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特徴量エンジニアリングおさらいメモ

Last updated at Posted at 2019-07-03

概要

機械学習を主とするデータ分析のタスクにおいて、特徴量エンジニアリング(Feature Engineering)は、モデルの性能を決定づける大変重要な工程である。
よく使われるであろう特徴量エンジニアリングの種類について(&自分で参照するためのチートシートも兼ねて)、本エントリーにまとめることにした。

メイン参考教材:Feature Engineering のスライドショー

 以下の良い資料を見つけたので、こちらの内容に基づいて(翻訳&サマリ)、特徴量エンジニアリングについてメモを記してゆく。
https://www.slideshare.net/HJvanVeen/feature-engineering-72376750

カテゴリ型特徴量へのEngineering

  • カテゴリ数が多すぎると、データが疎らになりかねない。
  • 何かしらの加工が常に必要である。

One-Hot-Encoding:

  • 線形アルゴリズムでは定番である。
  • ただし、未知の値の扱いはイマイチとなる。

Hash-Encoding:

  • 固定長の One-Hot-Encoding
  • 未知の値への対処に優れる。
  • embeddingのようなものか?

Label Encoding:

  • 全てのカテゴリ値に、ユニークな数値IDを割り当てる。
  • 非線形モデルやツリー型モデルと相性が良い!
  • 次元数(=特徴量数)が増えない

Count Encoding:

  • カテゴリ変数を、トレーニングデータセット中に登場する頻度で置き換える!
  • 線形モデルも非線形モデルの両方と相性が良い!
  • 未知のデータに対して過敏に反応する
  • 未知の値は 1 で置き換える
  • 値の衝突が置きかねない
    出現頻度が同じカテゴリが混在した場合など

Label Count Encoding:

  • カテゴリ変数を、トレーニングデータセット中の出現頻度の順位で置き換える
  • 線形モデルにも、非線形モデルにも使える
  • 未知のデータに対して、過剰反応しない
  • 異なるカテゴリ値に対して、同じ値をとることはない(->順位なので)

Target Encoding:

  • カテゴリ変数を、それらのターゲット比率(二値分類、回帰など)に変換する
    目的変数が 1/0 の場合に使えそうだ

  • 過剰適合に要注意!

  • 交差検証すること

  • 0 にならないようにスムージング処理を定義実施すべし

  • 過剰適合に対処するため、ランダムなノイズ値を加える手がある

Category Embedding:

  • ニューラルネットワークを使い、カテゴリ変数を固定長のEmbedding ベクトルに変換する。
  • one hot encoding より優秀
  • 参考 http://arxiv.org/abs/1604.06737

Nan Encoding:

  • 値を無視する代わりに、Nanを与える
    値がNanであることを示すフラグ変数を用意する

Polynominal Encoding:

  • カテゴリ変数間の相互作用を数値で表して使う
  • XORの関係にあるカテゴリ変数を処理できる
  • 場合分けをカラムで用意する
    二つの変数の組み合わせを one-hot-encoding で表現したようなもの
    カラム数が結構増えるので注意

Expansion Encoding:

  • 単一変数から複数の値を取り出す
  • 例:ユーザーエージェント文字列から、
    ・モバイルかどうか、
    ・バージョンは
    ・OSの種類は
    ・ブラウザのバージョンは
    といった複数の情報を取り出す。
  • 日時からも、年、月、日、曜日、時間などの値を取り出せる。

Consolidation Encoding:

  • 同じ値に対して、異なるカテゴリ値を割り当てる!
  • 表記ゆれの統一、名寄せ処理のようなもの
  • BP,British Petr,B&P --> BP など

数値型変数に対するEngineering

Rounding:

  • 数値を丸め込む
  • 小数点以下を切り捨てる、10で割った商を採用するなど

Binning:

  • 度数に分けて、その階級番号で表す
  • 数値の範囲を3つにわけ、値がその範囲のうちのどれに属しているのか 1/0 で表現する

Scaling:

  • 数値に変換処理を加える
  • 正規分布のzスコアに変換する
  • 最大-最初で標準化する
  • 対数をとる

Imputation:

  • 欠落したデータを無視する

Interaction:

  • 数値変数間の相互作用を数値化して使う
  • 演算処理をする
  • 特徴量選別(統計的、Importanceなどを使う)をしておこう
  • 人間の直感は無視? おかしな変換が時には素晴らしい改善をもたらす
    --> 先入観のことではないか?

線形アルゴリズムに使う、非線形encoding

  • 非線形処理を使い、線形モデルの性能を改善しよう
  • Polynominal kernel
  • カーネル関数か
  • Leafcoding(ランダムフォレスト embedding!)
  • 遺伝的アルゴリズム
  • 局所的線形アルゴリズム、t-SNE,

行の統計

  • データ行の統計を取るべし
  • NaN の数
  • 0 の数
  • 負の値の数
  • 最大、最小、平均、などの統計量

一次変数

  • 大きな改善をもたらす可能性がある
  • 日付のような一次変数は、検証の仕組みを必要とする

Projecting to a circle

  • 曜日のように、一つの特徴量を循環型の値に置き換える
    --> 割ったときの余りなど
  • Datetime から、曜日、月、日を取り出す

TrendLine

  • 時系列分析、移動平均など、
  • 同じ消費額の顧客でも、その経緯は異なる。
    まとめてドカっと消費するのか、じわじわ消費するのか、など

大きなイベントからの距離

  • ハードコード処理になる。
    休日の何日前か、など
  • 公的な祝日や、月初の祝日など、いろいろな起点がある
  • 消費パターンを予測する際に、役立つ

空間的値

  • 位置情報:緯度経度、住所など

位置をカテゴリ化する

  • クラスタリング
  • 緯度経度
  • 都市名を緯度経度で表す

ハブからの距離

  • 主要なハブからの位置的距離

リンク集

Discover Feature Engineering, How to Engineer Features and How to Get Good at It
https://machinelearningmastery.com/discover-feature-engineering-how-to-engineer-features-and-how-to-get-good-at-it/

Feature Engineering: Data scientist's Secret Sauce !
https://www.linkedin.com/pulse/feature-engineering-data-scientists-secret-sauce-ashish-kumar?trk=prof-post

カテゴリカル変数のEncoding手法のまとめ
http://jotkn.ciao.jp/wp/2017/08/22/post-67/

KaggleのWinner solutionにもなった「K近傍を用いた特徴量抽出」のPython実装 - u++の備忘録
https://upura.hatenablog.com/entry/2018/06/23/165855
https://github.com/upura/knnFeat

Feature Engineering のリンク集
https://qiita.com/squash/items/667f8cda16c76448b0f4

Introduction to Manual Feature Engineering | Kaggle
https://www.kaggle.com/willkoehrsen/introduction-to-manual-feature-engineering

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