はじめに
スライド形式になっているので、冒頭のスライド画面の 以下の赤枠部分を押して、全画面表示して参照してください。
2024/7/12 に、弊社内で、ライトニングトーク 大会があったので、参加してみました。
その時の原稿を、一部修正(社内用語は 外部公開された注釈をつけて)して、公開します。
私の自己紹介的な内容も含まれてますので、よろしくお願いします。
<2024/7/12 全社 LT>
氏名:Shuji Noguchi
所属:SS本 DXS事業部 AIコンサルティング担当
よろしくお願いします <(_ _)>
<テーマ>
今日は、技術の話はしません。
Qiita へ 1 年間で 130 件 を投稿する事に繋がった話 をしていきたいと思います。
LT にエントリーしたころは、100 件かと思っていたのですが、130 件に増えてました(エントリー時からタイトル変更してます)
あとで、このスライドも 差しさわりのない内容に編集してから Qiita に公開しますので、今日紹介した内容は、あとでリンク先など参照いただけます。
おもに、経験、マインド、ポリシー がどうであったのかを話します。
なお、誰しも同じように真似すれば書けるよ、という話ではありません。
私が 今までに どういう経験をして、どういう判断をしてきたのか を聞いて頂き、皆さまの 何らかの インスピレーション に繋がったら、幸いだな・・ と思っています。
<自己紹介1>
(入社)
2013 年入社 今年で 11 年目
オンプレは経験あり、クラウドは、未経験
<自己紹介2>
-
2019年から 現在の職務 〇〇 に従事。
-
毎月 10 名くらいずつ参画してくる BP 様 所属のエンジニア向けに Azure を教える仕事
-
今まで 計 150 名に教えました。
<2019年の成果>
Microsoft 認定 トレーナー (MCT)]の資格を取得
https://learn.microsoft.com/ja-jp/credentials/certifications/mct-certification
毎日技術を教える仕事をしている中で、教えるスキルを役立てられるんじゃないか と思った事が理由
お得な特典もあります(以下の記事は、当時では無く 2023年に書きました)
https://qiita.com/carol0226/items/1a78d9c09857aa96a9c9
この特典は、いまでも 検証をやるのに とても役立っています。
<やっと本題>
Qiita を知ったきっかけ。
2021年。たまに検索で引っ掛かる記事をみて、存在を認識。
Qiita に Organization という存在があるのも この時点で認識 した。
上位にランキングしている会社とかを見て、へースゴイなという印象を持ったことを記憶してます。
会社が外部発表していきましょうと言い始めたのは、この頃かな?
しかし ネガティブなイメージ
ただ、具体的にどうすりゃ良いのかも判らない。
時間の使い方がイメージできてない。仕事なのか、プライベートなのか?
やったからと言って、何か良いことがあるのか?
工数をかけて得た知見を外部公開して、ホントに良いものなのか?(むしろ隠すべきでは)
<2021年のアクション>
一応 年間 Qiita 9 件 投稿してみました。
1 件投稿するたびに時間を大量に費やしており、間隔が空くので、表記方法の Markdown に慣れておらず、書くたびに調べなおす必要もあり・・・
実は、書くために費やした時間だけ 時間を浪費したような感覚もあった。
<2021年の成果>
この記事のアクセス数が伸びた
https://qiita.com/carol0226/items/084fbbb3f31b646025f4
特に、バズりワードとかなかったが、ゆっくりと 今でも 伸びている。
<自己分析>
以下のような要素が含まれていたからじゃないか?
-
ドメコンを Azure 上に構築する際に必要なことを、全部盛り込んだから?
-
誰しも迷うであろう点を、記事として取り上げたから?
-
バラバラの技術要素をひとまとめにして、全画面キャプチャの手順と解説付きにした?
-
他に、こういうスタンスで書かれた記事って、あまり無いのかも?
<2022年の状況>
成果なし。何も投稿してません。
私は何もしていないが、周辺の環境が整い始めてきた?
弊社の Qiita Organization が用意されて、投稿に関するガイドラインが示された
実務によって、Azure や Microsoft 365 に関する知見が溜まってきた
プロフェッショナルタイム の制度が開始された。
※注釈)弊社の制度:業務とは別に、自分で学びたい技術に工数を掛けられる制度です。
★プロフェッショナルタイムとは?
https://job.rikunabi.com/2025/company/r528120006/employ/
(上記のサイトより抜粋)
<2023年>
年始に、何かを始めよう。
新しい環境に身を置いてみよう と考えた。
FY23 上期に 技統本塾 の募集 があり、これに、飛び込んでみました。
※技統本塾は、NTTデータ主催の技術を学ぶ場。
https://www.nttdata.com/jp/ja/trends/data-insight/2022/0907/
※技統本塾は、FY24 で閉塾となり、後継として MSU というコミュニティ が立ち上がっています。
MSU の正式名称は、まだ外部公開されてないので、伏せてます。
<技統本塾にて>
ここで、今まで経験した技術を集約したテーマでやってみよう。
Azure Virtual Desktop をテーマ に決定。
結果、無事に 成果発表まで行う事ができた。
しかし、この時点で アップした Qiita 記事は 1 件 のみ。
まだ、連続投稿の エンジン は掛かっていませんでした。
この時の成果は、NTT データグループの 社内ナレッジデータベース にアップロードされています。(社内DBなので、Qiita 公開版には、URLは記載していません。私の名前で検索いただくと見つかります)
※社内ナレッジデータベース = Digital Workplace とは?
https://www.nttdata.com/global/ja/news/services_info/2019/051500/
<2023/8/3>
この日、Microsoft Entra ID に関するセミナーに参加しました。
これが 転機 になったかもしれません。
その際に、Microsoft Entra Global Secure Access というサービスが紹介されたが、感銘をうけて、その日の晩のうちに検証して、Qiita 記事にアップしました。
https://qiita.com/carol0226/items/68adeee0c96b011ab1f5
この時は、最新の技術を誰よりも早く記事にして届ける という事が、モチベーションに繋がっていたと思います。
<+アクション>
それをきっかけに、以後 技統本塾 で検証した際の詳細を Qiita 記事化していくことにした。
8月上旬から、Qiita へ連続投稿を開始した。
https://qiita.com/carol0226/items/7318fdd7aff780f5177c
<テーマが見えてきた>
自身の長所を活かしたテーマは何か?
- 強みを活かした記事を継続する
- 読者を置いてけぼりにしない
- 全部自分の記事内で説明しきる
- 全画面キャプチャ付き
- 難しい技術を紹介する際は、基礎技術の記事を必ず用意する
これを継続していくと、オリジナルの価値が生み出せる というイメージ ができた。
<揃い始めた条件・環境・タイミング>
背景として、以下のようなことが 影響していたと思います
- 技統本塾 でやり遂げた経験
- 在宅ワーク なので、定時後の時間を活用しやすい
- プロフェッショナルタイム
- Qiita Organization
- SB評価制度(外部公開が評価指標にも)
- 本業から得られた知見が豊富にある
- 150 名に繰り返し教えたトレーナー経験
- MS認定トレーナー特典の環境
全部の要素がうまく絡み合い、繋がり始めた・・・
注釈)SB評価制度とは、以下に外部公開されて説明されてます。
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2203/22/news007.html
おもに、執筆には どのような時間を使っているのか?
土日祝がメイン。それと、定時後の時間です。
URLを既存メンバーに紹介することは、多々あって その際に 気になる記載を見つけたら、修正するとかはやっています。
平日の日中に、どうしても 業務外の検証をやり遂げたいときに、プロフェッショナルタイムを使うこともありますが、あまり大量消費にならないように、年休消化して 執筆するなどもおこなっています。
<モデル>
実は、テーマを決めるにあたって、モデルが居ます。
ポイ活の先生(しょうこちゃん)のブログ が元になってます。
https://dp-invest.hateblo.jp/
★私の趣味の一つが、ポイ活であることは、公言してるので 社内の一部の人には良く知られた話。
先生の記事は、どの記事から入っても、ポイ活の基本からスタート できるように、難しい内容は、初歩的な過去記事(ご自身の記事)へリンクされている。
結果、順番にやっていけば、初歩的なものから初めて、高度なポイ活が出来るようになる。
古い記事も、ちゃんと更新されており、新しいルールに対応できるようになっており、コンテンツ全体が 作品 のように仕上がっている。なので、安心して記事を参照できる・・・
こういうスタンスで書かれているので、ファンも多い。
そうだ、このポリシーを踏襲して 自分の Qiita 記事 を書くポリシーにしよう! と思いました。
※単に、真似したのではなく 私自身の感性に合っていると思ったので・・・
この ポリシーで行こう と決めてから、自然と体が動いて、どんどん 生産的になっていきました。
すると、Markdown は、毎日触れているから、忘れない。
だから、書く際にも抵抗がなくなる。
テーマをやりきるために、どう時間をつくろうか? と考えるようになった。
どんどん、好循環 が生まれていく ような印象 です。
<アクセス数を紹介>
Qiita は、Google Analytics と連携する事ができ、アクセス数を記録できます。
Qiita を始める時から設定しておくと、最初からアクセス数を記録できるので、おススメです。
<アクセス数 TOP 10 の記事>
基本概念をしっかり解説 した記事のアクセスが伸びています。
<高難度で 独創性のある記事の紹介>
とっても高難度で、苦労して検証した記事の参照数は、あまり伸びないですね。
参照する絶対数が違うので、致し方ないところです・・・
独創性があって、高難度な 記事の一例です。とっても苦労はしてるのですが・・・
よろしければ、ぜひ、見て頂きたい。
Azure MarketPlace のイメージから直接デプロイしたVM (AVD) を 全自動で日本語化する
https://qiita.com/carol0226/items/f7770369947aaf4962f7
AVD を ボタン1発でデプロイできるようにする
https://qiita.com/carol0226/items/c7af5206ce78492ba879
テナント制限v2 + WDAC を Intune で配布する
https://qiita.com/carol0226/items/8a5f11acd6282705b6fe
Intune と NDES を連携して SCEP 証明書 配布の準備をする
https://qiita.com/carol0226/items/472747e7308762ca0ce1
Azure Marketplace の OpenVPN を使って 超簡単・安価にリモートアクセスを可能にする
https://qiita.com/carol0226/items/7a9160b298b736aa187e
App Service ドメインを使って Microsoft Entra テナントに カスタムドメインを構成する
https://qiita.com/carol0226/items/5e01ea76a2581c6810b4
<うれしいフィードバック 生の声>
実際のコメントにリンクしてます。
注)自動スクロールされる箇所がズレてしまうので、そこから下へスクロールして、コメント欄を探してください。
(その1)感謝のご意見
https://qiita.com/carol0226/items/089045d3e8652573d230#comment-f5d73861204dd0216bce
(その2)質問&アドバイスで、問題解決
https://qiita.com/carol0226/items/1e8023611f74f158c38c#comment-7f73c088522dea1e9c0d
(その3)記事を書いた人から、判りやすい記事だと紹介される
https://zenn.dev/skmkzyk/articles/avd-adj-to-mehj
(おまけ)
Entra ID , Intune に関係する事を、Copilot に質問すると、私の記事を根拠にして回答してくることが多くなった(検証もしてますし、信じてもらって良いが、私自身は 知らない事を調べたいのに 自分の記事を紹介されても困る)
テーマを意識し続けているだけで、ネタは尽きなくなりました。
むしろ、書いておかねばならない事が どんどん増えていきます。
いまが旬なネタと思えば、それを 旬なうちに記事にして投稿するということが、ライフワークのなかで継続できるようになりました。
こんな感じで、やっていたら
結果的に 130 件 投稿してしまってました。
今日、発表させて頂いた通り、私自身と同じ条件って当てはまらないと思うので、あくまで私の場合の切っ掛けの話です。
ですが、私が ポイ活の先生のブログから インスピレーション を得て 投稿するようになったのと同様に、誰かの インスピレーション の切っ掛けになれたら良いなと思っています。