Unity+Vuforiaで作ったプロジェクトをビルドしてみます。
プロジェクトの制作過程は過去記事(Unity2017でARアプリ)に書きました。
1.サンプルを動かす
2.シンプルなARプロジェクト
3.オリジナルのARマーカーを使う
###参考にさせて頂いた記事
UnityからAndroid実機ビルド手順(2017.08版)
https://qiita.com/relzx/items/7f8e7817c9edd11c5023
#作業概要
やるべきことは大きく2つあります。
1.Androidアプリをビルドする環境を作る
2.Unityでのビルドに関する設定をする
#1.Androidアプリをビルドする環境を作る
##(1)Java SE Development Kit 8をインストール
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html
##(2).Android Studioをインストール
https://developer.android.com/studio/index.html?hl=ja
これはAndroid SDKのインストールが主な目的なのですが、インストール途中で表示される『Android SDK』のオプション(チェック項目)が今のバージョンでは無くなっています。ですがSDKはインストールされるので問題ありません。インストール先フォルダの確認方法は後述。
##(3)Android NDKセットアップ
https://dl.google.com/android/repository/android-ndk-r13b-windows-x86_64.zip
からダウンロードし、解凍しておく。
#2.Unityでのビルドに関する設定をする
##(1)Android用機能追加
①機能追加
方法1)インストール時の画面「Choose compasenents」で「Android Build Support」にチェックを入れる。
方法2)メニュー「File」→ 「Build Setting」をクリックし、「Build Settings」の画面を開く。
「Android」クリック→「Open Download Page」をクリックすると機能を追加するための設定を行える。(今回はこちらの方法で機能追加しました)
途中、Unityを終了するようにメッセージが出ますのでUnityを閉じ、インストール終了させる。
②Unityを起動。メニュー「File」→ 「Build Setting」をクリックする。
③「Android」クリック→「Development Build」にチェックを入れる
##(2)設定
①「Edit」→「Project Settings」→「Player」で、Vuforia Argumented Realityをチェック
②「Edit」→「Project Settings」→「Player」の「Other Settings」の中にある、「Android TV Compatibility」のチェックを外す
③「Edit」→「Project Settings」→「Player」の「Other Settings」の中にある、「Package Name」に入力
Package Nameの記述形式は、「com.会社名.製品名」で、全て半角の英数字が基本。
④メニュー「Edit」→「Preference」の「External Tools」を設定。Androdの三か所の「Brows」ボタンからパスを設定する。
各パスは、インストール先フォルダを指定する。
○SDKインストール先確認方法
①Android Studioを起動する
②スタートアップ画面右下の歯車の「Configure」をクリックし、「Default Settings」を表示させると、Android SDK Locationという項目で確認できる。これを使う。
##(3)ビルドする
メニュー「File」→ 「Build Setting」をクリックし、「Build」ボタンクリック
apkファイルができるので、Google Driveなどを経由してスマホやタブレットに送ると実行可能。
#3.実際に動かしてみる
今回は、実機ではなくエミュレータNoxPlayerを使ってテストしてみました。
https://jp.bignox.com/
ただWebカメラが原因なのか、勝手にミラー反転していたので、カメラの設定を変更して動作しました。
###その他参考記事
【30分でできる】Unityで簡単にARアプリを作る
http://makers.hatenablog.com/entry/2013/12/27/191636
Unity+Vuforiaで3プラットフォームに対応したARコンテンツを作る基本 (1/4)
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1701/19/news028.html