前回の下記ではTOK04のPowerVS ストレージコントローラーの新モデルへの更新の対象かの確認をお願いしました。
この更新は各地のDCで実施されていて、下記のために今年の7月にeu-de-1(FRA04)で作成したIBM iが移行対象となりました。
日本時間で2026年9月10日に実際に移行が実施されたので、その内容を共有します。
事前のストレージ状況
事前の状況を確認します。
なお、今回、スナップショットはありません。
OSから見たストレージ状況
OSから見たストレージ状況を確認します。
WRKDSKSTS
OSからは100GB(表示上は95GB)が、ひとつ見えています。
ストレージ・パス状況
ストレージ・パスの状況はSSTから確認できます。
STRSST
3. Work with disk units
1. Display disk configuration
9. Display disk path status
表示されました。
S/N「Y43A5C008ECC」が確認できます。
資源「DMP001」から「DMP008」があります。4つが「Active」で、残り4つが「Passive」です。
ストレージ資源の接続状況とWWPN
ストレージ資源の接続状況とWWPNを確認します。
DSPHDWRSC TYPE(*STG) OUTPUT(*PRINT)
構成を見るだけであれば「DSPHDWRSC TYPE(*STG)」での画面表示でもいいのですが「OUTPUT(*PRINT)」とすると、接続詳細やWWPNが確認できるので、そちらを使いました。
出力しておけば、事前・事後の比較にも利用できます。
Storage Controller「DC05」にはDisk Unit「DMP001」と「DMP002」がS/N「Y43A5C008ECC」で接続されています。
「Active/Passive」は4ペアあるので「DC05」から「DC08」の4つのStorage ControllerにDisk Unitがずつ接続されています。
先ほど確認したストレージ・パスの状況と合わせると、同じStorage Controllerにつながった片方が「Active」で、もう片方が「Passive」なのが分かります。
例えばStorage Controller「DC05」では「DMP001」が「Passive」で「DMP002」が「Active」です。
4つのStorage Controllerが、それぞれSwitched fabricとしてWWPNに接続しています。
移行の実施
予定
今回の予定はCaseで下記が通知されていました
Migration Window:
Date: Sept 10, 2026
Time: 11:00 AM - 13:00 AM (CEST Time)
日本時間に直すと「18:00-20:00」です。
開始 - 18:11:12
「2026-09-10 18:11:12」に下記の通知がありました。
Dear YASUHIRO-SAN,
we are beginning the maintenance as planned. Will update here once completed.
Thanks.
QSYSOPRにメッセージ - 18:26:51~18:26:55
今回、6回の「CPPEA36」が確認できました。
ひとつめが、これです。
このインスタンスのタイムゾーンはUTCなので「09:26:51」は日本時間の「18:26:51」です。
最後のものはUTCで「09:26:55」、日本時間で「18:26:55」でした。
完了報告 - 18:54:03
「2026-09-10 18:54:03」に下記の更新がありました。
Dear Yasuhiro-san,
the migration to the new Storage System has completed successfully, the new pathes are:
fra04-76-84-a9648a73-00048f0b-32778220
C050760CB5EE6988 FC (SCSI)
Active
2
C050760CB5EE6989 FC (SCSI)
Offline
0
C050760CB5EE698A FC (SCSI)
Active
2
C050760CB5EE698B FC (SCSI)
Offline
0
C050760CB5EE698C FC (SCSI)
Active
2
C050760CB5EE698D FC (SCSI)
Offline
0
C050760CB5EE698E FC (SCSI)
Active
2
C050760CB5EE698F FC (SCSI)
Offline
0
We see 4 active and Offline (Stand-by) which is as intended.
Thanks a lot for your co-operation. If you have any question, do not hesitate to contact us.
close notes - 18:55:28
「2026-09-10 18:55:28」に下記の更新がありました。
開始後「0:44:16」の時点です。
close notes: Migration Complete.
メッセージは出ましたが、作業の期間、IBM iとしてのオペレーションには一切影響はありませんでした。
移行後のストレージ状況
移行後の状況を確認します。
ストレージ・パス状況
移行後、16のパスが表示されました。当初にあった「DMP001」から「DMP008」は「Failed」で、新規に認識された「DMP009」から「DMP016」が「Active/Passive」のペアになっています。
ストレージ資源の接続状況とWWPN
Storage Controllerの名前は変わっていません。ひとつのStorage Controllerに4つのDisk Unitが接続されています。
「Active」と「Passive」が一つずつ、「Failed」がふたつずつです。
なお、4つともLocationが見えています
WWPNは変わっていません。
既存のStorage Controllerに、新しいDisk Unitを二つ追加した上で、既存の二つを切断したようです。
IPLの実施後の状況
IPLをしました。
ストレージ・パス状況
IPLしたところ「Failed」だったものは「Missing」になりました。
ストレージ資源の接続状況
「Missing」になったDisk Unitは、まだ接続されているように見えますが、Locationが表示されなくなっていました。
「Missing」になったDisk Unitの除去
「Missing」になったDisk Unitを除去します。
除去の実施
作業はSSTから行います。
STRSST
1. Start a service tool
7. Hardware service manager
4. Failed and non-reporting hardware resources
4=Remove
「632C-002」は、仮想光ディスク装置です。今回の作業とは無関係なので、とりあえず除去しませんでした。
Enter
ストレージ・パス状況
ストレージ・パスの状況を確認すると「Missing」のものは無くなりました。
ストレージ資源の接続状況
「DSPHDWRSC」の表示からも除去されています。追加された「DMP009」から「DMP016」だけが表示されています。
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