PlayFabの新しいアップデートロードマップが出たので日本語訳してみました
原文はこちら
Q1(2019年1月~3月)のアップデートのおさらい
・最新ドキュメントがマイクロソフトサイトに統合されました!
開発者やLiveOps、ビジネスなど様々な情報をよりゲーム業界向けに紹介しています。
またドキュメントの編集依頼はGitHubから行うことができるようになりました。
詳しくはこちら
・Matchmaking がパブリックプレビューされました!
チームの規模、大規模パーティーの数、およびユーザー属性(スキルなど)に基づいてチームのバランスをとる、チームベースのマッチメイキングルールを追加しました。
マッチメイキングがマッチするプレイヤー見つけたときに、マルチプレイヤーサーバーを直接割り当てることができるようになりました。
平均待ち時間など、ゲーム内でユーザーに表示する統計情報を探している場合は、それも有効にされています。 (Q3には正式リリース予定)
・PlayFab Party がプライベートプレビューされました!
クロスプラットフォームのライブラリーと簡易的なリアルタイムマルチプレイとチャットシステムが使えるPlayFab Party がプライベートプレビューとして公開されました。
PartyはPlayFab Multiplayer、Matchmaking、Leaderboards(ランキング)と一緒になります
↓タブも追加されていました
(有効化したものの使い方が良く分からないのでわかり次第追記します)
詳しくは[こちら]!
・PlayFab Insights がプライベートプレビューされました!
Highスループットのゲームログと複数の他のゲームからの情報を組み合わせてより実用的な分析を行うことができるようになります。
バックエンドは AzureDataExplorer が利用されています。
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・PlayFab PubSub がプライベートプレビューされました!
サービスとクライアント間を継続的なソケット通信でメッセージのやり取りをする機能がプライベートプレビューされました。
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・PlayFab UGC がプライベートプレビューされました!
UGCカタログを簡単にゲーム内で利用するための機能としてプライベートプレビューされました。
※ちなみにUGC→UserGeneratedContent の略でマインクラフトのユーザが作成したスキンが売買できる機能です
・VisualStudioAppCenter と連携できるようになりました!
AppCenterと連携させることでPlayFabの管理画面上にクラッシュデータ診断用のタブが追加されます。
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・プレイヤーとのコミュニケーションがローカライズされました!
ユーザへのE-mail、Push通知、News機能が対応する言語で利用することができるようになりました。
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・契約を自分で変更することができるようになりました!
開発段階の「Essentials」プランから「indie」もしくは「Professional」プランへの変更がセルフで行えるようになりました。
今までPlayFabチームに依頼していましたが、セルフで行えるようになったことでリリース時の手間や時間を節約することができます。
詳しくはこちら
2019年Q1アップデート予定だったけど実装できなかった項目に関しては、引き続き2019年Q2実装に向けて改善中です
・ランキング機能のアップグレード
・iOS GameCenter 認証
・ギルドの名前検索
・PlayFabのプログラムモデルのリニューアル
・SDK強化
・CloudScript の C#対応プライベートプレビュー
・Azure Active Directory を利用したゲームマネージャの認証
2019年Q2のアップデート
前置きが長くなりましたが、アップデート予定の項目です
Q2は機能強化とプライベートプレビュー機能のパブリックプレビューに向けた準備期間とのこと
・ゲームマネージャの認証にAzure Active Directoryが利用可能に!!
AADを持っている顧客に対してプライベートプレビュー開始できるようにするとのこと
・CloudScriptにC#が利用可能に!!
バックエンドをAzureFunctionに変えることで、C#を利用できるようにすること(プライベートプレビュー)とVSCodeへのExtention追加
・PlayFabのプログラムモデルのリニューアル!!
主に焦点となるのは下記3機能
・ログイン、ユーザ情報、ランキングなどコアとなるAPIの強化
・アイテムカタログや在庫管理、購入履歴などマネタイズ関連APIの強化
・リアルタイムにログが確認できるPlayStreamの強化(V2)
・SDKの機能強化!!
マルチインスタンス(アプリの複数起動)、マルチユーザサポート機能(同一端末でのユーザ切り替え)を含むAndroidとiOS用SDKをリリース予定
それ以外のプラットフォーム向けSDKはQ2以降に対応予定
・User Generated Contentのパブリックプレビュー化!!
コンテンツ管理機能などを含むUGCのパブリックプレビュー化
・PlayFab Party!!
プレイべーとプレビューの現在(2019年5月)ではWin10、Win7、XboxOneのみの対応ですが、iOS、AndroidのほかにSwitchとPlayStationも追加される予定
・PlayFab Multiplayer Servers!!
一般公開までに、Linuxの対応とGameManager(PlayFab管理サイト)からネットワークやサービスの利用状況など課金状況が確認できるようにする予定
・PlayFab Insightsのパブリックプレビュー化!!
より深い傾向分析やDataWareHouseへの取り込み機能などパブリックプレビューに向けて準備中とのこと
・Xbox Data Add On
PlayFabを利用しているかどうかに関わらず、XboxおよびPCプレイヤーの詳細購入および使用状況データにアクセスできるようになる機能。 購入、予約注文、収益、プレイした時間、ゲームパスの使用状況などが見れる模様。
(詳しくは別途書きたいと思います)
・PlayFab Matchmaking
一般公開前に、ダッシュボードへの分析の追加、サーバのBackfillチケット(平たくいうとマッチング欠員穴埋め)、そのチケット当たりのMaxユーザの設定、PubSub固有イベントを含むPlayStreamV2の有効化機能を追加する予定
今後も盛りだくさん!
更新が楽しみです!