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【Vket Cloud】動画つき!ゼロから始めるHeliScript超入門④ - HeliScriptで変数を扱う 前編

Last updated at Posted at 2024-10-30

はじめに

Vket Cloudでは、「HeliScript」という独自のスクリプトを使用してコーディングを行うことで、ワールド内に高度なギミックを導入することが出来ます。

本記事では、HeliScriptにおける変数とは何か、変数に値を格納し表示する方法を紹介します。

動画

変数って?

変数とは、プログラム上で文字や数字などのデータを格納する入れ物のようなものです。
格納した値を計算に使ったり、計算結果を新しく格納することが可能です。
変数を使うことで、プレイヤーの動作に応じて結果が変わるなど、高度なギミックを作ることが出来るようになります。

// 変数の例
int a; // aという名前の変数を定義
a = 10; // 変数aの中に10を格納

詳しくは次の章で紹介します。

Vket Cloudで扱える変数の種類について

Vket Cloudで扱える変数の型は主に4種類あります。

int

整数を格納することが出来ます。(格納できる値の例:0, -1 , 10000)

float

整数に加え、小数を格納することが出来ます。(格納できる値の例:0.5, -1.21)

string

文字列を格納することが出来ます。(格納できる値の例:Vketちゃん1号, ぶいけっとにゃん)
※文字列内に数字がある場合も、文字列として格納されます。

bool

trueかfalseの2値のどちらかを格納することが出来ます。
trueが「はい」、falseが「いいえ」のような意味になります。

値の格納方法

変数を定義し、変数の中身を等式(=)を使うことで変数に値を格納することが出来ます。

component Example
{
    int a; // int型の変数「a」を定義

    public Example()
    {
        a = 1; // 変数aの中に1を格納
        hsSystemWriteLine("%d" % a); // aに格納した変数の中身を表示
    }
}

上記の例では、コンポーネントExampleの中にint型の変数「a」を定義しています。
ワールドを起動した際、初めに実行されるコンストラクタにて、a = 1の等式で、
aの中に「1」の値を入れています。

hsSystemWriteLineで変数の中身を表示しています。
少々特殊な書き方をしていますがint型の変数を表示するためには、%dという記載を行い、
""の後ろに % (表示したい変数名)と記載します。
今回の場合、aの中身をコンソールに表示する、といった内容になるため、コンソールには1と出力されます。

=はShiftキーを押しながら-(ハイフン)キー、
%はShiftキーを押しながら5キーを押すことで入力できます。

次 : ⑤ HeliScriptで変数を使う 後編
前 : ③ HeliScriptをシーンに組み込む / シーンから取り外す

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