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SQLデータ分析入門#5『集計関数を理解する』

Last updated at Posted at 2018-01-05

SQLデータ分析入門#4『LIMIT句を理解する』 - Qiita
の続き

本記事のスコープ

  • あるテーブルのあるカラムについて、合計・カウント・平均を出せるようにする
  • その時、「集計関数」と「GROUP BY 句」が(基本的に)ニコイチなことを理解する

集計関数とは

  • レコードを集計したいときに使う関数
  • 例えば、合計はSUM()関数、平均はCOUNT()関数を使う
  • その時「何毎に集計したいのか」(例えば、性別ごと、日付ごと)を指定するのが「GROUP BY 句」

※ 今後「hogehoge()」と書いたら、頭のなかで「hogehoge関数」と読み替えてください
※ 関数とは、ある作業を勝手にやってくれる魔法の呪文、くらいに考えておいてください。

例えば

こんなテーブルがあったときの実行結果
image.png

全ユーザの身長の平均を知りたい

SELECT AVG(身長)
FROM User

image.png

男女別に、全ユーザの身長の平均を知りたい

SELECT
   性別
   , AVG(身長)
FROM User
GROUP BY 性別 -- 性別で分類するという宣言

image.png

GROUP BY はかんたんにこのようにも書ける。実行結果は一緒

SELECT
   性別
   , AVG(身長)
FROM User
GROUP BY 1 -- 「SELECT」の一番最初の項目、すなわち性別で分類するという宣言

男女、出身別に、全ユーザの身長の平均と人数を知りたい

SELECT
   性別
   , 出身
   , AVG(身長)
   , COUNT(*) -- レコード数を数える
FROM User
GROUP BY 1, 2 -- 「SELECT」の1つめと2つめの項目で分類する宣言

image.png

※ 唐突に出てきた「null」は「何も情報が入っていない」という意味、分析上「不明」として扱うことが多い

男性に絞って、出身別に平均身長が知りたい

SELECT
   出身
   , AVG(身長)
   , COUNT(*) -- レコード数を数える
FROM User
WHERE 性別 = "m"
GROUP BY 1
スクリーンショット 2018-01-05 22.27.56.jpg

~句、順番のルール

~句の順番は決まっていて、例えば、

SELECT
   出身
   , AVG(身長)
GROUP BY 1
FROM User
WHERE 性別 = "m"

のようにはかけないのでこの順番は守るべし。

  1. SELECT
  2. FROM
  3. WHERE
  4. GROUP BY
  5. HAVING
  6. ORDER BY
  7. LIMIT

※ HAVINGはこの入門シリーズでは解説しない、ORDER BYは次章で解説する

推薦図書

よくあるSQL本はエンジニア向けなのですが、この本は分析をしたいだけの人に向いてます。

前後の記事

SQLデータ分析入門#1『SQLってなんだ』 - Qiita
SQLデータ分析入門#2『SELECT ~ FROM ~ を理解する』 - Qiita
SQLデータ分析入門#3『WHERE句を理解する』 - Qiita
SQLデータ分析入門#4『LIMIT句を理解する』 - Qiita
SQLデータ分析入門#5『集計関数を理解する』 - Qiita
SQLデータ分析入門#6『結果の順番をいい感じにする』 - Qiita
SQLデータ分析入門#7『複数のテーブルにまたがって集計する』 - Qiita
SQLデータ分析入門#8『基本的な関数を知る』 - Qiita

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