はじめに
この記事は「ただただアウトプットを癖付けるための Advent Calendar 2024」に投稿した記事です。
最初の記事にも書いた通り、私は生物物理の実験を専門にしている研究者です。
最近はデータ解析のため機械学習のコード開発も行っており、幸いにもその成果がNeurIPSに採択されました。
今回は、AWSに手を出してみた話を書きます。
クラウドサーバーについては、以前から興味があったのですが、なかなか手を出す機会がありませんでした。
Google colab以外での実行環境を持つことで、より大規模なデータ解析や機械学習の実行が可能になるかもしれないと考え、今回はAWSを選びました。
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AWSとは
AWS(Amazon Web Services)は、Amazon.comが提供するクラウドコンピューティングサービスです。
AWSは、世界中のデータセンターでサービスを提供しており、多くの企業や個人が利用しています。
AWSのサービス
AWSには、多くのサービスが提供されています。
主なサービスを以下に示します。
- Amazon EC2
- クラウド上で仮想サーバーを提供するサービス
- Amazon S3
- オブジェクトストレージサービス
- Amazon RDS
- 関係データベースサービス
AWSの料金
AWSの料金は、サービスごとに異なります。
主な料金体系を以下に示します。
- Amazon EC2
- 時間ごとの課金
- Amazon S3
- ストレージ容量ごとの課金
- Amazon RDS
- インスタンスタイプごとの課金
今回やりたいこと
…というのがGithub Copillotにより生成された説明文です。
正直なところ、AWSの使い道についてはあまりよくわかっていません。
なので、今回はAWSをさらっと触ってみて、どのようなことができるのかを確認してみたいと思います。
なお、アカウント作成から12ヶ月間は無料枠があり、無料枠内であれば料金はかからないようです。
AWSの利用方法
AWSを利用するためには、以下の手順が必要です。
- AWSアカウントの作成
- AWSコンソールへのログイン
- サービスの選択
- インスタンスの作成
- インスタンスへの接続
やったこと
Amazon EC2を利用して、仮想サーバーを作成しました。
使用開始のガイドはこちらにあります。
以下に手順を示します。
AWSコンソールからEC2を選択
これはもうそのままです。
インスタンスの作成
こちらも、インスタンスの作成ボタンを押すだけです。
途中設定はありますが、今回はすべてデフォルト値で進めました。
インスタンスへの接続
インスタンスの作成後には、接続のための画面に遷移することができました。
これもデフォルトの設定で進めました。
デフォルトのインスタンスのOSであるところの、Amazon-Linux-2023のCUIに接続できました。
ここから、Linuxのコマンドを使って操作することができます。
ほかにも、Macから操作する方法がこちらで紹介されています。
RDSデータベースへの接続
EC2のインスタンスリストから、RDSデータベースへの接続も可能です。
これはAmazon RDSにより構築されたデータベースに接続するためのものです。
EC2のインスタンスを作成した後だと、RDSデータベース作成の際に、EC2インスタンスとの接続を設定することができます。
接続を確立した後、EC2からRDSへの接続の方法はこちらを参照しました。
mysqlが入らなかったのでこちらも見てみたのですが、どうも入りません。。。
ほかのページも参考にしましたが、どうもうまくいかないので、ここで断念しました。
これらのページはRedHatを前提としていますが、CentOSは最近サービスを停止したので、その影響があるのかもしれません。