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ACPI BIOS ErrorとACPI Error奮闘記 その2 (おまけ: hostnameの変更)

Last updated at Posted at 2023-10-17

更新履歴
10/26 回避方法(ACPIを恒久的にoffにする)その後を追加

これまでの経緯

この記事はACPI BIOS ErrorとACPI Errorに対する奮闘記その2である。
その1はこちら、その後こちらでデフォルトのカーネルを変更し、こちらでOSをAlmaLinuxに変更し、問題解決かと思われた。
しかし、私自身の異動に伴い計算機の引っ越しを行った結果、AlmaLinuxでもまたErrorが発生した。

結論を先に言うと、ACPIをoffにすることでErrorが出なくなった。

エラーの内容

計算機の電源を入れ、カーネルを選択する画面でAlmaLinux 8.8 (Sapphire Caracal)を選ぶ。
するとしばらくしてエラー画面が出る。

このようなエラーである。

ACPI BIOS Error (bug): Failure creating named object [\_SB.INTS], AE_ALREADY_EXISTS
ACPI Error: AE_ALREADY_EXISTS, During name lookup/catalog

そしてそのまま黒い画面のまま動かなくなる。

回避方法(ACPIをoffにする)

参考にしたのはこちら
ACPIをoffにする。

カーネルを選択する画面でAlmaLinuxにカーソルを合わせた状態で、以下の指示通り'e'を入力。

Press 'e' to edit the selected item, or 'c' for a command prompt.

以下の行を編集する。

limux ...(中略)... acpi=strict

このように編集する。

limux ...(中略)... acpi=off

そしてCtrl + Xでstartする。

回避方法(ACPIを恒久的にoffにする)

上記の方法だと、一時的な編集にしかならない。
そこで、以下のように恒久的な変更を行う。

まずは、現在の設定の確認を行う。

$ sudo grubby --info=ALL
index=0
kernel=“/boot/vmlinuz-4.18.0-477.21.1.el8_8.x86_64”
args=“... acpi=strict ...”
...

ACPIはstrictになっている。
そこで、以下のように変更を加える。

$ sudo grubby --args=“acpi=off” --update-kernel /boot/vmlinuz-4.18.0-477.21.1.el8_8.x86_64
$ sudo grubby --info=ALL
index=0
kernel=“/boot/vmlinuz-4.18.0-477.21.1.el8_8.x86_64"
args=“... acpi=off”

これで変更が完了した。

その後

ACPIは電源管理やハードウェアの構成管理をしている。
ACPIをoffにしたことで、コマンド入力でのrebootやshutdownができなくなった。
また、htopで見ることのできるスレッド数が半分になってしまった。
根本的な解決には程遠いが、とりあえず起動させることには成功したという状況である。

おまけ: hostnameの変更

新しい所属先がDynamic DNSなので、計算機自体にhostnameをつける必要がある。
こちらを参考にする。

hostnameの確認は以下の通り。

$ hostname
(現在のhostnameが表示される)

hostnameの変更は以下の通り。

$ hostnamectl set-hostname hogehoge

そのあと計算機の再起動が必要かもしれない。

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