著者 Adam Tworkiewicz
最終更新日 2022年1月5日
警告
本記事はTeradata CorporationによるGetting Startedに掲載された内容を抄訳したものです。掲載内容の正確性・完全性・信頼性・最新性を保証するものではございません。正確な内容については、原本をご参照下さい。
また、修正が必要な箇所や、ご要望についてはコメントをよろしくお願いします。
概要
このハウツーでは、Ubuntu上のTeradata VantageでODBCドライバを使用する方法を説明します。
前提条件
・Teradata Vantageインスタンスにアクセスできること
Vantageの新しいインスタンスが必要な場合は、Google Cloud、Azure、AWSのクラウドにVantage Expressという無料版をインストールすることができます。また、VMware、VirtualBox、またはUTMを使用して、ローカルマシン上でVantage Expressを実行することもできます。
・Ubuntuマシンのルートアクセス
インストール
① 依存関係をインストールします。
apt update && DEBIAN_FRONTEND=noninteractive apt install -y wget unixodbc unixodbc-dev iodbc python3-pip
② Ubuntu用のTeradata ODBCドライバをインストールします。
wget https://downloads.teradata.com/download/cdn/connectivity/odbc/17.10.x.x/tdodbc1710__ubuntu_x8664.17.10.00.14-1.tar.gz \
&& tar -xzf tdodbc1710__ubuntu_x8664.17.10.00.14-1.tar.gz \
&& dpkg -i tdodbc1710/tdodbc1710-17.10.00.14-1.x86_64.deb
③ ODBCの設定は、/etc/odbcinst.iniを作成して、以下の内容で行います。
[ODBC Drivers]
Teradata Database ODBC Driver 17.10=Installed
[Teradata Database ODBC Driver 17.10]
Description=Teradata Database ODBC Driver 17.10
Driver=/opt/teradata/client/17.10/odbc_64/lib/tdataodbc_sb64.so
ODBCを使用する
Pythonのサンプルアプリケーションでインストールの検証を行います。以下の内容でtest.pyファイルを作成します。DBCName=192.168.86.33;UID=dbc;PWD=dbc を、Teradata Vantage インスタンスの IP アドレス、ユーザー名、パスワードに置き換えてください。
import pyodbc
print(pyodbc.drivers())
cnxn = pyodbc.connect('DRIVER={Teradata Database ODBC Driver 17.10};DBCName=192.168.86.33;UID=dbc;PWD=dbc;')
cursor = cnxn.cursor()
cursor.execute("SELECT CURRENT_DATE")
for row in cursor.fetchall():
print(row)
EOF
テストアプリケーションを実行します。
python3 test.py
というような出力が出るはずです。
['ODBC Drivers', 'Teradata Database ODBC Driver 17.10']
(datetime.date(2022, 1, 5), )
まとめ
このハウツーでは、Ubuntu上のTeradata VantageでODBCを使用する方法について説明しました。このハウツーでは、ODBC Teradataドライバと依存関係をインストールする方法を説明します。また、ODBCを設定し、シンプルなPythonアプリケーションで接続を検証する方法を示します。