「Power Virtual Server のリリース・ノート」に「2026年10月1日」の更新が追記されました。
Power11 以降のシステムに導入されたVSI向けのインフラストラクチャ選択の簡素化
IBM Power 11 以降、 Power Virtual Server では、 IBM データセンターにおけるインフラストラクチャの選択方法が変更されました。 特定のハードウェアマシンタイプを選択する必要はありません。 その代わりに、 Power11 などのハードウェア世代を選択し、コア数やメモリ容量などの VSI の要件を定義して、VSI をデプロイしてください。 Power Virtual Server は、選択されたハードウェア世代内の適切なインフラストラクチャに VSI を自動的に配置します。 詳細については、 IBM Power11 に展開されている VSI において、簡素化されたインフラストラクチャの選択はどのように機能するのでしょうか? をご覧ください。
リンク先には、こうあります。
IBM Power 11 に展開されている VSI において、簡素化されたインフラストラクチャの選択はどのように機能するのでしょうか?
IBM データセンターIBM Power 11 以降、 Power Virtual Server は、すべての Power11 マシンタイプ( S1122、 E1150、 E1180 )を、世代ベースの単一のホストグループにまとめます。 仮想サーバーインスタンス(VSI)を作成する際は、特定のマシンタイプではなく、ハードウェア世代( Power11 など)を選択します。 Power Virtual Server は、お客様のワークロードに適した、サポート対象のホストサーバーを自動的に割り当てます。
Power11 でVSIを構成する際は、オペレーティングシステムの互換性、ワークロードの要件、ソフトウェアの階層、およびハードウェアの世代に基づいてインフラストラクチャの決定を行います。 Power Virtual Server は、ワークロードの要件に基づき、選択されたハードウェア世代内のサポート対象ホストサーバーにVSIを配置します。 Power11 で VSI を構成する際、 S1122、 E1150、 E1180 といった特定の Power11 マシンタイプを選択する必要はありません。
Power9 また、 Power10 のマシンタイプについては、引き続き既存の選択モデルが採用されており、VSIを作成する際に特定のマシンタイプを選択することになります。
PowerVSでPower11をオーダーする時は、特定モデルではなく「Power11」を選択
長々と書いてありますが、PowerVSでPower11をオーダーする時は、モデルの選択はできなくなっていて「Power11」を選択するしかないように変更されたということです。
投稿時点のTOK04での選択肢はこうなっています。
これまでは「PowerVS IBM i 日記(104): 東京(TOK04)・大阪(OSA21)でPower11(S1122)が利用可能」の下記のスクリーンショットのように、Power11でもモデルが選択できました。
なお、Power9は「PowerVS IBM i 日記(111): PowerVS上でのPower9のEOLが発表-2027年12月31日」の通り、現在所有していないDCにはオーダーできません。
そのため、現在の選択肢には表示されていません。
モデルは構成によって自動選択
S1122とE1180があるeu-de-1(FRA04)で、仮想シリアル番号を使わずに、4.25 CoreのIBM iをオーダーします。
P10の条件は4 Coreまでのため、S1122ではなくE1180が選択されるはずです。
正常にデプロイされました。
ポータル上の表示は「Power11」とあるだけで、どのモデルにデプロイされたか不明です。
「DSPHDWRSC *PRC」で確認すると「9080-HEU」にデプロイされています。
「9080-HEU」は「E1180」です。
S1122しかないTOK04/OSA21でS1122の制限を超えてもオーダー時にエラーにならない
TOK04/OSA21にはS1122しかありません。
S1122ではカバーできない、仮想シリアル番号を使わない4.25 CoreのIBM iをTOK04にオーダーします。
ポータルのUI上、エラーは発生せず、オーダーできてしまいます。
ここからのスクリーンショットは、この現象の確認用に16 CoreをTOK04にオーダーしたものです。問い合わせのため、英語画面になっています。
デプロイ後は長時間「Building」のままでした。
削除もできない状態でした。
ここで、Caseを上げました。回答はこうです。
I can see that the VM has failed to create due to number of requested v CPU is greater than the supported maximum.
しかし、まだオーダーをキャンセルできません。オーダーから3時間半ぐらいのあとに、状況がCriticalになり、その後しばらく待って、インスタンスの削除が選択できるようになりました。
ポータルでオーダー時にエラーにならない件は、このように「仕様でデザインどおり」言われました。この時点でもステータスは「Building」のままでした。
The UI is working as designed. Your test VM ended in error state but if you click on it and move your mouse to the error sign,
you will see what the error is saying:
No valid host was found. No suitable host found for create operation. The number of vCPUs requested is greater than the supported maximum of 4 per instance, as defined by system policy.This is all working as designed.
TOK04/OSA21の新規オーダーは仮想シリアル番号でP20まで
繰り返しですが、TOK04/OSA21にはS1122しかありません。S1122では仮想シリアル番号を使わない場合はP10、使う場合はP20までの構成が可能です。
ポータルでのオーダー時に、この範囲を超える場合はエラーにしてほしいところですが、エラーにならないのが仕様なら自分で管理するしかありません。
Tierの確認やモデルごとの上限は「Virtual Software Tier (VST) for IBMi」でも確認できます。
DCごとに利用可能なPower11を知る方法はあるか?
ポータルでのオーダー時にチェックされず、オーダー後もすぐにエラーにならないのであれば、自衛のために各DCでどのようなモデルがあるかを知る必要があります。
しかし「PowerVS IBM i 日記(105): IBM Cloud CLIでPowerVSのDCの利用可能な機能やいろいろな情報を確認する」で紹介した「ibmcloud pi datacenter get [DC名]」でも利用可能なPower11モデル名は表示されなくなっていました。
(ここまで略)
機能の詳細:
DisasterRecovery
AsynchronousReplication
Enabled true
TargetLocations
Region osa21
Status active
SynchronousReplication
RegionalSnapshots
Enabled false
RegionalSites []
SupportedSystems
Dedicated [s1022]
General [Power11 s1022]
ZonalSnapshots
Enabled false
StoragePools []
継続調査し、追加情報があれば更新します。
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