この記事は「RookだらけのAdvent Calender」25日目の記事です。
記事が遅れたり愚痴が混じったり、いろいろありましたが「今年のアドカレは今年のうちに!」という目標は達成出来そうです。
Advent Calendarの振り返り
まずは24日分の目次です。
# | タイトル | 担当 |
---|---|---|
1. | Rookの概要とRook-Ceph | うつぼさん |
2. | Cephの紹介 | うつぼさん |
3. | Rook-CephでSSDとHDDを使い分ける | うつぼさん |
4. | Rook-Ceph Object Bucket / Object Bucket Claim(前半) | うつぼさん |
5. | Rook-Ceph Object Bucket / Object Bucket Claim(後半) | うつぼさん |
6. | Rook-Ceph OSD on PVC(前半) | うつぼさん |
7. | Rook-Ceph OSD on PVC(後半) | うつぼさん |
8. | Cephクラスタのupgrade | うつぼさん |
9. | Japan Rook Meetup#1の開催報告 | tzkoba |
10. | YugaByteDB(1) Rookv1.1で対応!YugaByteDBとは | tzkoba |
11. | YugaByteDB(2) Rookを使ったインストール | tzkoba |
12. | YugaByteDB(3) サンプルデータのロードとクエリ実行 | tzkoba |
13. | YugaByteDB(4) YugaByteDBが活きるユースケースとは | tzkoba |
14. | MinIO(1) 概要とRookを使ったデプロイ方法 | tzkoba |
15. | Minio(2) Kubernetes上でのMinIO利用 | tzkoba |
16. | Rook EdgeFS 概要 | makotow |
17. | Rook EdgeFS 導入してみる: EdgeFS Operator周り | makotow |
18. | Rook: EdgeFS NFSサービスをデプロイする | makotow |
19. | Rook: EdgeFS 仕組みを理解する編 | makotow |
20. | NFS(1) Rookで環境を構築してみる | tzkoba |
21. | NFS(2) Kubernetes内でNFSを使ってみる | tzkoba |
22. | Rook: EdgeFS AWS S3/ Edge-X S3 やってみた | makotow |
23. | Rook EdgeFS CSI | makotow |
24. | Rook EdgeFS: ISGWでデータを扱う | makotow |
「RookだらけのAdvent Calendar 2019」の経緯
もう最終日なのですが、これまでこのAdvent Calendarの起こりみたいなものを書いていませんでしたので、それも残しておきます。
流れは以前書いたJapan Rook Meetupの発生経緯と同じで、私の思いつきに2名の方が乗って下さる形で立ち上がりました。
僕も同じくアドベントカレンダーを目標に設定してたんです!よろしければ一緒にどうですか??
— Japan Rook (@japan_rook) November 5, 2019
さらにDM等で内容を詰めて、私とうつぼさん、makotowさんで緩やかに投稿スケジュールと分野が決まりました。
(当初の予定)
- 12/1-12/8 :うつぼさん、Rookの概要とCeph関連
- 12/9-12/10 :tzkoba、Japan Rook meetup振り返り
- 12/11-12/15 :tzkoba、YugaByte DB
- 12/16-12/19 :makotowさん、EdgeFS
- 12/20-12/24 :tzkoba、Minioあたり
- 12/25 :tzkoba、まとめ
結果的にEdgeFSは4日程度で終わらなかったため、私の分を3日ほどお渡しし、うつぼさんが8日分、私が10日分、makotowさんが7日分となりました。
日数だけ見ると私が多いのですが、Rookの中でStableなCephとEdgeFSは機能も多く、検証は非常に大変だったと思います。うつぼさん、makotowさんのご尽力には本当に頭が下がります。
他のアドカレにおける注目の投稿
2019年のAdvent Calendarでは、他にもストレージやステートフルなワークロードに関する投稿がいくつか見られました。関連文献の紹介ということでそちらも整理しておきます。
(ストレージ)
Rookはもちろん、LonghornにOpenEBSなどCloud Nativeなストレージが揃い踏みです。Nutanixさんのストレージ関連記事も素晴らしいものが多かったです。
- Rookの紹介 ~ver 1.1の新機能 PVC-Based Clusterを試す~
- Longhorn + WordPress on GKE
- Kubernetes NativeなストレージOpenEBSの検証
- Nutanixの外にあるKubernetesからCSI Volume Pluginを使ってNutanixのストレージをPersistent Volumesとして利用する
以下はAdvent Calendarではないのですが、12月に投稿されたとても良い記事でした。
(ステートフル)
Kubernetesに限らないのですが、ステートフルなワークロードに関する記事で気になったものを上げておきます。
- 書き込みがあるワークロードにおける ZOZOTOWN マルチクラウド構想とその検討停止について
- ここ数年のKubernetesのステートフルワークロードを振り返る
- Kubernetesのリソース・PersistentVolumeをバックアップするVeleroの検証
※抜け・漏れがあるかもしれません。
まとめ
以上「RookだらけのAdvent Calendar 2019」、そして他のアドカレで気になった記事をまとめてみました。
25日間、3人で走ってみた自分としては「大変だったけど充実感あって良いね!」という感じです。去年は一人アドカレでしたが、そこからの成長が感じられた1ヶ月間でした。
来年2020年もJapan Rook Meetupの第二回などCloud Nativeなストレージに関する取り組みは続けていくつもりです。
よろしくお願いします。