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PowerVS IBM i 日記(4): PTF をオーダーして適用する

Last updated at Posted at 2020-09-13

PTF をオーダーして適用する

2020/11/18 追記
東京 04 の IBM i 7.4 でオーダーしたところ *SAVF ではなく *IMAGE で配布されました。
詳しくは「SNDPTFORD で PTF が *SAVF ではなく *IMAGE で配布される」を参照してください。
-- 追記 終了 --

前回までで、通常の5250 接続ができるようになりました。
今回は、保守の基本として、PTF をオーダーして適用したいと思います。

オーダー先は FixCentral ではありません。

FixCentral では、有効な SWMA/HWMA 契約を前提とした IBM お客様番号(ICN) に紐づいた IBM ID で Web にログインして、FTP をオーダーし入手します。
しかし、Power Systems Virtual Server の利用にたいして ICN が提供されるわけではありません。
Power Systems Virtual Server 用のPTF オーダーは FixCentral では行いません。

SNDPTFORD でオーダーします

懐かしいですね。SNDPTFORD。

WRKPTFGRP でデプロイ直後の状況を確認すると、TR で導入した初期状態のようです。

image.png

現在のSNDPTFORDは、PTF 番号でなくても、累積やグループのオーダーが可能になっています。

image.png

まずは、累積のオーダーをします。

SNDPTFORD PTFID((*CUMPKG)) 

必須項目のみ、入力しました。

image.png

image.png

image.png

「Send service request now」でオーダーします。

image.png

PTF の適用状況がチェックされ、必要なもののみがダウンロードされるようです。

image.png

JOBLOGを確認すると、オーダーを実際に開始したのは 01:49:51 でした。

image.png

終了したのが 03:53:07 なので 2時間とちょっとかかりました。
これは、適用が必要(ダウンロードが必要)な PTF の量に依存するはずなので、次回はもっと短いことを期待します。

image.png

wrkptfgrp で確認すると、こんな感じです。累積PTFをオーだすると最新の、GROUP HIPER と DB2 FOR IBM I が一緒にオーダーされているのが分かります。

image.png

GO PTF から適用します

「GO PTF」から「8」を選びます。

image.png

電子的にオーダーしたので、PTF は *SAVF として保管済みです。
「Device」には「*SERVICE」を指定します。

     Device . . . . . . *SERVICE
     Automatic IPL  . . Y = Yes or N = No
     Prompt for media . 1
     Restart type . . . *SYS
     Other options  . . Y = Yes

image.png

自動IPLを指定しましたが、操作がコンソールからでなく、システムも制限状態ではなかったので確認が求められました。

image.png

パッケージに含まれているが場外したいPTFの確認画面をENTERで抜けると、PTF の LOAD が始まります。

image.png

自動の RE-IPL が開始されると、ssh トンネルのセッションは切断されます。

すぐにはコンソールは接続できませんが、ポータルから現在の SRC が確認できます。が

image.png

コンソールの接続が可能になりました。

image.png

「WRKPTFGRP」で確認すると、累積、HIPER、DB2 の PTF が適用されっているのが分かります。

image.png

正常に適用されました。


当日記のIndexはこちらです。


許可の無い転載を禁じます。
この記事は筆者の個人的な責任で無保証で提供しています。
当記事に関してIBMやビジネスパートナーに問い合わせることは、固くお断りします。

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