関連レコード集計プラグインで、タイムカードアプリを月次集計する例です。
集計先レコードが無い場合にレコード追加する新機能を使ってみます。
タイムカードアプリに入力・承認したタイミングで、月次集計が行われます。
概要
関連レコード集計プラグイン Ver.11 で、集計先レコードが無い場合にレコード追加する機能を使って月次単位に自動集計します。
勤務時間の合計とステータス毎の件数を集計します。
アプリ構成
- タイムカードアプリ: kintone ストアアプリから作成
- タイムカード月次集計アプリ: 新規作成
タイムカードアプリ
kintone ストアアプリから作成のままです。
タイムカード月次集計アプリ
新規作成して、項目を配置します。
「勤務時間」は、集計先項目。勤務時間(時間)は、時間単位の表示用。
- 申請者: ユーザー選択
- 対象年月: 日付
- 勤務時間: 数値
- 勤務時間(時間): 計算 (勤務時間*60)
- 未処理(下書き): 数値
- 上長確認中: 数値
- 承認: 数値
- 差し戻し: 数値
タイムカードアプリの関連レコード集計プラグイン設定
タイムカード月次集計アプリを集計先に設定します。
対象アプリ条件
集計のキーとなる申請者と対象年月を指定します。
- 申請者: in SEL_CODE(申請者,"array")
- 対象月: = DATE_FORMAT(日付,"YYYY-MM-01")
集計条件
集計元のタイムカードアプリの抽出条件を指定します。
- 申請者: in SEL_CODE(申請者,"array")
- 日付: >= DATE_FORMAT(日付,"YYYY-MM-01")
- 日付: <= DATE_ENDOF(日付,"month","YYYY-MM-DD")
集計順
今回は、合計・カウントだけなので、集計順は影響しませんが、とりあえず日付順とします。
集計項目
「集計先レコードが無ければ追加」をチェック
項目の「レコード追加時に設定」をチェックすると、レコード追加時のみ設定されます。
- 申請者: in SEL_CODE(申請者) ※レコード追加時に設定
- 対象月: DATE_FORMAT(日付,"YYYY-MM-01") ※レコード追加時に設定
- 勤務時間: DURATION_AS(計算,"minutes")
- 未処理(下書き): IF(ステータス=="未申請(下書き)",1)
- 上長確認中: IF(ステータス=="上長確認中",1)
- 承認: IF(ステータス=="承認",1)
- 差し戻し: IF(ステータス=="差し戻し",1)
あとがき
タイムカードアプリに入力・承認したタイミングで、月次集計が行われると、リアルタイムでチェックが出来ますので、かなり効率改善につながるのではないでしょうか?
同じような集計処理にもいろいろ応用できそうです。