全ての開発者がQiitaへのアウトプットをやめるべき理由 - Qiita がバズっている理由はなんだろう。
そこには隠された仕組みと戦略があった。
まとめ
- SNSごとに「仕組み」があるので、うまく使う。システムなくして炎上なし。
- 自己承認欲求、議論したい欲求、矛盾を指摘したい欲求など、人間心理をうまく使う。人なくして炎上なし。
一、システムなくして炎上なし
トレンドを制する者が炎上を制する
いちど波に乗れば強い。波に乗り続けよう。
- まずは10いいねを集めてマイルストーンに乗る。
- 100いいね / 300 いいねでまたウェーブが訪れる。
- トップページのトレンドに乗るのを目指す。
- ここに乗れるか乗れないかで、燃え具合はは全く違ってくる。
その具体的な手法は後述する。
通知を制するものが炎上を制する
- Qiitaの場合、コメント機能と通知機能が「強いつながり」を持っている。
- いちどでもコメントを付けたユーザーには、別の人のコメントが通知される。
- Qiitaはなぜ炎上するのか。「コメント通知」の解除手段がないとどうなるか。サービス設計/UI/UX/仕組み/システム面/ユーザー行動から考えてみる。 - Qiita
- コメント機能で議論を呼ぶと、炎上、バズにつなげやすい。
- 通知は「トレンド」についで、人の注意力、アテンションを引く最大の仕組み。2大巨塔。
一、人なくして炎上なし
- 炎上は人が起こすもの。人の興味を引けたら勝ち。
フォローを制する者が炎上を制する。
- 「自分の記事に興味を引きそうなユーザー」を大量にフォローする。
- いいねよりも「フォロー」は強力。「あ、自分に興味を持ってくれたんだ」と思って、その人の記事をチェックする。
コミュニティ活動が盛んなユーザーの注意を引く
- @qiitadaisuki さんの「フォローリスト」を見ると、127ユーザーがフォローされているのが分かる。
- 「アカウント選別」がどれぐらい戦略的におこなわれたかどうかは不明。
- 「コメント数の多い、コミュニティ上で活動的なユーザー一覧」みたいなリストがあれば、そのアカウントをフォローしたら効果的かもしれない。
フォローがコメントにつながった実例
- @YumaInaura も「フォロー」をきっかけに初コメントを付けた。
- その時は、記事もまだ「0いいね」で「へぇ、こんな尖った記事もあるんだ」ぐらいの印象だった。
- たぶん最初は、皆そんな感覚だろうと思う。大災害と同じ。「炎上の始まりだった」と気付くのは後になってから。
ツッコミを制する者が炎上を制する。
- ツッコミどころをたくさん用意しておく。
- Qiita批判の記事なのに qiitadaisuki というアカウント名だったり。
- 「さっと読んでも気付かないけど、よく読むと変だぞ」「俺は見つけた!」的なアハ体験になるとさらに良い。
- 時間がない人はざっと読んで「同意できる」「いいね」するし、読む時間がある人は「おかしいぞ」とツッコミを入れる。いいねとコメントの両取りが出来る。
感情を制する者が炎上を制する。
- 炎上のターゲットが感情的になるような内容を混ぜておく。
- ソーシャル炎上の歴史も長いので、多くの人が知るところ。
ところで炎上ってそんなに悪いことなの?
- 個人攻撃にまで発展するような炎上はよろしくない。
- あくまで技術共有サイトとして使っているユーザーにとっては大迷惑。
- 自由闊達な議論がおこなわれるのは悪くないと思う。
ソーシャルハッカーはお好きですか?
- 炎上を起こすのはソーシャルハッキングだ。
- プログラマなら「ハッカーが大嫌い」という人はいないと思う。
- じゃあ、なぜ「ソーシャルハッカー」は嫌いなのだろう。尊敬して良いぐらいだと思わないだろうか。
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あわせて書きたい
- Qiita炎上から見を守ろう。自衛のための5のチェックリスト。
- 「Qiitaのタイトルを考える」「サザエさんに学ぶ 三本立て戦略」「名言ジェネレーターになろう」
- この記事を三記事ぐらいに分割して、各テーマを広げてみたい。
- 「Qiita炎上の火種」には誰も気付いていなかった。「フォローの仕組み」がうまく活用されていたのだ。
- Qiitaにおける「コメント・マイノリティ」と「いいね・マジョリティ」。
- 炎上問題を議論しているのは、実は僕ら、コミュニティ活動が熱心な1割のユーザーだったりしないか?
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