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【第九回】コロナ禍だから何かできることをー 自宅療養者連絡ツール ー

Last updated at Posted at 2021-10-12

前回までのあらすじ

【第八回】コロナ禍だから何かできることを

実装イメージ図

LINEを利用して保健所の担当者の負担を軽減するとともに、自宅療養者はいつでもつながっている安心感を持たせるためのツールイメージです。
メイン.00_00_51_12.Still002.jpg

今回が最後なので、まとめていきたいます。

イメージ動画

まずは、第1回でも公開したイメージ動画です。

このアプリで期待できる効果

・コロナ感染した自宅療養者の不安や寂しさを解消

LINEで担当者(保健所職員)とつながっていることや、
自動でシステムに管理してもらっていることから、
今までより格段に速く異常を察知できます。
そのため、一人という不安から解消されるはずです。

・担当者(保健所職員)の負担軽減

第5波の時、自宅療養者が格段に増えたとき、担当者は毎日確認の連絡や訪問を行っていました。
それにより、1人辺りの担当人数がキャパシティをオーバーし、長時間労働をする形になりました。
今回、初めて知ったのですが、緊急時の場合は36協定等が適用外になるそうです。
つまり、緊急事態が解除されるまで働き続けることもありうるそうです。

そのため、このシステムで管理することにより、本当に連絡が必要な人を判断するこができ、
無症状の人を含めた全員に連絡をする必要がなくなるのです。
このことで、病院の手配や他の必要な業務にまわることができます。

システム構成まとめ

システム構成-まとめ1.jpg

構成自体はシンプルです。

地区ごとに作業者と利用者を登録し、利用者の状態を履歴で保存し、異常を検知したら連絡をする。

いまさらながら、システムの流れ

地区と作業者は登録されているものとします。

1.陽性が判明すると、病院などから保健所へ連絡がきます(ここは憶測)
2.連絡を受けた保健所の担当者はこのシステムに利用者の登録をします。
3.保健所の担当者は陽性者へ連絡をします。
  この時に、2で登録したユーザーコードを渡します。
  ※メールでも、QRでもなんでもOK(ここは未実装)
4.陽性者はLINEのチャンネル登録後に伝えられたコードを入力します(ここで連携済)
5.陽性者は自宅待機中は常に症状の報告をします。
6.保健所の担当者は陽性者の登録パターンによって変えます。
   ・LINEの連携がない場合は今まで通り
   ・LINEの連携がある場合は異常になるか状態が変化するまで待機
7.保健所の担当者は陽性者の状態が変化したら状態を更新する。
   ・未連絡、自宅待機、入院、その他
   未連絡・自宅待機は管理対象
   入院・その他は管理対象外

8,今回は、管理対象の陽性者から12時間以上連絡がない場合は注意喚起、
  24時間以上連絡がない場合は警告を画面上に表示するとともにメールを送信
  ※LINE連携がない陽性者は保健所の担当者が電話連絡や訪問を行い、画面上から登録します。

さいごに

ニュースとかみてて、孤独死や保健所の担当者が大変な場面を見ました。
この時、自分には何ができるのかと思ったのですが、システム開発しかできません。
なので、ITの力で解決できるためにはを考えていたらこの仕組みを思いつきました。

この仕組み自体、だれでも思いつくし、だれでも実装できるのでもっと世の中に広まればいいのにって思いで公開に至りました。
第6波が来るのか来ないのかはわからないですが、仮に来たら第5波以上になることは確実です。
医療崩壊もそうですが、役所崩壊にならないことを祈るばかりです。

コロナ禍だから何かできることをー 自宅療養者連絡ツール ー

【第一回】実装イメージ図と動画
【第二回】LINEからデータを取得して返すまでの流れ
【第三回】LINEからデータベースまでの流れ
【第四回】データベースへの更新までの流れ
【第五回】ユーザー登録の仕組み-LINEbotの設定部分
【第六回】ユーザー登録の仕組みLIFFで表示する画面の開発
【第七回】データベースの構造
【第八回】WEB画面上でできる機能
->>【第九回】まとめ

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