〜見えにくい“隠れコスト”を静かに削る〜
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はじめに
ElastiCache(Redis / Memcached)は、
メモリ確保量 × 稼働時間で課金されるため、
構成を決めたまま放置すると“静かに固定費が積み上がる”サービスです。
便利な反面、
「気づいたら結構高い」という状態になりがちなのが厄介なところ。
🎯 結論:ElastiCache削減はこの3点をまず見る
| # | ポイント |
|---|---|
| 1 | インスタンスサイズを適正にする |
| 2 | ノード数・クラスタ構成を最小限に |
| 3 | Reserved Nodes(RI)を検討する |
まずはこの3つだけでも、十分に削減効果が出ます。
① インスタンスサイズの見直し
ElastiCacheは メモリ量=コスト。
cache.m6g.large → cache.m6g.medium
これだけで月額が大きく下がることもあります。
CloudWatchでメモリ使用率やピーク時の余力を確認し、
「本当にこのサイズが必要か?」を一度疑うのが重要です。
② ノード数・クラスタ構成
Redisは ノード数が増えるほどコストが直線的に増加します。
冗長性は大事ですが、
「念のため多め」にした構成が、そのまま固定費になっているケースも多いです。
🔁 Redis → Valkey への更新でコストカット
もともとは Redis を使っていましたが、
Valkey へ更新することでコスト削減につながりました。
使い方はほぼ Redis のままで、
アプリ側の修正も最小限。
構成を大きく変えずにコストを下げられたのは大きな収穫でした。
③ Reserved Nodes(RI)の活用
ElastiCacheにも リザーブドノード があり、
長期利用前提ならコストをしっかり下げられます。
ただし、サイズや構成を固定する前提になるため、
オンデマンドで最適化 → その後 RI 検討
という順番がおすすめです。
📝 今回の反省点
- リザーブドノードの存在に気づくのが遅かった
- 利用状況を見れば、もっと早くスペック調整できた
「キャッシュだから余裕を持たせよう」と判断を後回しにしましたが、
今振り返ると、安定後すぐに見直してよかったと感じています。
🎯 まとめ
ElastiCacheは、
- 見えにくい
- でも確実に請求に乗る
典型的な“隠れコスト”です。
インスタンスサイズ・構成・RI。
このあたりを意識するだけで、
パフォーマンスを落とさずにコストはきちんと削れます。