タプル(書き方例)
t = (100, 3, 25)
# インデックスで要素を取得(インデックス番号は1から開始)
println(t[1])
# ループで要素を取得
for i=1:3
println(t[i])
end
# 複数変数をまとめて定義
x, y, z = 1, 0.2, -5
◆名前付きタプル
nt = (name = "john", age = 20, sex="male")
# 名称を指定して要素を取得
println(nt.name)
# シンボルで要素を取得
println(nt[:age])
◆keys関数、values関数
nt = (name = "john", age = 20, sex="male")
# キーを取得
println(keys(nt))
# 値を取得
println(values(nt))
◆その他の関数
# 空かどうかの判定
isempty(t)
# 要素数取得
length(t)
解説
・Pythonのタプルと同じようなコレクションです。
・タプルはTuple型のオブジェクトです。任意の数及び型のパラメータを取ることができます。
・immutable型で、後から値を変更することはできません。
・各要素を取得する場合はインデックスを指定します。インデックス番号は1から始まります。
(1)名前付きタプル
要素に名称を付けることができます。
要素をインデックス番号で取得するだけでなく、名称を指定して取得することが可能です。
名前付きタプルは、内部的にキーが:name,:age,:sexで作成されます。このキーに対してシンボルを使用して取得することができます。
(2)keys関数、values関数
keys関数はキーを、values関数は値を取得することができます。
kyes関数、values関数の戻り値はTuple型で返されます。
(3)その他の関数
- isempty()
- 空かどうかを判定します。true/falseを返します。
- length()
- 要素数を取得します。
もくじ
Julia早引きノート[01]変数・定数の使い方
Julia早引きノート[02]算術式、演算子
Julia早引きノート[03]複素数
Julia早引きノート[04]正規表現
....
もくじを開く
Julia早引きノート[05]if文
Julia早引きノート[06]ループ処理
Julia早引きノート[07]try, catch, finally
Julia早引きノート[08]変数の型(Int, Float, Bool, Char, String)
Julia早引きノート[09]関数 (1)基本編
Julia早引きノート[10]関数 (2)応用編
Julia早引きノート[11]Nothing型
Julia早引きノート[12]複合型(Composite Type)型
Julia早引きノート[13]タプル
Julia早引きノート[14]リスト(Array型一次元配列)
Julia早引きノート[15]辞書(dictionary)
Julia早引きノート[16]集合
Julia早引きノート[17]多次元配列 (1)初期化
Julia早引きノート[18]多次元配列 (2)様々な演算や関数
Julia早引きノート[19]多次元配列 (3)サブ配列
Julia早引きノート[20]ファイル入出力
Julia早引きノート[21]JSON、XMLファイルの入出力
Julia早引きノート[22]Python関数やPythonモジュールの呼び出し
Julia早引きノート[23]JuliaでのMatplotlibによるグラフ描画
Julia早引きノート[24]CSVFiles(DataFrameとの連携)
Julia早引きノート[25]線形代数演算(ベクトル・行列計算)
(※引き続きコンテンツを増やしていきます)
関連情報
Julia - 公式ページ
https://julialang.org/
Julia - 日本語公式ドキュメント
https://julia-doc-ja.readthedocs.io/ja/latest/index.html
初めてのJuliaとインストール (Windows & Linux)
https://qiita.com/ttlabo/items/b05bb43d06239f968035
Julia - Mathematics
https://docs.julialang.org/en/v1/base/math/
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