はじめに
AWS CLF (AWS Certified Cloud Practitioner) を取得した際の学習記録をアウトプットとして以下に記す。
リンク
ネットワーク
セキュリティ
コンピューティング
コンテナ
スケーリング
ストレージ
データベース
メッセージ
モニタリング
デプロイ
コストとサポート
移行とイノーベーション
AWS用語集
ストレージ
ブロックストレージ、オブジェクトストレージ、ファイルストレージ
ブロックストレージ | オブジェクトストレージ | ファイルストレージ | |
---|---|---|---|
一貫性 | 強い整合性 | 強い整合性 | 結果整合性 |
構造化 | ボリューム・ブロック | フラット構造 | 階層構造 |
メタデータの付与 | 無し | 多様 | 限定的 |
制御構造と処理速度 | 緻密で効率的な制御により高速 | インデックスにより高速 | 階層構造により一定容量まで高速 |
プロトコル | iSCSI/FCoE | HTTP(S) | CIFS/NFS |
適合データ | 容量:小~中規模 更新頻度:高 |
容量:中~大規模 更新頻度:低 |
容量:小~中規模 更新頻度:高 |
参照
https://www.softbank.jp/biz/blog/business/articles/202007/storage-difference/
インスタンスストア
- EC2 インスタンスのブロックレベルの一時ストレージ
- インスタンスが削除されると、インスタンスストアのデータは失われる
- ユースケース
- 長期的には必要のない一時的なデータを処理する
Amazon EBS (Elastic Block Store)
- ブロックストレージ
- EC2インスタンスで使用可能なブロックレベルのストレージボリューム
- EC2インスタンスが停止または削除されても、アタッチされた EBS ボリュームのすべてのデータは使用できる
- 自動でスケーリングされない
- 使用方法
- EBS ボリュームを作成
- 構成 (ボリュームサイズやタイプなど) の定義
- プロビジョニング
- 同じAZのEC2インスタンスにアタッチ
- ユースケース
- 保存する必要があるデータを保存
- EBSスナップショットで増分バックアップを作成(自動バックアップ有効化機能はない)
- Amazon EC2 インスタンスを削除しても EBS ボリュームの削除を回避するには、DeleteOnTermination 属性を False に設定することで実現できる。
- DeleteOnTermination 属性をfalse に設定することにより、インスタンスを削除してもルートボリュームを保持することができる。
Amazon S3 (Simple Storage Service)
- オブジェクトストレージ
- 無制限の量を保存でき、ユーザの設定なしにスケーリングが自動で実施される
- データをオブジェクトとしてバケットにオブジェクトを保存
- 1オブジェクト最大5TBまで
- オブジェクトはバージョン管理される
- バケット名は、全てのリージョンで一意でなければなりません。また、バケット名の長さは、3〜63 文字である必要がある
- オブジェクトはオブジェクトデータとメタデータで構成
- オブジェクトデータ
- メタデータ - オブジェクトを表現する名前と値のペアのセット
- S3 バージョニング - オブジェクトが削除される際にMFA認証を求める設定
- ライフサイクルポリシー - 任意の期間で任意の階層間でデータを自動的に移動できる
- ストレージクラス
- S3標準
- 99.999999999%の耐久性
- 静的ウェブサイトのホスティング
- S3標準 - 低頻度アクセス (S3標準 -IA)
- バックアップファイル
- 長期保存ファイル
- S3 Glacier
- アーカイブできる
- 監査データ等数年間は保存するものに適している
- WORM(Write Once Read Meny)
- S3標準
ストレージクラス | Standard | Standard-IA | Intelligent-Tiering | One Zone-IA | Glacier | Glacier Deep Archive |
---|---|---|---|---|---|---|
可用性 | 99.99% | 99.9% | 99.9% | 99.5% | 99.99% | 99.99% |
保存されるAZ | 3AZ以上 | 3AZ以上 | 3AZ以上 | 1AZ | 3AZ以上 | 3AZ以上 |
データ取り出し費用 | なし | なし | あり | あり | あり | あり |
モニタリング費用 | なし | なし | あり | なし | なし | なし |
オートメーション費用 | なし | なし | あり | なし | なし | なし |
推奨データ | 頻繁にアクセスされるデータ | アクセス頻度は低いものの、必要なときにすぐに使用できる高可用性が求められるデータ | アクセスパターンが変化、または不明な存続期間が長いデータ | 高可用性を必要としないアクセス頻度の低いデータ | データのアーカイブに最適な低コストのストレージクラス 取得時間が数分から数時間許容される長期アーカイブデータ |
取得時間が12時間許容される長期アーカイブデータ |
ユースケース | ウェブサイト コンテンツ配信 データ分析 |
アクセス頻度の低いデータ | アクセスパターンがモニタリング 30 日間連続してアクセスがないオブジェクトはStandard - IAに移動 |
コストを節約する必要がある AZに障害が発生した場合データを簡単に復元できる |
アーカイブされた顧客レコード 古い写真や動画ファイル |
Amazon Athena
S3内のデータを標準SQLを使用して分析
Amazon EFS (Elastic File System)
- ファイルストレージ
- 複数のインスタンスによる読み取りと書き込みを同時に実行
- 特定のVPCを指定してファイルシステムを作成
- 複数のAZにデータを保存
- Linuxファイルシステム
- 自動的にスケーリング
EBS / S3 / EFS の比較
- | EBS | S3 | EFS |
---|---|---|---|
ストレージ種類 | ブロック | オブジェクト | ファイル |
保存されるAZ数 | 1AZ | 複数(プランのによっては1AZ) | 複数 |
アクセス | 単一のEC2 | HTTPS | CIFS/NFSで複数のEC2 |
ストレージサイズ | 最大16TB | 制限なし | 制限なし |
I/O Throughput | HDD or SSDを選べることによって提供のIOが異なる | Single Object Uploadなら一つのファイルサイズは5GBまで | Default 3GB |
スピード | 一番早い | 一番遅い | 普通 |
料金 | 普通 | 一番安い | 一番高い |