Power VSへのオンプレ環境の移行方法と、その後のOSのバックアップ方法を検討する。
移行方法の選択肢としては、以下の3つがある。
参考:
柔らか層本
https://ibm.ent.box.com/v/ibmcloud-yawaraka
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PowerVCのキャプチャー・イメージ
移行後OSのバージョンを塩漬けするのであれば、一度オンプレ環境にてPowerVCでキャプチャー・イメージを取得してPower VSへ転送するだけで良いが、Power VSでのOSのバックアップやメンテナンスも必要であれば別途仕組みを考える必要がある。
またOVA形式のイメージをキャプチャーするため、オンプレ側の環境によっては取得が難しい。 -
mksysb
mksysbについては、オンプレ環境でのクローニングと同等の手順となるため、移行については作業は容易である。
しかしながら、こちらも移行後の運用は別途検討が必要となる。 -
NIM (Network Install Manager)
NIMをオンプレ環境で使用している場合には、移行だけでなく、移行後のNIMクライアントの管理も現行と同様にできるメリットがある。
デメリットとしてはNIMサーバー用のリソースも必要となるため、普段使用していない間もPower VSの費用がかかることであるが、使用していない期間は最小のリソースで稼働させるなどの対応を取ることで費用を抑えることも可能である。
NIMの構築方法はPower VSだからといって特別な考慮点はなく、オンプレ環境と同様の作業となる。
NIMの構築手順は、2025年版に更新されたこちらのガイドが参考になる。
参考:
NIM環境の構築
https://ibm.box.com/s/llsotz4w9akcrssh9qlm76utz85zskgd
その他参考リンク:
https://www.ibm.com/support/pages/node/682655
https://qiita.com/c_u/items/1f748238c6b77aae2538
https://qiita.com/c_u/items/51ca941f4aaa164936e7
https://qiita.com/c_u/items/83700f147d8c750f1b2b
https://qiita.com/hiroyuki_z_tanaka/items/024b215c96b7a8456634