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Qiitaはなぜ炎上するのか。「コメント通知」の解除手段がないとどうなるか。サービス設計/UI/UX/仕組み/システム面/ユーザー行動から考えてみる。

Last updated at Posted at 2018-11-11

最近のQiitaの記事の質が下がってきている事への考察 ではシステム論、マナー論、コミュニティ論などを含めて本当に興味深い議論がされていると思う。

Qiitaのコメント通知の仕組み

Qiita記事にコメントすると、他全ての人のコメントが通知されるようになる。

いちどでも記事にコメントをつけると、永遠に他の人のコメントが届き続ける。

特に最近の炎上系の記事だと、1日に100回も通知が飛んでくることもある。

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ユーザー行動への影響大

これ、けっこう穴じゃないだろうか。ユーザー行動に大きな影響があるんじゃないかと思う。

右上に「赤い通知マーク」が着いたら誰だってすかさずチェックするし、これがコメントがコメントの応酬を呼びやすい。

個人的には、これはシステム設計が単に考慮されていない部分だと思う。

雪だるま式。通知爆発。倍々ゲームで「通知を受け取るユーザー数」が増える。

最初の方は、通知を受け取るユーザーは数人だ。

だけど後半になればなるほど、通知爆発が起こる。

たとえば30人がコメント欄に書き込んだ記事であれば、ひとりのユーザーがコメントを書き込むだけで、30人が通知を受け取ることになる。

これによって雪だるま式に記事は「炎上」していく。

これはまさに本質的に、炎上というものの仕組みとマッチしているように思う。

コメント通知の解除手段がない

あるのだろうか。少なくともQiitaを3年間使っているユーザーイズ俺が気付かないぐらいには気づきにくい。

自分のコメントを削除するしかないのだろうか。いや、前に試したらそれでも通知は来ていたような気もする。

通知を消すためだけに自分のコメントを削除するというのも変な話だ。

炎上していない時には気づけない

「炎上している記事にはコメントを書かなければ良い」と思うかも知れないが、そもそも、記事というのは最初は何も火がないところから、段々と燃え広がっていくものだ。

たとえば僕が 全ての開発者がQiitaへのアウトプットをやめるべき理由 - Qiita にコメントした時は、まだいいねもゼロ個で「こんな記事もあるんだな」「僕とは反対意見で、面白い、参考になる」と思ったぐらいの状態だった。

だけど、そのあと少しずつ議論が広がっていった。炎上レベルとは言えないかも知れないけれど、全く燃えていないかというと違う。

最近の通知のトレンドは「フォロー」の概念

Facebookなんかは「通知」や「タイムラインでの表示」をひとつの概念である「フォロー」にまとめていたように思う。

サービス設計・再設計の段階で「通知」ではなくて「フォロー」というレイヤーを作ってしまうのが良いじゃないだろうか。

ユーザーが自由に「フォロー状態」を管理することが出来るのが良い

以下の全てを、同一の概念として扱って、ユーザーが自由に設定・解除を出来るようにする。

  • アカウントをフォローする。
    • 今もQiitaにある仕組み。
    • 個人的には、これも右上の「通知の赤」に出てきほしい。
    • Qiitaの「タイムライン」は全然タイムラインっぽくないし。
  • タグを「フォロー」する。
  • コメント通知を受け取るかどうかを「フォロー」で管理する。

などなど。

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