保存したか。保存していても変わらないときは、Ctrl キーを押しながら F5 キーを押して、Chrome が覚えている古いファイルを使わずに読み込み直す

【便利な使い方】CSS のファイルを直接開いて確かめる

CSS が読み込まれているか分からないときは、Chrome のアドレスバーに CSS のファイルの URL(例:http://localhost/html/ch07/css/app.css)を入力して開いてみます。CSS の中身が表示されれば、ファイルの場所は合っています。「HTTPステータス 404」が表示されたら、ファイルの場所か名前が違います。

CSS の書き方・セレクター・プロパティの一覧は、付録B「CSS の早見表」にまとめています。

A.5 画像が表示されない

画像が見つからないと、画像の代わりに、壊れた画像のアイコンと alt の文章が表示されます(第5章「画像が見つからないときの表示」)。

確かめること 説明
画像のファイルの場所 パッケージ・エクスプローラーで、画像が章のフォルダーの中の images フォルダーに入っているか
src の相対パス HTML のファイルから見た画像の場所と合っているか。images/logo.png のように、フォルダー名とファイル名を / でつなぐ
大文字・小文字と拡張子 logo.png と Logo.png、.png と .PNG は別の名前として扱われる。拡張子が .jpg か .png かも確かめる
ファイル名の二重の拡張子 エクスプローラーで拡張子を表示していないと、logo.png.png のような名前になっていても気づきにくい。拡張子を表示する設定にしておく(「開発環境の準備」の「ファイルの拡張子を表示する」)

A.6 新規のメニューに「HTML ファイル」が無い

右クリックの「新規」のメニューに、「HTML ファイル」や「CSS ファイル」が表示されないことがあります。そのときは、次の手順で作ります。

  1. ファイルを作るフォルダーを右クリックし、新規 → その他 を選びます。
  2. 「ウィザードを選択」の画面で、Web → HTML ファイル(CSS のときは Web → CSS ファイル)を選び、「次へ」をクリックします。
  3. この後は、各章の手順と同じです。

A.7 ポート 80 が使えない

Tomcat を起動するときに、ポートがすでに使われていることを知らせる画面が表示された場合は、ほかのソフトウェアがポート 80 を使っています(第2章「Tomcat を起動する」)。ポート番号は、1つのパソコンの中で1つのソフトウェアしか使えません。

主な原因

原因 説明
Windows の Web サーバーの機能(IIS) Windows の機能の「インターネット インフォメーション サービス」を有効にしていると、「World Wide Web 発行サービス」がポート 80 を使います
ほかのソフトウェア 会社の業務用のソフトウェアや、ほかの開発用のサーバーが、ポート 80 を使っていることがあります

【便利な使い方】ポート 80 を使っているプログラムを調べる

どのプログラムがポート 80 を使っているかは、Windows の コマンド プロンプト で調べられます。

  1. Windows キーを押しながら R キーを押します。「ファイル名を指定して実行」の画面が開くので、cmd と入力して Enter キーを押します。黒い画面(コマンド プロンプト)が開きます。

  2. 次のコマンドを入力して、Enter キーを押します。

    コマンド プロンプト
    netstat -ano | findstr ":80 "
    
  3. 次のような行が表示されます。行の右端の数字が、そのポートを使っているプログラムの番号(PID)です。

    表示の例
      TCP         0.0.0.0:80             0.0.0.0:0              LISTENING       4
    

    何も表示されなければ、ポート 80 は使われていません。Tomcat が起動していれば、Tomcat の行が表示されます。

  4. タスク マネージャー(Ctrl キーと Shift キーを押しながら Esc キー)を開き、「詳細」タブの「PID」の列で、その番号のプログラムの名前を確かめます。番号が 4 のときは Windows 自身(System)で、IIS などの Windows の機能が使っています。

IIS やほかのソフトウェアを止めるには、パソコンの管理者の権限が必要です。また、会社のパソコンでは、業務で使っているソフトウェアを止められないことがあります。止めてよいか分からないときは、パソコンの管理者に確かめてください。止められないときは、次の方法で、ポート 8080 のまま教材を進めます。

ポート 8080 のまま進める

  1. サーバー・ビューの「Tomcat11_Java25」をダブルクリックし、「概要」を開きます。

  2. 「ポート」の欄の「HTTP/1.1」の行のポート番号を、8080 に書き換えて Enter キーを押します(第2章「ポートを 80 に変える」と逆の操作です)。

  3. 保存ボタンか Ctrl + S で保存し、タブの * が消えたことを確認します。

  4. 「Tomcat11_Java25」を右クリックし、「開始」を選んで起動します。コンソールに「プロトコルハンドラー ["http-nio-8080"] を開始しました。」と表示されることを確認します。

  5. 教材の URL は、localhost の後ろに :8080 を付けて読み替えます。

    教材に書かれた URL 入力する URL
    http://localhost/html/ http://localhost:8080/html/
    http://localhost/html/ch03/hello.html http://localhost:8080/html/ch03/hello.html

HTML の中に書くリンクや画像の相対パス(departments.html、images/logo.png など)は、書き換える必要はありません。相対パスは、今のページの URL をもとに決まるので、:8080 の付いた URL で開いたページからも、正しく見つかります。

【ご注意】Spring入門と同時に動かさない

Spring入門で作るアプリも、ポート 8080 を使います。Tomcat を 8080 で動かしている場合は、Spring入門のアプリを起動する前に、サーバー・ビューで「Tomcat11_Java25」を停止してください。


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第10章 社員管理アプリの画面を作る

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付録B タグ・CSS 早見表と用語集

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