ファームウェア調整
PIC24FJ64GB002用に作成したファームウェアを調整し、赤外線を受信した際に回路上のLEDを点灯させるように修正ます。
ファームウェアの調整
- PICKit3をPCと接続します
- MPLAB X IDEを起動します
- PICでAndroid Open Accessoryをつくる:04-1で使用したプロジェクトを開きます
- ソースファイルを修正します
- Source Files - app - app_android_basic_io.c 抜粋
app_android_basic_io.c
static uint8_t GetPushbuttons(void)
{
// 追記
LED_Off(ANDROID_DEMO_LED_1);
uint8_t toReturn;
BUTTON_Enable(ANDROID_DEMO_BUTTON_1);
BUTTON_Enable(ANDROID_DEMO_BUTTON_2);
BUTTON_Enable(ANDROID_DEMO_BUTTON_3);
BUTTON_Enable(ANDROID_DEMO_BUTTON_4);
toReturn = 0;
//if(BUTTON_IsPressed(ANDROID_DEMO_BUTTON_1)){toReturn |= (1<<0);} // 下記に修正
if(BUTTON_IsPressed(ANDROID_DEMO_BUTTON_1))
{
LED_On(ANDROID_DEMO_LED_1);
toReturn |= (1<<0);
}
if(BUTTON_IsPressed(ANDROID_DEMO_BUTTON_2)){toReturn |= (1<<1);}
if(BUTTON_IsPressed(ANDROID_DEMO_BUTTON_3)){toReturn |= (1<<2);}
if(BUTTON_IsPressed(ANDROID_DEMO_BUTTON_4)){toReturn |= (1<<3);}
return toReturn;
}
- PICでAndroid Open Accessoryをつくる:02で作成したブレッドボードにPICKit3を接続します
- リボンバーから「Make and Program Device Main Project」を実行し、PICにプログラムを書き込みます
- 「Programming/Verify complete」が出力され書込みが成功したことを確認します
##動作確認
- 上記の作業で準備した、ファームウェアの書き込まれたPICをPICでAndroid Open Accessoryをつくる:03で作成したブレッドボードに設置します
- 電源用マイクロUSBコネクタにACアダプタを接続したうえで、USBコネクタをAndroidに接続します
- Android上で「基本的なアクセサリデモ(Basic Accessory Demo」を起動します
- IR受信機に向け赤外線リモコンを操作すると、操作している間プッシュボタン状態が「Not pressed」と「Pressed」が点滅すると同時に、ブレッドボード上のLEDが点滅します
##今後
これで作成した回路及びファームウェアの構築は終了です。
次回は、Android用アプリケーション作成のための環境構築を行います。