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Laravel5.7: 本番に合わせてバーチャルホストを設定する

Last updated at Posted at 2017-10-02

親記事

Laravel5.7で基本的なCRUDを作る - Qiita

バーチャルホストが必要な理由

環境 URL
ローカル http://localhost/laravel/5.7/public
Travis CI http://localhost:8000
本番 https://sutara79-laravel.herokuapp.com

上のように、Travis CIではドメイン直下ですが、ローカルでは直下ではなくサブディレクトリの中にあります。
このようなズレがあると、PHPUnitのテストが通りません。
Laravelの環境設定(.env)のAPP_URLでは、このズレの辻褄を合わせることはできません。
素直にバーチャルホストを設定して、ローカルもドメイン直下にするのが一番楽です。
ServerNameは本番に合わせて「**local.**sutara79-laravel.herokuapp.com」とします。

バーチャルホストを設定する

:page_facing_up: C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-vhosts.conf

<VirtualHost *:80>
    DocumentRoot "C:\xampp-htdocs\laravel\5.7\public"
    ServerName local.sutara79-laravel.herokuapp.com
    <Directory "C:\xampp-htdocs\laravel\5.7\public">
        AllowOverride All
        Options All
        Require all granted
    </Directory>
</VirtualHost>

管理者として起動したメモ帳でhostsファイルに設定を追加します。
:page_facing_up: C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts

127.0.0.1 localhost
127.0.0.1 local.sutara79-laravel.herokuapp.com

以上で、http://local.sutara79-laravel.herokuapp.comでLaravelアプリへアクセスできるようになりました。

HTTPSで接続したい場合

HTTPSで接続したい場合は、さらに設定が必要です。
別の記事で解説しているので御覧ください。
:link: XAMPP for WindowsでSSLを有効にする - Qiita

APP_URLを変更する

以上で、バーチャルホストの設定は完了です。
最後に、Laravelの環境設定ファイルの中にあるAPP_URLを変更します。

.env
-APP_URL=http://localhost
+APP_URL=https://local.sutara79-laravel.herokuapp.com

これで、前回の記事のようにビルトインウェブサーバーを起動することなく、正式にページを表示できます。

001.png


(余談)シンボリックリンク

XAMPPのApacheのドキュメントルートの初期設定はC:\xampp\htdocsですが、私はDropbox内のフォルダを指定しています。
ただ、DropboxのパスはC:\Users\%USERNAME%\Dropboxのようにユーザーフォルダの中にあるので、ユーザー名が異なる複数のPCでXAMPPの設定を統一する場合に支障をきたします。
そこで、各PCでシンボリックリンクを作ることで、パスが完全に同一になるようにしています。
コマンドプロンプトでもPowerShellでも、必ず管理者として起動してください。

(コマンドプロンプトの場合)
> mklink /d C:\xampp-htdocs C:\Users\%USERNAME%\Dropbox\server

(PowerShellの場合)
> New-Item `
    -ItemType SymbolicLink `
    -Path     C:\ `
    -Name     xampp-htdocs `
    -Value    C:\Users\$($env:UserName)\Dropbox\server

:link: PowerShell v5 でシンボリックリンクを作る - 倭マン's BLOG hatena bookmark

上のコマンドでC:\xampp-htdocs = C:\Users\%USERNAME%\Dropbox\serverとなりました。
Apacheの設定ファイルでは下記のように指定します。

xampp\apache\conf\httpd.conf
DocumentRoot "C:\xampp-htdocs"
<Directory "C:\xampp-htdocs">

ソースコードはDropboxを通じて保管し、共通化します。
Apacheの設定はGitで管理して共通化します。
今回のバーチャルホストの設定も共通化できますし、新バージョンのXAMPPへ移行する場合のバックアップにもなります。
:link: XAMPPの設定ファイルをGitで管理する - Qiita

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