Navigating the Databricks Lakehouse Like a Pro - The Databricks Blogの翻訳です。
本書は抄訳であり内容の正確性を保証するものではありません。正確な内容に関しては原文を参照ください。
9つのグローバルサーチを用いた発見、ナビゲートの方法
Databricksにおいて、我々はレイクハウスを用いてモダンなデータスタックをシンプルにし、クラスターの再利用でコストを節約し、最速のデータウェアハウスを提供することで、皆様が可能な限り効率的になる様なお手伝いをできることに喜びを感じています。Databricksプラットフォームのさまざまなパーツを用いて作業することは、皆様にとって効率性が重要となる領域です。皆様は一週間あるいは1日を通じて様々なオブジェクト(ノートブック、テーブル、クエリー、ダッシュボード、リポジトリなど)を取り扱っているので、必要なものを容易に見つけ出せるということが重要となります。我々は最近、オブジェクトを容易に発見し、移動できるお手伝いをするグローバルサーチをアップデートしました。
今ではグローバルサーチを用いることで、ノートブック、(Unity Catalogの)テーブル、クエリー、ダッシュボード、アラート、ライブラリ、フォルダー、リポジトリ、ファイルを一つの場所から検索でき、いつでも格納場所にアクセスできる様になります。また、コンテキストを含むメタデータを参照することができ、結果を絞り込むためにフィルターを適用することができます。
複数のオブジェクトタイプに対する検索
新たなトップナビゲーションバーの検索ボックスからグローバルサーチにアクセスすることができます。
注意
グローバルサーチは、マルチテナントであって、かつCMK(顧客管理キー)を使用していないAWSとAzureのワークスペースでのみ利用できます。
グローバルサーチを試していないのであれば是非試してください!
こちらでは、プロの様にコンテンツを探し出し、ナビゲートする役に立つ9つのグローバルサーチの使い方を説明します。
1. 製品のどこで何をしているのか関係なしにアクセスできる単一の場所から欲しいものを見つけ出す
検索できる様になるまでに製品を数回クリックする必要はありません。左のナビゲーションパネルからコンテキストを離脱することなしに、今いる場所から即座に検索を行うことができます。グローバルサーチによって、一つの場所からの検索が可能となり、これはクエリーを検索するためにクエリーのページに移動する必要がなく、ノートブックの検索のためにData Science & Engineeringのペルソナに切り替える必要もなく、テーブルを検索するためにデータエクスプローラーのページに移動しなくてよいということを意味します。
2. ペルソナ横断でクイックにオブジェクトにジャンプ
以下のリンクをクリックすると別タブで動画が開きます
グローバルサーチを用いることで、製品のどの場所にいてもペルソナ横断でオブジェクトを検索できるので、グローバルサーチの活用によって、あなたの今のペルソナ以外のペルソナに属するオブジェクトにもクイックにナビゲートすることができます。
例えば、Data Science & Engineeringペルソナでノートブックを操作している際に、作業内容をあなたがSQLペルソナで作成したダッシュボードに移行したいと思ったら、ペルソナを切り替え、手動でダッシュボードにナビゲートするのではなく、グローバルサーチを用いて直接そのダッシュボードにジャンプすることができます。
3. クイックに検索するためにキーボードショートカットCMD+P / CTRL+Pの活用
グローバルサーチを用いることで、さらにクイックにオブジェクトに到達することができますが、CMD+P (Mac) / CTRL+P (Windows)のキーボードショートカットを用いることで、検索モーダル自体にもクイックにアクセスすることができます。迅速にグローバルサーチにアクセスできるということのメリットには、キーボードから手を離さなくても良いということが挙げられます。
4. 正確なファイルパスを記憶する必要はありません
以下のリンクをクリックすると別タブで動画が開きます
"/Users/" -> "/Users/username/" -> "/Users/username/ProductABC/" -> "/Users/username/ProductABC/Q1/" -> "/Users/username/ProductABC/Q1/Metrics/" -> "/Users/username/ProductABC/Q1/Metrics/Draft/" -> "/Users/username/ProductABC/Q1/Metrics/Draft/ActiveUsersNotebook"
馴染みのあるものですか?おそらく、フォルダ構造を間違って覚えている場合には行ったり来たりが増えるので、ナビゲーションパスはさらに長くなります。
オブジェクトを探している際に、オブジェクトの正確な名前、あるいはそれに近いものを知っている場合がありますが、その場合にも長いパスをクリックし続けなくてはなりません。この様な場合には、グローバルサーチを活用し、マッチする結果をクリックしてナビゲートする方が高速です。
ファイルパスやディレクトリを覚えるのではなく、名前でオブジェクトを見つけ出す
5. 正確な名前を忘れたとしてもオブジェクトを見つけ出す
探しているオブジェクトの正確な名前を思い出せない場合でも、キーワードとフィルターを用いることでグローバルサーチがお役に立ちます。
例えば、週次のアクティブユーザーについて通知をするために、今日の朝に作成したサンプルアラートの正確な名前を思い出せないとします。この場合、キーワードsample
で検索を行い、Alertタブにドリルダウンし、ユーザーと最終更新日でフィルタリングします。
キーワードとフィルターを用いることで、正確な名前を忘れたとしても容易に見つけ出すことができます
6. 他の人がどのように関数を使ったのか、テーブルをクエリーしたのかのサンプルを見つけ出す
新たなデータパイプラインを開発中に、前の四半期に作業したデータパイプラインノートブックの関数の使い方を思い出す必要に迫られたことはありませんか?あるいは、いくつかのテーブルに対する複雑なjoinを実行しようとして、あなたの同僚が同じ様なことをどの様にやっているのかのリファレンスを欲しいと思ったことはありませんか?
新たなグローバルサーチのベストな部分の一つは、ノートブックやクエリーをのその名前で検索できるだけでなく、中のコンテンツでも検索できるということです。このため、関数やテーブルがどのように参照されているのかを確認するために、関数名やテーブル名で検索を行うことができます。追加のボーナスとして、以下の2つがあります。
- マッチするノートブックやクエリーの中のコンテンツをプレビューしたいのであれば、検索結果の中でスニペットを参照することができます。
- スニペットで表示される以上のものが必要である場合には、ノートブックやクエリーは検索にマッチした場所まで自動でスクロールし、検索結果をクリックすることでオブジェクトを開くことができます。
関数や他のオブジェクトがどの様に実装されたのかに関して他のサンプルをクイックに参照
7. クイックなインパクト分析の実施
最近アップデートされたライブラリを使用している全てのノートブックの一覧を参照したいものとします。グローバルサーチを用いることで、ライブラリの名前で検索を行い、誰が所有しているのかも併せてライブラリを使用している全てのノートブックを参照するために、Notebookタブでフィルタリングすることができます。これによって、このライブラリのバージョンアップデートによって影響を受ける可能性のある全てをクイックなインパクト分析を実行できる様になります。
8. すでに他の人が導き出した洞察を見つけ出す
グローバルサーチではあなたがアクセス権を持つ全てのオブジェクトを検索できるので、あなたがこれまでに開いたことがないオブジェクトだったとしても他の方すでに作成した洞察を見つけ出す優れた手段となります。例えば、私が製品ABCがどの様に動作するのかを知りたいと考えていますが、誰に問い合わせたら良いのかわからない場合、製品ABC
で検索を行い、私の質問に答えるであろう他の人が作成した適切なダッシュボードがないかを確認するためにダッシュボードでフィルタリングします。
9. フィルタリング条件にマッチする全てのオブジェクトの一覧を参照する
グローバルサーチを用いてコンテンツを見つけ出す別のパワフルな方法は、フィルターを適用して「空の」検索を行う(検索単語を入力せずに検索ボックスでenterを押す)というものです。オブジェクトタイプを指定して「空の」検索を行うことで、参照権限を持つ当該タイプの全てのオブジェクトのリストを参照することができます。これによって、専門家によって作成された全てのダッシュボードや、先週作業した全てのクエリーの一覧を参照することができます。
(アクセス権があるもののみがグローバルサーチの検索結果に表示されることを覚えておいてください)
全ての種類のオブジェクトを整理するためにフィルタリング自体がパワフルなツールとなります
フィードバックを教えてください!
グローバルサーチの新たなアップデートを試していただき、追加のコンテンツタイプのサポートを楽しみにしていてください。更なる改善をしりたいのであれば、是非フィードバック下さい。グローバルサーチのモーダルの上部にある「Provide Feedback」リンクからフィードバックすることができます。
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