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【Vket Cloud】動画つき!ゼロから始めるHeliScript超入門⑤ - HeliScriptで変数を扱う 後編

Last updated at Posted at 2024-10-30

はじめに

Vket Cloudでは、「HeliScript」という独自のスクリプトを使用してコーディングを行うことで、ワールド内に高度なギミックを導入することが出来ます。

本記事では、HeliScriptで変数を使ってできること、変数の型ごとの値の表示方法を紹介します。

動画

変数で出来ること

変数は値を格納するだけでなく、値同士の計算に使用することが出来ます。

例えば、

component Example2
{
    int a; // int型の変数「a」を定義

    public Example2()
    {
        a = 1; // 変数aの中に1を格納
        a = a + 2; // aに現在のaに2を加えた数を格納
        hsSystemWriteLine("%d" % a); // aに格納した変数の中身を表示
    }
}

とすることで、もともと1が入っていたaに+2されて出力結果は3となります。

計算で使用できる演算子についてはVketCloudSDKヘルプページをご覧ください。

上記例で使用している+は、Shiftキーを押しながら;(セミコロン)キーを押すことで入力できます。

float、string、boolの表示方法

小数を格納できるfloat型の場合、%fを、
文字列を格納できるstring型の場合、%sを使用します。
trueかfalseを格納できるbool型の場合、そのまま中身を表示する術はないため、%dで表示した際の中身で判断します。
1のときtrueで、0のときfalseです。

また、一文の中で2つ以上の変数を出力するときは、%(変数名)を繋げます。
例えば、

component Example2
{
    int a; // int型の変数aを定義
    float f; // float型の変数fを定義
    string s; // string型の変数sを定義

    public Example2()
    {
        a = 5 * 6; // 変数aの中に5×6の結果を格納
        f = 0.5; // 変数fの中に0.5を格納
        s = "計算結果 : %d" % a; // 変数sの中に「計算結果 : (aの中身)」を格納
        hsSystemWriteLine("float : %f, string : &s" % f % s); // 出力
    }
}

といったコードを書いた場合、最終的な出力物は、float : 0.5, string : 計算結果 : 30となります。

本記事では変数名としてasのような1文字だけの名称を用いていますが、実際の開発で使用する場合、characterCountEnemyTextis_enterのような、変数の使用用途を名前にすることで、何のための変数なのか分かりやすくなります。

次 : ⑥ HeliScriptで制御構文を使う(if、switch)
前 : ④ HeliScriptで変数を使う 前編

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