背景や前提事項
- 当記事では、Software版のIBM Cloud Pak for Data から、クラウドデータベースであるTiDB(MySQL互換,PingCAP社製)に対して、JDBC接続を用いてアクセスした手順を記載しています
- 本記事に記載される手順は2024年12月時点での各種環境に依拠しています
- 本記事に記載される内容は、その結果を必ずしも保証するものでは有りません
- TiDBのアカウントは作成済という前提で記載しています
- アカウント作成は、以下URLからお試しください。Google アカウントとも連携しているので簡単に作成できます
手順
CP4DでJDBCドライバーUploadを有効化する。
- 以下ドキュメントを参考に実施します
コマンドラインでの実施結果
- パッチ適用
[root@localhost ~]# oc patch ccs ccs-cr \
--namespace=${PROJECT_CPD_INST_OPERANDS} \
--type=merge \
--patch '{"spec": {"wdp_connect_connection_jdbc_drivers_repository_mode": "enabled"}}'
ccs.ccs.cpd.ibm.com/ccs-cr patched
[root@localhost ~]#
- ステータスの確認
- 下記コマンドの実行結果が、InProgressになり(なるまで少しかかります)、その後Completed に変わるまで待ちます
- 数分かかります
[root@localhost ~]# while true; do oc get ccs ccs-cr --namespace=${PROJECT_CPD_INST_OPERANDS} | grep ccs-cr; echo; sleep 30; done
〜 中略 〜
ccs-cr 9.3.0 9.3.0 InProgress 33d
ccs-cr 9.3.0 9.3.0 InProgress 33d
ccs-cr 9.3.0 9.3.0 InProgress 33d
ccs-cr 9.3.0 9.3.0 Completed 33d
^C
[root@localhost ~]#
CP4Dにて汎用JDBC接続を作成する
MySQLのJDBCドライバークラスを確認する
- 以下がJDBCドライバークラスです
com.mysql.cj.jdbc.Driver
MyuSQL のJDBCコネクターを手元にダウンロードする
ドライバーはこちらから入手しました
- ログイン画面を経て、以下から「Download Now」をクリックしてファイルをダウンロードします
- 以下、ダウンロードしました
shumpei.kubo@ShumpeinoMacBook-Pro Downloads % ls -ltra | grep mysql | grep 9.1
-rw-r--r--@ 1 shumpei.kubo staff 5319565 12 14 15:44 mysql-connector-j-9.1.0.zip
shumpei.kubo@ShumpeinoMacBook-Pro Downloads %
TiDB の接続情報を確認します
- 以下、別の記事で記載していますのでご参照ください
- TiDB にDBerver で接続してみた/手順/TiDBにて/接続情報を確認する
CP4D の接続画面より、JDBC接続を作成する。
- CP4Dの「接続性」画面から新規接続をクリック
jdbc:mysql://[TiDB’sURL].com:4000/[database]
- また、再掲ですが、JDBCドライバードライバー・クラスは、下記です
com.mysql.cj.jdbc.Driver
後続作業
- 本記事では、外部データソースとしてのTiDBへの接続を実施しました
- 後続の別記事では、当該接続を経て、TiDBに格納されたデータのメタデータをインポートしてみます