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rex0220 一括更新プラグイン

Last updated at Posted at 2023-08-12

kintone 一覧画面で、レコードの一括更新を行うプラグインです。
特定の項目を一括更新する業務などで、効率的に作業を行えます。

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一括更新プラグインの特長

・一覧画面で、あらかじめ指定した項目のレコード一括更新を行う
・詳細画面で、あらかじめ指定した項目のレコード更新を行う
・用途に応じて、更新する項目セットを複数設定可能
・更新対象項目:
 文字列1行、文字列 (複数行)、チェックボックス、複数選択、ドロップダウン、ラジオボタン、ルックアップ、数値、日付、日時、時刻、ユーザー選択、組織選択、グループ選択
 ※テーブル・テーブル内項目は対象外
・必須制約、文字数制限、数値制約、リンクについて、入力チェック機能あり
・一覧画面で、更新するレコードをチェックボックスで指定可能
・入力項目の初期値を計算式で指定可能
・指定項目について、計算式で自動設定可能
・一括更新の処理毎に、表示する一覧と表示権限を指定可能
・計算式プラグインとの連携機能
・パラレル更新による最大20万件の一括処理
・3ヶ国語対応
・PCのみ対応

※他プラグインへの影響
 ・文字検索プラグイン Ver.18 以降に対応
 ・ルックアップ選択条件プラグイン Ver.30 以降に対応
 ・一括承認プラグイン Ver.9 以降に対応
 ・選択式ルックアップテーブルプラグイン Ver.1 以降に対応

※ Ver.8 変更点
・一括更新ダイアログで初期値処理時エラーになる不具合対応
・ENCODE_URI, ENCODE_URICP, DECODE_URI, DECODE_URICP 関数追加
・FISCAL_YEAR 関数を追加。指定日と年度開始日から年度を返す
 FISCAL_YEAR("2024-03-01", "04-01") -> 2023
・LOG 関数を追加。オプションの内容を console.log に出力
・LOGIN_INFO 関数を追加。ログインユーザー情報のオブジェクトを返す
・SEL_CODE 関数に「code, name」情報を返す "obj" オプションを追加
SEL_CODE(ユーザー選択, "obj") -> [{code:'user1code', name:'user1name}]
・SET_CODE 関数にユーザー選択・組織選択・グループ選択を指定した場合、そのままオブジェクトをセットに変更
 ※ユーザー選択・組織選択・グループ選択に値を設定時、名称が表示されるようになる
・ARRAY_GET 関数の第1パラメータに、配列以外の値を指定された場合、エラーにせず空文字を返すように変更

一括更新プラグインの応用例

一括更新プラグインの概要

  • 一覧画面でレコードを選択して、一括更新のボタンをクリック
  • 項目に値を入力して、「次へ」をクリック
  • 必須項目エラー等があれば、エラー表示されます
  • 項目確認画面で内容を確認し、「更新」をクリック
  • 更新結果を確認します

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操作例

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ルックアップ項目

ルックアップ項目は、「取得」ボタンでレコードを選択します。
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ユーザー選択、組織選択、グループ選択

入力エリアをクリックすると、ドロップダウン表示されますので、クリックして選択します。
文字を入力すると、名称・コードで絞り込みができます。
ドラッグアンドドロップで位置を変更できます。
※ユーザーが複数組織に所属している場合、「優先する組織」にのみ表示されます。
ユーザーが複数グループに所属している場合、先頭のグループにのみ表示されます。
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  • ユーザー選択、組織選択、グループ選択の操作例
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入力項目の初期値

項目ごとに、入力の初期値を設定できます。
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  • 入力項目の初期値設定例 計算式で初期値を設定できます。
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計算式による自動計算

項目値を自動計算で設定可能です。
自動計算項目には、計算式を表示します。
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  • 自動計算の計算式設定例
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更新条件

計算式で、更新するレコードの条件設定が出来ます。
詳細画面の場合、更新条件によりボタン表示を行います。

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  • 更新条件の設定例:顧客名が"ABC"のレコードのみを更新
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詳細画面での更新

詳細画面で、指定した項目の更新を行います。
更新条件を満たし、レコード更新権限がある場合に、更新ボタンが表示されます。

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プラグイン設定

  • ヘッダー部
    • プラグイン有効
    • 行制御: 行の複写・追加・削除ボタンを表示
    • 多言語: ボタン名、概要の英日中の設定欄を表示
    • 権限: ボタンを表示するユーザー・組織・グループ設定を表示
    • レコード選択: 一覧画面でレコード選択のチェック欄を表示
    • メニュー表示: 一覧画面で、ボタンの代わりにメニュー形式で表示
    • メニュー設定: メニューに表示する名称を設定
  • グリッド部
    • ボタン名: 一覧画面に表示するボタン・メニューを設定
    • 概要: 一括処理のダイアログに概要を表示
    • 一覧、詳細画面: ボタンを表示する一覧画面、詳細画面を指定
    • 権限: ボタンを表示するユーザー・組織・グループを指定時にチェック
    • 項目(計算式): 一括処理を行う条件・項目・計算式を設定

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行制御

行制御をチェックすると、複写・追加・削除のボタンが表示されます。
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行番号欄をドラッグアンドドロップして、位置を移動できます。
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多言語

多言語をチェックすると、ボタン名、概要の英日中の設定欄が表示されます。
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権限

権限をチェックすると、ボタンを表示するユーザー・組織・グループ設定を表示します。
セルをクリックすると、ドロップダウン表示されます。
選択肢が多い場合は、文字入力で絞り込みできます。
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レコード選択

一覧画面でレコード選択のチェック欄を表示します。
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メニュー表示

一覧画面で、ボタンの代わりにメニュー形式で表示します。
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ボタン名と概要

ボタン名と概要は、ダイアログで表示されます。
処理内容が分かりやすいように設定してください。
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一覧、詳細画面

一括更新ボタンを表示する一覧画面・詳細画面を制限する場合は、編集ボタンをクリックして、ボタンを表示する一覧をチェックしてください。
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一覧設定のコピー&ペースト:CTL+C(コピー)し、CTL+V(ペースト)
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権限

一括更新ボタンを表示するユーザー・組織・グループ設定
ゲストスペースアプリの場合は、ゲストユーザーを指定できます。

  • ゲストユーザー: カンマ、スペース、改行でメールアドレス区切って設定
  • ユーザー
  • 組織
  • グループ

ユーザー・組織・グループは、ドロップダウンから選択および名前・コードで絞り込みができます。
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権限の操作例
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権限設定のコピー&ペーストの操作例:CTL+C(コピー)し、CTL+V(ペースト)
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項目(計算式)

編集ボタンをクリックすると、指定可能な項目が表示されます。
計算式は、計算式プラグインの関数が利用できます。

項目(計算式)のコピー&ペーストの操作例:CTL+C(コピー)し、CTL+V(ペースト)
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項目設定のダイアログ

  • ヘッダー部
    • フィルタ: 項目を絞り込みます
    • 計算式プラグイン連携: レコード更新時に、計算式プラグインの更新が行われます。
    • 未使用項目削除: 設定行からチェック・計算式の指定が無い項目を削除します。
      不要項目がある場合は、削除して整理してください。
    • 全項目追加: 設定行へ使用していない全項目を追加します。
  • グリッド部
    • 入力: 入力項目をチェック。チェックが無い場合は、計算式による自動設定。
    • 必須: 入力項目で入力を必須にする場合、チェック
    • 有効: ダイアログ表示時に、項目チェックされ入力欄が有効になります。
    • 計算式: 入力がチェックされている場合は、入力欄の初期値を計算式で設定。チェックが無い場合は、計算式による自動設定。
    • 削除ボタン: 項目を削除します。

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項目設定と入力表示の例
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項目のドラッグアンドドロップ
行番号欄をドラッグアンドドロップして、位置を移動できます。
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項目の追加と削除
全項目を追加後に必要な項目にチェックして、未設定の項目を削除します。
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項目の入力設定

  • 入力欄あり、入力必須、計算式による初期値表示: 入力必須で更新する項目
    入力チェック、必須チェック、計算式
  • 入力欄あり、入力オプション、計算式による初期値表示: 入力オプションで更新する項目
    入力チェック、有効チェック、計算式
  • 入力欄無し、計算式による自動計算: 自動設定で更新する項目
     計算式

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入力欄の初期値設定

入力欄ありの項目に、計算式で初期値を設定できます。

  • 文字列、ドロップダウン、ラジオボタン
    • 文字列を指定: "テスト"
  • 数値
    • 数字を指定: 1000
  • チェックボックス、複数選択
    • ARRAY 関数で、選択肢を指定: ARRAY("sample1","sample2")
  • 日付
    • 文字列を指定: "2023-08-12"
    • 日付関数を指定: TODAY()
    • 日付関数を指定: DATE_ADD("TODAY",3,"day")
  • ユーザー選択
    • ユーザーコードをARRAY 関数で指定: ARRAY("usser1","user2")
  • 組織選択
    • 組織コードをARRAY 関数で指定: ARRAY("sales","dev")
  • グループ選択
    • グループコードをARRAY 関数で指定: ARRAY("group1","group2")

利用ライブラリ

・jQuery MITライセンス
・jQuery-UI MITライセンス
・momentjs MITライセンス
・sweetalert2 MITライセンス
・FileSaver MITライセンス
・zlib MITライセンス
・bignumber.js MITライセンス
・kintone-ui-component MITライセンス
・selectize Apache-2.0 ライセンス
・pqgrid 商用ライセンス

注意事項

  • 既に、JavaScript によるカスタマイズを行っているアプリの場合、処理が競合して、エラーになる場合があります。その場合は、該当するアプリでプラグインの使用を中止してください。
  • アプリ毎に 10,000 回/日のAPI 発行回数の制限があります。20 万件の一括更新を行うと、約2,400回の API 発行回数になります。10,000 回/日の制限値を超えないように運用してください。
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