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Watson Assistant を no code low code で遊んでみるAdvent Calendar 2022

Day 20

音声ボットにチャレンジ Part 1

Last updated at Posted at 2022-12-20

image.png

New Watson Assistant を使えば、ボット化できるのはチャット・ボットだけではありません。電話だってボット化可能です。
ということで、今回は音声ボットを No Code で試してみます。

電話チャネルの追加

チャットボットの場合は、Web Chat もしくは LINE アプリを使用しました。
音声ボットの場合は電話とつなぎますので、まずはその構成方法から見ていきます。

New Watson Assistant の HOME 画面から、Integrations をクリックします。
image.png
Add をクリックします。
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無償で電話番号を払い出してくれる IntelePeer を選択し、Next をクリックします。
image.png

Watson Assistant インスタンスをダラス・リージョンもしくはワシントンDC・リージョンで作成している場合に限り、無償の電話番号を払い出してくれる IntelePeer を選択可能です。

IntelePeer 社から無償で払い出される番号は、国番号が 1 番 (アメリカ合衆国)となります。日本国内で使用できる 81 番の電話番号ではありませんので、ご注意ください。

数分後、無料の電話番号が払い出されます。確認後に Close をクリックします。
image.png

電話番号の払い出しに 2 〜 5 分程度時間がかかる場合があります。

Speech to Text インスタンの作成画面が表示されますので、Create new instance をクリックします。
image.png
Successを確認します。
image.png
Japanese narrowband が選択されていることを確認し、Next をクリックします。
image.png
Text to Speech インスタンの作成画面が表示されますので、Create new instance をクリックします。
image.png
Success を確認し、Finish をクリックします。
image.png

いざ、実装

実は、すでに電話との接続設定は終わっています :bangbang:
設定内容を確認してみましょう。

Environments をクリックします。
image.png
Phone が Watson Assistant につながっていますね。
image.png

必要な作業は以上です。
(No Code ありがたいです)

テスト

早速電話をしてピザの注文をしてみましょう。
ただ、今回の記事で IntelePeer の無料電話番号を払い出していますので、アメリカ合衆国の電話番号です。
テストするにも国際電話料金が気になります。

最近では自宅の電話をインターネットプロバイダーが提供する電話サービスを使用されている方も多いと思います。
そのような場合、国際電話を格安でかけられる可能性がありますので、契約しているサービスの電話料金の価格体系を調べてみてください。
私は NURO ひかり電話を契約しております。

NURO ひかり電話の場合、国際電話料金ここで確認できます。

国内で固定電話から固定電話にかける料金とあまり変わらないですね。
(あくまでも自己責任でお願いします)
image.png
それでは早速試してみます。
青枠が Watson からの応答です。
オレンジ枠が 私が話した内容です。
私が話した内容がしっかりと正しく認識されていることがわかると思います。

この図だけではわからないのですが、選択肢は 「イチ、マルゲリータ. ニ、シーフード ...」 のように特別に手を加えなくても音声用に自動変換してくれるのはとてもありがたいです。
image.png
(このログは、Analytics 画面Conversations (会話内容の表示)機能を使って、表示させた内容です)

いかがでしたでしょうか

まさに No Code で音声ボットを立ち上げることができました。
アクションを使えば、対話フローを No Code で構成できますので、興味のある方は、ご自身のユースケースの音声ボット化にチャレンジしてみてください。

アクションを使用した対話シナリオの作成には、こちらの記事がお役に立てると思います。

次回予告

今回は、以前の記事で作成したピザ注文アクションをそのまま使用して音声ボットを構築しました。
次回は、音声ボット化する上での考慮点やチューニングについてお話ししたいと思います。

参考情報

参照したリファレンス

New Watson Assistant: 電話との統合

New Watson Assistant: 電話統合構成 (カスタマイズに関する内容です)

New Watson Assistant: 電話対応の処理 (STTへのパラメータ指定に関する内容です)

New Watson Assistant: 電話統合のコンテキスト変数

New Watson Assistant: トラブルシューティングおよびログ

Classic Watson Assistant: 電話対話の処理

IBM Voice Gateway

参考にしたコード / 記事

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