概略
WSL=Windows Subsystem for Linuxとは、LinuxをWindows上でネイティブ実行するための互換レイヤーです。
難しい事書きましたが要はWindows上にLinuxのネイティブ環境を構築して自由に操作できますという事です。
本環境の使用用途・メリットとして思いつくだけでも下記のようなことが考えられます。
- Windows上でネイティブに実行するため、ホスト型・ハイパーバイザー型仮想環境のようにメモリを切り分ける必要がないく、無駄なメモリを消費する事が少なくなる。
- WSL上からWindowsのコマンド操作が可能・また逆にWindows上からWSLのコマンド操作が可能
- 開発・テスト環境が無い段階(提案・要件定義・基本設計フェーズ等)でも本番環境に近いプロトタイプ・サンプルの作成・提供が可能となる。
- 環境の違いによる設定の違いがほとんどなくなる
ここではWSLで使用するLinux OSのインストール、初期設定、及び起動時に必要な設定、操作に便利なツールのインストールについて記載します。
環境イメージは下記の通りとなります。
使用した環境
Windows10 Pro Intel Core i7-8650U
実装RAM 16.0 GB
目次
アーキテクト技術者・構成管理者・リモート開発者のためのローカル開発環境構築ガイド
1.WSL環境構築
1.1.WSLインストール・初期設定
1.2.ConEmu・Nyagosインストール・設定
1.3.Windowsドライブマウント設定
1.4.Google Driveマウント設定
1.5.WSLでのsystemctl設定
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