@pineapplecandyと申します。
遅くなりましたが、
技術英語や翻訳 Advent Calendar 2015の 20日目を書きます。
SE4年目、海外支社と英語を使って
PJのブリッジをしたり、通訳したりしています。
今日は、海外系SEとして英訳和訳を行う上で、
私が大事にしている3つのポイントを紹介します。
①英訳を始める前に和文を疑え
これは、英訳をお願いする日本人にもお願いしたいこと。
「あなたの日本語は、主語、目的語が明確になっていますか?」これに尽きます。
日本語はあいまいな言語です。
簡単に以下のような文章が書けてしまいます。
×: データを投入する
→ Data is input ... ????
○: ユーザが データを(csvファイルで)投入する
→User inputs data (by csv file)
主語、目的語が明確にならなかったら機械翻訳もあいまいになるし、
読んでいる人(特に外国人)は???ってなります。
「誰が」「なにを」「どうする」が和文に含まれているのかを見てみてください。
②訳すテイストは既存のサイトを参考に
日本語であっても
マニュアルとWebpageではテイストは明らかに違いますよね。
訳すときにいきなりガリガリと自力で始めるよりも、
5分使ってもいいから既にあるものを参考に読み込みを
行った方が、最終的に効率は上がります。
使うべき語彙や、文型も違うので。。。
③ 第3者レビューを受けよう
①、②を頑張ったところで、所詮は私たちはエンジニアであり、翻訳家ではありません。
とはいえ、社内では自分が一番できる、翻訳に出す予算がない、上司の英語力が皆無など事情はそれぞれだとは思うので、
一概に言えないのですが、
あなたの組織に英語力が平均点以上ある人(TOEIC600点以上)がいれば、
レビューを受けることを強くおススメします。
もちろん、頼まれたら、あなたがレビューしてあげてください。
メリットは、
- 自分では、分かったつもりで書いた曖昧ポイントがわかる
- 語彙力がアップする
- 他人の書き味、テクニックを盗める
1,2はレビューイのメリット、3はレビューする時のメリットですね。
あと、単純に人に見せると思って書くと、
勝手に用語統一を意識したり、セルフレビューの精度が上がって
品質が上がります(笑)
ということで、少しは英訳和訳に悩んでいる技術者の皆様に役立てば幸いです。
#最後に
おススメは @may_roma さんの
添削! 日本人英語 ―世界で通用する英文スタイルへを読んでみてください。
英訳あるあるや目からウロコの話もあって面白いですよ^^