【Javaのデータ型の操作①】プリミティブ型のデータ・参照型

はじめに

オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE８
第一章　Javaの基本　
第二章　Javaのデータ型の操作←　ｲﾏｺｺ！！
第三章　演算子と判定構造の使用
第四章　配列の作成と使用
第五章　ループ構造の使用
第六章　メソッドとカプセル化の操作
第七章　継承の操作
第八章　例外の処理
第九章　Java APIの主要なクラスの操作

データ型について

Javaには大きく分けてプリミティブ型と参照型の２つのデータ型がある。
数値（整数、浮動小数値）、真偽値、文字を扱うのがプリミティブ型（値そのものを扱う）
オブジェクト型、列挙型、配列型を扱うのが参照型（インスタンスへの参照）

プリミティブ型

数値、真偽値、文字を扱うのがプリミティブ型（値そのものを扱う）

プリミティブ型一覧

データ型	値
boolean	true, false
char	16ビットUnicode文字¥u0000~¥uFFFF
byte	8ビット整数　-128~127
short	16ビット整数　-32768~32767
int	32ビット整数 -2147483648~2147483647
long	64ビット整数　とりあえずintよりいっぱい
float	32ビット単制度浮遊小数点数
double	64ビット倍精度浮遊小数点数

リテラルとは

リテラルとは、ソースコード中に記述する値のこと。
Javaには、整数、浮動小数値、真偽値、文字の４つのリテラルある。
デフォルトでは、整数: int型、浮動小数値: double型、真偽値: boolean型、文字: char型

型変換

リテラルを他のデータ型であることを明示したい場合は、「100L」や「3.0F」のようにlong型であれば「L」や「l」、
float型であれば「F」や「f」といった接尾詞をつける。
なお、byte、shortに対応した接尾詞はない。

整数リテラル

byte、short、int、long
整数リテラルの記述は2進数、8進数、10進数、16進数でできる。
記述する際は次の接頭詞をつける。
2進数「0b」、8進数「0」、16進数「0x」

整数リテラルでは数字以外に、「_」(アンダースコア)を使用できる。
ただし、リテラルの先頭と末尾、記号の前後には記述できない。

進数

/	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16
2進数	0	1	10	11	100	101	110	111	1000	1001	1010	1011	1100	1101	1110	1111	10000
8進数	0	1	2	3	4	5	6	7	10	11	12	13	14	15	16	17	20
16進数	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	A	B	C	D	E	F	10

文字リテラル

char
char型は文字を表すデータ型（文字列ではない）
文字リテラルは「'a'」シングルクォーテーションで括る。
文字列リテラルは「"a"」ダブルクォーテーションで括る。

char型の変数に代入できるのは以下の３種類
・シングルクォーテーションで括った文字（単文字）
・シングルクォーテーションで括った「¥u」から始まるUnicode番号(文字リテラル)
・0~65535までの数値
　→Unicodeでは16進数4桁で記述するが、これを10進数に直すと0~65535となる。

参照型

オブジェクト型、列挙型、配列型を扱うのが参照型（インスタンスへの参照）
参照型の変数はオブジュエクトへの参照（リンク）を保持する。

リンク集

【Javaの基本①】クラスの構造
【Javaの基本②】パッケージとインポート
【継承の操作②】インターフェース
【Javaのデータ型の操作①】プリミティブ型のデータ・参照型
【演算子と判定構造の使用①】論理演算子(&&、||)、同一性（==）、同値性(equals)
【演算子と判定構造の使用②】分岐処理(if、swich)
【配列の作成と使用】
【ループ構造の使用】while文、do-while文、for文、拡張for文
【メソッドとカプセル化の操作①】メソッドの概要
【メソッドとカプセル化の操作②】オーバーロード、コンストラクタ
【継承の操作①】クラスの継承
【例外の処理】
【Java APIの主要なクラスの操作】