13
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

1.3. Windowsドライブマウント設定

Last updated at Posted at 2021-02-28

概略

WSLではデフォルトでCドライブを/mnt/cに起動時に自動でマウントしていますが、Cドライブ以外のドライブもマウント可能です。仕事でファイルサーバを使用している場合はネットワークドライブに割り当ててWSLにマウントすると便利です。
下記のようなイメージになります。
WSL-WinDriveマウント図
コンソールから操作しなくてもWindowsのExplorerの方が操作しやすいと思うかもしれませんがコンソールから操作できるとShellやプログラム中からWindowsドライブが使用でき非常に便利になります。

ドライブの自動マウント設定

Windows「C:」以外のドライブをマウントします。ここではFドライブをマウントします。
WSLでは内部ドライブは自動マウントされますが、他のWindowsドライブは、fstab に記載しておく必要があります。
Windowsドライブは/etc/wsl.conf で制御できるようになっています。

1./etc/wsl.conf設定

wsl.conf
$ sudo vim /etc/wsl.conf

下記の通り設定してください。

wsl.conf
[automount]
enabled=true                # Cドライブなどの DrvFs の自動マウントする
mountFsTab=true             # WSLの起動時に /etc/fstab を読み込んで自動的にマウントする
root="/mnt/"                # DrvFsのマウント先
options=""                  # DrvFsのマウントオプション
                            # 規定値: "uid=1000,gid=1000,umask=000,fmask=000,dmask=000"
crossDistro=true            # ディストリビューションを跨いだマウントをサポートする (ver2004以降)

[network]
generateHosts=true          # /etc/hosts を自動生成する
generateResolvConf=true     # /etc/resolv.conf を自動生成する

[interop]
enabled=true                # WSL内からWindowsプログラムの起動をサポートする (ver1809以降)
appendWindowsPath=true      # WSL内のPATH環境変数に、WindowsのPATH環境変数を追加する (ver1809以降)

[user]
default="develop"           # 規定のログインユーザ名を指定する (ver2004以降) 規定値: レジストリ値に従う

[filesystem]
umask=0022                  # デフォルトのパーミッションを指定する (ver2004以降)

2./etc/fstab設定

次に/etc/fstabを設定します。

/etc/fstab
$ sudo vim /etc/fstab

ファイル末尾に下記の行を追記します。
例)マウント元windows側ドライブ「f:」、マウント先Linux側ドライブ「/mnt/f」の場合

/etc/fstab
# network drive
f: /mnt/f drvfs metadata,noatime,uid=1000,gid=1000,defaults 0 0

3.マウントディレクトリ作成

$ sudo mkdir -p /mnt/f
$ sudo chown -R develop:develop /mnt/f
$ sudo chmod -R 777 /mnt/f

4.確認

マウントしてみてください。

$ sudo mount -a
$ ls -la /mnt/f

1.2.ConEmu・Nyagosインストール・設定 < 前 **1.3.Windowsドライブマウント設定** 次 > 1.4.Google Driveマウント設定

13
11
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
13
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?