PTF をオーダーして適用する
2020/11/18 追記
東京 04 の IBM i 7.4 でオーダーしたところ *SAVF ではなく *IMAGE で配布されました。
詳しくは「SNDPTFORD で PTF が *SAVF ではなく *IMAGE で配布される」を参照してください。
-- 追記 終了 --
前回までで、通常の5250 接続ができるようになりました。
今回は、保守の基本として、PTF をオーダーして適用したいと思います。
オーダー先は FixCentral ではありません。
FixCentral では、有効な SWMA/HWMA 契約を前提とした IBM お客様番号(ICN) に紐づいた IBM ID で Web にログインして、FTP をオーダーし入手します。
しかし、Power Systems Virtual Server の利用にたいして ICN が提供されるわけではありません。
Power Systems Virtual Server 用のPTF オーダーは FixCentral では行いません。
SNDPTFORD でオーダーします
懐かしいですね。SNDPTFORD。
WRKPTFGRP でデプロイ直後の状況を確認すると、TR で導入した初期状態のようです。
現在のSNDPTFORDは、PTF 番号でなくても、累積やグループのオーダーが可能になっています。
まずは、累積のオーダーをします。
SNDPTFORD PTFID((*CUMPKG))
必須項目のみ、入力しました。
「Send service request now」でオーダーします。
PTF の適用状況がチェックされ、必要なもののみがダウンロードされるようです。
JOBLOGを確認すると、オーダーを実際に開始したのは 01:49:51 でした。
終了したのが 03:53:07 なので 2時間とちょっとかかりました。
これは、適用が必要(ダウンロードが必要)な PTF の量に依存するはずなので、次回はもっと短いことを期待します。
wrkptfgrp で確認すると、こんな感じです。累積PTFをオーだすると最新の、GROUP HIPER と DB2 FOR IBM I が一緒にオーダーされているのが分かります。
GO PTF から適用します
「GO PTF」から「8」を選びます。
電子的にオーダーしたので、PTF は *SAVF として保管済みです。
「Device」には「*SERVICE」を指定します。
Device . . . . . . *SERVICE
Automatic IPL . . Y = Yes or N = No
Prompt for media . 1
Restart type . . . *SYS
Other options . . Y = Yes
自動IPLを指定しましたが、操作がコンソールからでなく、システムも制限状態ではなかったので確認が求められました。
パッケージに含まれているが場外したいPTFの確認画面をENTERで抜けると、PTF の LOAD が始まります。
自動の RE-IPL が開始されると、ssh トンネルのセッションは切断されます。
すぐにはコンソールは接続できませんが、ポータルから現在の SRC が確認できます。が
コンソールの接続が可能になりました。
「WRKPTFGRP」で確認すると、累積、HIPER、DB2 の PTF が適用されっているのが分かります。
正常に適用されました。
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