はじめに
Vket Cloudでは、「HeliScript」という独自のスクリプトを使用してコーディングを行うことで、ワールド内に高度なギミックを導入することが出来ます。
本記事では、HeliScriptをシーンに組み込む方法、シーンから取り外す方法について紹介します。
動画
解説
HeliScriptをシーンに組み込む
前章でも記載した通り、HeliScriptをシーンに組み込むには、VKC Attribute Script Unityコンポーネントを使用します。
初期状態だと、コンポーネントのリストが空の状態になっているため、「+」ボタンを選択、
その後「選択」ボタンを押しHeliScript一覧からシーンに組み込みたいHeliScriptを選択します。
この後、さらに「+」ボタンを選択することで、別のHeliScriptを組み込むことも可能です。
この時、一つのアイテムに複数個のHeliScrptが入った状態となります。
また、コンポーネント欄を調整することで、同じHeliScript内の異なるコンポーネントを登録させることも可能です。
お芝居で例えると…
HeliScriptを読み込むアイテム:役者
HeliScript:台本
コンポーネント:台本に書かれているセリフ
のような関係です。
複数のHeliScriptやコンポーネントを持たせることで、アイテム(役者)は複数の役を同時に演じたり、複数のセリフを覚えて行動したりします。
HeliScriptをシーンから取り外す
VKC Attribute Scriptのコンポーネントリストには、「-」ボタンがあり、これを押すことでシーン上からHeliScriptを取り外せる…わけではありません。
シーン上からHeliScriptを取り外すためには、もう1段階作業が必要になります。
それは、BasicSettingsが持つ、VKC Setting Base最下部のHeliScript一覧から取り外したいHeliScriptを「-」ボタンで除外することです。
- VKC Attribute Scriptのコンポーネントリストで「-」ボタンを押し、外す
- VKC Setting BaseのHeliScript一覧から「-」ボタンを押し、外す
以上2点を行うことでHeliScriptをシーン上から取り外すことが出来ます。
リストから削除する要素を選択する際は、上記画像の「Element 1」のような文字が書かれている箇所をクリックする必要があります。
選択することで、選択された要素が青色になります。
この状態で「-」を押すことで削除を行うことが出来ます。
使用しないHeliScriptを残したままにするのは、いわば役の無い台本が舞台の上にそのまま放置された状態です。
ワールドで思わぬハプニングが起きないよう、使わないHeliScriptはリストから外しておきましょう。
次 : ④ HeliScriptで変数を使う 前編
前 : ② HeliScriptを作る / Hello World!をコンソールに出力する