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さくらVPSでCentOS7 9.環境のバックアップ

Last updated at Posted at 2019-08-01

はじめに

自由にテスト出来るLinuxのサーバーがほしくて、さくらVPSで構築してみました。
順次手順をアップしていく予定です。

今回は、環境のバックアップです。
さくらVPSにはバックアップ機能が無いようなので、ツールをインストールしました。
バックアップツールは「MondoRescue」を、圧縮には「LZO」を使用します。

#目次

  1. 申し込み
  2. CentOS7インストール
  3. SSH接続
  4. Apache・PHPインストール
  5. MariaDBインストール
  6. FTP接続
  7. sftp接続
  8. phpMyAdminインストール
  9. 環境バックアップ
  10. Ruby On Railsインストール
  11. RailsプロジェクトをGitで共同開発

#9.環境のバックアップ

インストール

MondoRescueとLZOをインストール

$ cd /etc/yum.repos.d/
$ sudo wget http://www.mondorescue.org/ftp/centos/7/x86_64/mondorescue.repo
$ sudo yum -y install mondo lzop

このまま動かすとCentOS7では容量不足のエラーが出るようなので、以下の設定をしておきます。

エディタを起動し、/etc/mindi/mindi.confを開きます

$ sudo vi /etc/mindi/mindi.conf

以下を追加

EXTRA_SPACE=524288
BOOT_SIZE=131072

以上でインストールは完了です

バックアップ

バックアップ用のフォルダを作成

$ sudo mkdir /backup

バックアップ実行

$ sudo mondoarchive -Oi -L -N -s 5000m -d /backup -E /backup

使用したオプションは以下です

オプション 内容
-O バックアップ実行
-i バックアップデータをISOイメージで出力
-N ローカルディスクのみバックアップ対象とする
-s size CD/DVD, ISOの最大サイズ
-d path バックアップイメージの出力パス
-E path 除外するディレクトリ(パイプ区切り)

毎日バックアップしたいなら

私のサーバーはテスト用なので、アプリのインストール前とかにバックアップを作成し、FTPでローカルパソコンに転送して保存しています。

毎日バックアップするならば、スクリプトで自動化した方が良いと思います。
/etc/cron.daily/にスクリプトを置いておくと、毎日実行されます。

※ただし、/backupに貯めてもおいてもバックアップにはなりませんので、/backupを何処かのオンラインストレージ等にマウントして、データをサーバー外部に保存できるようにする必要があると思いますが、今回はそこまではしませんのであしからず。

$ sudo vi /etc/cron.daily/auto_backup.sh

以下の内容を打ち込みます
何日前まで残すかは、-mtime の引き数で決まります。
-mtime +3 だと、4日前~過去のデータが削除されます。

#!/bin/bash
today=$(date +%Y%m%d)

#Backup_日付.isoのファイル名でバックアップ
mondoarchive -O -i -N -L -s5000m -E"/backup" -d /var/tmp -p Backup_${today}
#バックアップイメージを移動
mv /var/tmp/Backup_${today}-1.iso /backup
#古いバックアップイメージを削除
find /backup -type f -mtime +3 -exec rm -f {} \;

実行権限を与えます

$ sudo chmod 755 /etc/cron.daily/auto_backup.sh

#次回

前回:phpMyAdminインストール
次回:Ruby On Railsインストール

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