はじめに
Vket Cloudでは、「HeliScript(ヘリスクリプト)」という独自のスクリプトを使用してコーディングを行うことで、ワールド内に高度なギミックを導入することが出来ます。
本記事では、HeliScriptによるコーディングの基礎について紹介しています。
今までHeliScriptを触ったことが無い方でも、これを読むことでHeliScriptを使いこなせるようになるかも…!?
各章には解説動画も掲載されています。
理解を深めるのにお役立てください。
また、本連載記事で使用している用語の意味を解説している、用語集も用意してあります。
記事を読んでいて分からない単語が出てきた場合、用語集をご覧ください。
対象読者
- Vket Cloudのワールドを作りたい人
- Vket Cloudでギミックを作ってみたい人
- HeliScriptについてこれから学習したい人、HeliScript初学者
※これまでプログラミングをしたことが無い人でも大丈夫です。
本記事は、VketCloudSDKの導入、および最小環境でのビルドが出来ている方向けの記事となっております。
Vket Cloudの開発に必要なアカウント設定につきましては 【ワールドの作り方:準備編vol.1】アカウント設定を、
VketCloudSDKの導入方法につきましては【ワールドの作り方:準備編vol.2】 VketCloudSDKの導入を
および最小環境でのビルド方法につきましては、【ワールドの作り方:初級編vol.3】出力して中に入ってみようをご覧ください。
※外部のページにアクセスします。
使用バージョン・環境
Windows10
Unity2019.4.31f1
VketCloudSDK13.7.7
コーディング環境
Visual Studio Code
※コーディング環境については次章のHeliScriptを作成する環境を作るをご覧ください。
目次
第1部:HeliScriptを作る準備をしよう
① HeliScriptを作成する環境を作る
第2部:HeliScriptを作ろう、HeliScriptの取り扱い方
② HeliScriptを作る / Hello World!をコンソールに出力する
③ HeliScriptをシーンに組み込む / シーンから取り外す
第3部:変数と制御について学ぼう
④ HeliScriptで変数を使う 前編
⑤ HeliScriptで変数を使う 後編
⑥ HeliScriptで制御構文を使う(if、switch)
⑦ HeliScriptで制御構文を使う(for、while)
第4部:HeliScriptでオブジェクトを動かしてみよう
⑧ HeliScriptでシーン上のアイテムを取得する
⑨ HeliScriptのUpdate()関数について
⑩ HeliScriptでVector3を使ってシーン上のアイテムを移動させる
⑪ HeliScriptでプレイヤーを取得しワープさせる
第5部:HeliScriptについてもっと知ろう
⑫ HeliScriptにおけるコンポーネントとアイテムの関係性
⑬ HeliScriptをより使いこなすには
付録
用語集