Rのgtで作った表を透過する方法

gtで作成した表をR上透過して保存する方法

具体的には、背景色のついたスライドにgtで作った表を貼りたい状況などを想定しています。gtやgtsaveだけではどうやらできない & (常識なのかもしれませんが)少し調べた所では方法が分からなかったのでメモしておきます。
R上で完結したより良い方法・代替案があればお教えください。

ggplot2で作成したグラフを透過して保存する方法としては、

p <- p + theme(plot.background = element_rect(fill="transparent", color=NA))

ggsave("ファイル名.png",p,bg="transparent")

とすれば良いのは有名かと思います。なお、単にthemeで透過するように設定しておいても、bgを指定しなかったり、Rstudioのexportから書き出したりすると透過されません。

gtやgtsaveはggplotの表版のようなパッケージとして知られていますが、これらのオプションはどうやら存在しません。

調べたところstackoverflowやVolcengine(中国版のstackoverflowみたいなもの)がヒットしましたが、どちらの方法もうまく行きませんでした。

これらの方法についても後ろでご紹介しますが、アップデート等で使えなくなった等の可能性もあるかと思います。この点何かご存知の方いらしたら教えていただけると嬉しいです。Rのバージョンは4.3.1です。

gtで作成した表を透過

library(gtsummary)
library(magick)

h=head(iris)
table=h %>%
  gt() %>%
  tab_options(table.background.color = "white")
  

とすると、背景色が白の表が作成されるので、magickパッケージを用いて

img_t=img%>%
    image_transparent(color="white") #指定色の部分(ここでは白)を透過
image_write(img_t, "table.tp.png")

とすることで背景を透過することができます。
ここでは白を使っていますが、図中の文字などと色が被っていなければなんでも良いです。
これでできるものの、なんだかもっと良い方法がありそうな気がするので、知っている方がいらしたら教えていただきたいです。

検索すると出てくるがうまくいかない方法

①背景色を透明に指定

stackoverflowの方ではCSSカラーコードで透明度を指定し

tab_options(table.background.color = "#FFFFFF00")

とすれば良いとなっていますが、これによって得られた表をgtsaveで保存すると透明度を指定せずに

tab_options(table.background.color = "#FFFFFF") 

とした場合と変わらない結果になってしまいます。なお、

tab_options(table.background.color = "transparent")

でも同じです。

この「背景を透明に指定しても、単に書き出すと不透明になっている」のはggplot2でも同じ(こうなる理由をご存知でしたら教えていただきたいです)なのですが、gtsaveはggsaveと違ってbgが引数にありません。stackoverflowにはこの点を勘違いしたコメントも付いているように見えます。

②magickを使用

Volcengineの方ではmagickパッケージを利用してアルファ値を指定しようとしているのか

image_convert(img, "-alpha set -channel a -evaluate set 0.5", "table_img.png")

となっていますが、Rのヘルプを見てもimage_convertはこのような引数をとる関数ではありません(この点も何かご存知の方いらしたら教えてください)。