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1.2.ConEmu・Nyagosインストール・設定

Last updated at Posted at 2021-02-13

概略

WSL2で使用するコンソールエミュレータの一つであるConEmuのインストール、及び、初期設定について記載します。
また、DOSのUnix風の操作が可能なWindows用のコマンドラインシェル「nyagos」のインストール・設定についても記載します。
コンソールエミュレータには下記のようなものがあります。

  • Windows Terminal
  • TeraTerm
  • Putty

しかし、TeraTerm・Puttyで使用するには設定が面倒であり、Windows TerminalよりもConEmuの方が設定しやすく、設定できることも豊富なため、ConEmuを使用します。また、ConEmu上からnyagosの管理者使用設定も記載します。
インストール・設定環境イメージは下記の通りとなります。
ConEmuイメージ.png


ConEmuインストール環境条件

  • WSL2がインストール済みであること

ConEmuインストール手順

1.インストーラーダウンロード

公式サイトから「ConEmu Preview+Alpha, Installer (32-bit, 64-bit)」を押下し、インストーラーをダウンロードします。ポータブルと間違えないようにしてください。
ConEmuダウンロード.png

2.インストール

ダウンロードしたファイルを実行してください。64ビット版か32ビット版の選択以外は基本的にデフォルトでOKです。
image.png


ConEmu-WSL2起動設定

1.ConEmu起動

スタートアップから「ConEmu」を起動します。
image.png

2.設定画面表示

画面右上[三]マーククリック⇒[Settings...]クリック⇒左ペイン[起動]-[タスク]選択
image.png

3.タスク画面表示

タスク画面を表示し、「+」ボタン(タスクを追加)を押下します。

image.png

4.タスク設定

下記の通り、設定します。

設定箇所 設定内容 説明
タイトル WSL2 必須です。任意のタイトル。
ホットキー Ctrl+Shift+W 必須ではないです。右側の[...]ボタンを押下し、任意のキーを設定してください。
タスクパラメータ /icon "<任意のicoファイル>" 必須ではないです。タブに表示するアイコンです。フリー素材のUbuntuアイコンをダウンロードしてきて設定すると見やすくなります。

タスク設定.png

5.定義済みタスクのソート

「Up」ボタンを押下し、タスクを1に設定しておきます。
image.png


Nyagosインストール

「Nyagos」とは、Unix風の操作が可能なWindows用のコマンドラインシェルです。通常GUIでしか操作できないようなこと(リンクの作成等)もコマンドラインで操作できます。

1.ConEmuからPowershell起動

画面右上「+」アイコン押下⇒{shells}押下⇒{PowerShell}押下

image.png

2.scoopインストール

パッケージマネージャ「scoop」から「Nyagos」をインストールするのでまず、「scoop」をセットアップします。
公式サイトにあるとおり、下記コマンドでインストールします。

scoopインストール
> iwr -useb get.scoop.sh | iex
Initializing...
Downloading scoop...
Extracting...
Creating shim...
Downloading main bucket...
Extracting...
Adding ~\scoop\shims to your path.
'lastupdate' has been set to '2021-02-13T13:47:25.5522414+09:00'
Scoop was installed successfully!
Type 'scoop help' for instructions.

失敗した場合、スクリプトの実行を許可するための下記コマンドを実施し、再実行してください。

スクリプト実行許可後、インストール
> Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -scope CurrentUser
> iwr -useb get.scoop.sh | iex

3.ConEmuからDOS窓起動

画面右上「+」アイコン押下⇒{shells}押下⇒{cmd}押下
image.png

4.Nyagosインストール

DOS窓からscoopを使ってNyagosを下記コマンドでインストールします。

Nyagosインストール
> scoop install nyagos
Installing 'nyagos' (4.4.9_2) [64bit]
nyagos-4.4.9_2-windows-amd64.zip (2.1 MB) [================================] 100%
Checking hash of nyagos-4.4.9_2-windows-amd64.zip ... ok.
Extracting nyagos-4.4.9_2-windows-amd64.zip ... done.
Linking ~\scoop\apps\nyagos\current => ~\scoop\apps\nyagos\4.4.9_2
Creating shim for 'nyagos'.
'nyagos' (4.4.9_2) was installed successfully!

ConEmu-Nyagos起動設定

NyagosをConEmuから表示します。管理者での起動も設定しましょう。
「ConEmu-WSL2起動設定」と同様に下記のタスク設定をします。

1.Nyagos(Windowsログインユーザで起動)

設定箇所 設定内容 説明
タイトル Shells::Nyagos 必須です。任意のタイトル。ここではDOS系の窓なので「Shells::」を付加してます。
ホットキー Ctrl+Shift+n 必須ではないです。右側の[...]ボタンを押下し、任意のキーを設定してください。
タスクパラメータ /icon "<任意のicoファイル>" 必須ではないです。タブに表示するアイコンです。
コマンド -new_console:d:C:\work nyagos [-new_console:d:]でログイン後のディレクトリを指定しています。[^1]WSLのwindows側のネットワークパスを指定します。

2.Nyagos(管理者で起動)

設定箇所 設定内容 説明
タイトル Shells::Nyagos(管理者) 必須です。任意のタイトル。ここではDOS系の窓なので「Shells::」を付加してます。
ホットキー Ctrl+Shift+a 必須ではないです。右側の[...]ボタンを押下し、任意のキーを設定してください。
タスクパラメータ /icon "<任意のicoファイル>" 必須ではないです。タブに表示するアイコンです。
コマンド -new_console:d:C:\work nyagos -k "%ConEmuBaseDir%\CmdInit.cmd" -new_console:a ConEmuにあるCmdInit.cmdを使用して管理者としてログインします。

3.Nyagos起動確認

[Ctrl + Shift + N]、[Ctrl + Shift + A](ホットキーで指定したキー)を押下し、起動を確認してください。
ログインユーザ画面はプロンプト水色$、管理者画面はプロンプト緑色#で表示されます。
image.pngimage.png

4.定義済みタスクのソート

「Up」ボタンを押下し、タスクを他の「{shell::」タスクの位置に設定しておきます。
image.png


ConEmuのその他設定

ConEmuデフォルト起動タスク設定

ConEmuの起動時、最初にWSL2を起動するように設定します。

1.設定画面表示

画面右上[三]マーククリック⇒[Settings...]クリック⇒左ペイン[起動]-[タスク]選択
「名前付きタスクの指定」を選択し、{WSL2}を選択してください。
image.png

ConEmuショートカットキー設定

1.キー設定

画面右上[三]マーククリック⇒[Settings...]クリック⇒左ペイン[キーとマクロ]選択
好みによりますが、ここでは下記のように変更します。

Type Hotkey Descripthon
User F11 次のコンソールに切り替える
User F12 前のコンソールに切り替える
User Ctrl+N 新しいコンソールポップアップメニューを作成する

image.png


1.1.WSLインストール・初期設定 < 前 1.2.ConEmu・Nyagosインストール・設定 次 > 1.3.Windowsドライブマウント設定

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