Chrome84でHTTP/3が意図せず有効になる
現象
特定のPCのみ、Chrome84にてDevToolを起動した状態でGoogleなどのHTTP/3対応サイトにアクセスするとプロトコルがh3-Q050と表示されてしまうため、その原因が知りたいです。
期待値
Chrome84ではHTTP/3はデフォルト無効のため、プロトコルがh2と表示されるはずです。
環境
Chrome: バージョン: 84.0.4147.135(Official Build) (64 ビット)
拡張機能は全て無効化済み
OS: Windows 10
VPN: なし
Proxy: なし
Firefox: 79.0 (64 ビット)
Edge: バージョン 84.0.522.61 (公式ビルド) (64 ビット)
試したこと
「キャッシュの削除とハード再読み込み」を実行すると、そのリクエストだけはh2プロトコルで通信されますが、次回以降はまたh3-Q050となります。
chrome://flags/#enable-quic
の設定値はdefaultで、Disabledに変更すればh2プロトコルになります。
chrome://version/
コマンドライン:"C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --enable-audio-service-sandbox --origin-trial-disabled-features=MeasureMemory --flag-switches-begin --flag-switches-end --enable-audio-service-sandbox
なので、「--enable-quic」などのオプションは見当たりませんでした。
シークレットモードでも通常のChromeと同じ挙動です。
同一PCのEdgeやFirefoxではプロトコルはh2と表示されます。
別のPCでは同一バージョンのChromeを使用してもプロトコルはh2のままでした。
予想
何かのChromeの設定を変更したことでHTTP/3が有効になってしまっているのだと思います。
が、これといった項目が思い当たりません。