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AWS CLF入門 - ストレージ編

Last updated at Posted at 2024-02-21

はじめに

AWS CLF (AWS Certified Cloud Practitioner) を取得した際の学習記録をアウトプットとして以下に記す。

リンク

ネットワーク
セキュリティ
コンピューティング
コンテナ
スケーリング
ストレージ
データベース
メッセージ
モニタリング
デプロイ
コストとサポート
移行とイノーベーション
AWS用語集

ストレージ

ブロックストレージ、オブジェクトストレージ、ファイルストレージ

ブロックストレージ オブジェクトストレージ ファイルストレージ
一貫性 強い整合性 強い整合性 結果整合性
構造化 ボリューム・ブロック フラット構造 階層構造
メタデータの付与 無し 多様 限定的
制御構造と処理速度 緻密で効率的な制御により高速 インデックスにより高速 階層構造により一定容量まで高速
プロトコル iSCSI/FCoE HTTP(S) CIFS/NFS
適合データ 容量:小~中規模
更新頻度:高
容量:中~大規模
更新頻度:低
容量:小~中規模
更新頻度:高

image.png

参照
https://www.softbank.jp/biz/blog/business/articles/202007/storage-difference/

インスタンスストア

  • EC2 インスタンスのブロックレベルの一時ストレージ
  • インスタンスが削除されると、インスタンスストアのデータは失われる
  • ユースケース
    • 長期的には必要のない一時的なデータを処理する

Amazon EBS (Elastic Block Store)

  • ブロックストレージ
  • EC2インスタンスで使用可能なブロックレベルのストレージボリューム
  • EC2インスタンスが停止または削除されても、アタッチされた EBS ボリュームのすべてのデータは使用できる
  • 自動でスケーリングされない
  • 使用方法
    1. EBS ボリュームを作成
    2. 構成 (ボリュームサイズやタイプなど) の定義
    3. プロビジョニング
    4. 同じAZのEC2インスタンスにアタッチ
  • ユースケース
    • 保存する必要があるデータを保存
    • EBSスナップショットで増分バックアップを作成(自動バックアップ有効化機能はない)
    • Amazon EC2 インスタンスを削除しても EBS ボリュームの削除を回避するには、DeleteOnTermination 属性を False に設定することで実現できる。
    • DeleteOnTermination 属性をfalse に設定することにより、インスタンスを削除してもルートボリュームを保持することができる。

image.png

Amazon S3 (Simple Storage Service)

  • オブジェクトストレージ
  • 無制限の量を保存でき、ユーザの設定なしにスケーリングが自動で実施される
  • データをオブジェクトとしてバケットにオブジェクトを保存
  • 1オブジェクト最大5TBまで
  • オブジェクトはバージョン管理される
  • バケット名は、全てのリージョンで一意でなければなりません。また、バケット名の長さは、3〜63 文字である必要がある
  • オブジェクトはオブジェクトデータとメタデータで構成
    • オブジェクトデータ
    • メタデータ - オブジェクトを表現する名前と値のペアのセット
  • S3 バージョニング - オブジェクトが削除される際にMFA認証を求める設定
  • ライフサイクルポリシー - 任意の期間で任意の階層間でデータを自動的に移動できる
  • ストレージクラス
    • S3標準
      • 99.999999999%の耐久性
      • 静的ウェブサイトのホスティング
    • S3標準 - 低頻度アクセス (S3標準 -IA)
      • バックアップファイル
      • 長期保存ファイル
    • S3 Glacier
      • アーカイブできる
      • 監査データ等数年間は保存するものに適している
      • WORM(Write Once Read Meny)
ストレージクラス Standard Standard-IA Intelligent-Tiering One Zone-IA Glacier Glacier Deep Archive
可用性 99.99% 99.9% 99.9% 99.5% 99.99% 99.99%
保存されるAZ 3AZ以上 3AZ以上 3AZ以上 1AZ 3AZ以上 3AZ以上
データ取り出し費用 なし なし あり あり あり あり
モニタリング費用 なし なし あり なし なし なし
オートメーション費用 なし なし あり なし なし なし
推奨データ 頻繁にアクセスされるデータ アクセス頻度は低いものの、必要なときにすぐに使用できる高可用性が求められるデータ アクセスパターンが変化、または不明な存続期間が長いデータ 高可用性を必要としないアクセス頻度の低いデータ データのアーカイブに最適な低コストのストレージクラス
取得時間が数分から数時間許容される長期アーカイブデータ
取得時間が12時間許容される長期アーカイブデータ
ユースケース ウェブサイト
コンテンツ配信
データ分析
アクセス頻度の低いデータ アクセスパターンがモニタリング
30 日間連続してアクセスがないオブジェクトはStandard - IAに移動
コストを節約する必要がある
AZに障害が発生した場合データを簡単に復元できる
アーカイブされた顧客レコード
古い写真や動画ファイル

image.png

Amazon Athena

S3内のデータを標準SQLを使用して分析

Amazon EFS (Elastic File System)

  • ファイルストレージ
  • 複数のインスタンスによる読み取りと書き込みを同時に実行
  • 特定のVPCを指定してファイルシステムを作成
  • 複数のAZにデータを保存
  • Linuxファイルシステム
  • 自動的にスケーリング

EBS / S3 / EFS の比較

- EBS S3 EFS
ストレージ種類 ブロック オブジェクト ファイル
保存されるAZ数 1AZ 複数(プランのによっては1AZ) 複数
アクセス 単一のEC2 HTTPS CIFS/NFSで複数のEC2
ストレージサイズ 最大16TB 制限なし 制限なし
I/O Throughput HDD or SSDを選べることによって提供のIOが異なる Single Object Uploadなら一つのファイルサイズは5GBまで Default 3GB
スピード 一番早い 一番遅い 普通
料金 普通 一番安い 一番高い
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