415
207

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

全ての開発者がQiitaへのアウトプットをやめるべき理由

Last updated at Posted at 2018-11-10

(タイトルは流行に合わせて付けました)

エンジニアのアウトプット、Qiita記事の質、おかしな記事のアカウント停止等、Qiita周辺で色々と話題が耐えない昨今ですが
Qiitaでのアカウント停止に関する考えについて - Qiita Blog
という記事が発表され

Qiitaでは「技術的にレベルが低い」「技術的に間違っている」「Qiitaというサービスや運営に批判的である」といった理由で記事の非公開化やアカウント停止という措置を取ることはございません。

と明言されたのでこの機会にQiitaに記事を書くのをやめるべきだと思う理由を書かせていただきます。

アウトプット=Qiitaではない

  • 「エンジニアのアウトプットは大切」
  • 「Webでアウトプットが確認できると採用可能性が上がる」

これらは事実でしょう。しかしアウトプット先がQiitaである必要は全くありません。

むしろ個人サイトのほうが技術証明になる

  • Qiitaに登録してMarkdownで記事を書いているだけの人
  • 個人サイトでWordPress等のシステムを運用して記事を書いている人

これだけで比較した場合、技術力の証明という意味では後者のほうが優れているのではないでしょうか?
特にWordPressやRails、React等、需要の高い技術を使って個人サイトをしっかりと構築すればそれ自体がポートフォリオとなるでしょう。

技術記事には価値がある

ダンピングという言葉を知っていますか?

不当廉売 - Wikipedia

不当廉売(ふとうれんばい、英語: dumping, ダンピング)とは、市場の健全な競争を阻害するほど不当に安い価格で商品を販売すること。

技術的知識には一定の価値があります。どんな軽いことでも時間を費やして得た知識には価値があります。それどころかとても高度な記事をQiitaに投稿する人もいますよね。皆さんが無償でQiitaに記事を書く行為もこのダンピングに近いのではないでしょうか?
自己運営のブログに公開すれば直接的でなくともアフィリエイト等で本人に対価が行く可能性もあったはずです。より高度な知識なら、個人でもnoteや技術系同人誌などの方法で販売することもできたはずです。しかし皆がQiitaに無償寄稿し続ける限り儲けるのはQiitaだけです。

SEOによる悪循環

皆がQiitaを利用し大量の記事が集まることによりQiitaはSEOに極端に強くなり、何で検索しても結果上位がQiitaとなっています。これは主に以下2つの結果をもたらします。

  • 質の低い記事でもQiitaにあるだけで上位に表示される
  • 個人サイトへのアクセスが減りQiitaだけが儲かる

Qiitaをやめればおかしな人達を排除できる

意味のわからない記事を書いて炎上しトレンドに入る人、注目されやすさを狙った記事を書き売名を狙う人、それらの人達がQiitaに来る理由はQiitaに人が集まっているからです。既に人が集まっているからそういう人達が寄ってくるのです。これはQiitaの人気がこのまま続く限り避けられません。
しかし高品質な記事を書く人達がQiitaを使うのをやめれば、次第にQiita自体の価値が下がるでしょう。そしてQiitaに目を向ける人が減れば、上記のような注目されたいだけの人も行き場を無くすでしょう。

まとめ

  • Qiita以外のアウトプット場所を自作する方が技術力の証明になる
  • Qiitaに投稿することで各個人が本来取り得た対価を損なっている
  • Qiitaへの一極集中が解消されれば
    • 質の低い記事を目にすることも無くなる
    • 注目目当ての人達の居場所も無くなる

以上のことから、全ての開発者がQiitaを離れるという選択肢は様々な一考の価値があると私は考えます。
将来Qiitaが廃れたときのリスクヘッジの意味でも、早いうちに個人サイトを作成して独り立ちしておくことをお勧めします。

415
207
76

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
415
207

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?