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Swiftで簡単なTODOアプリを作ってみよう

Last updated at Posted at 2018-03-29

スクリーンショット 2018-03-29 18.46.17.png

■まえがき

書いてあること

  • xcodeにて、TableViewを使用した2ページのアプリの作成

モチベーション

  • 練習のためにTODOアプリを作ってみようとした。
  • 多くの記事が古いswiftのバージョンが前提になっており、超つまずいた。
  • 特に、swift3.0のアップデートにより、コードの記述ルールが変更になった影響が大きい。

参照:Swift 3.0の変更点まとめ
https://dev.classmethod.jp/smartphone/iphone/implemented_proposals_for_swift3/

■解説

流れ

STEP1:プロジェクトの立ち上げ

STEP2:メインストーリーボードの設定

  • 画面サイズの設定(iPhoneSEにサイズ変更)
  • 新規ViewControllerの追加
  • パーツの配置
    • ナビゲーションバーを両画面に追加
    • バーボタンアイテムの追加
    • テキストフィールドの追加
    • ボタンの追加
    • テーブルビューの追加
    • テーブルビューセルの追加
  • テーブルビューセルに名前をつける
  • テーブルビューにViewControllerを紐付け
    • DataSource
    • Delegate
  • 画面遷移の設定
  • 新規swiftファイルの追加と紐付け
    • AddController.swiftの追加
    • ViewControllerと紐付け

STEP3:AddController.swiftの編集

  • 変数の設置(Stringの配列)
  • テキストフィールドの設定
    • テキストフィールドの紐付け
  • 追加ボタンの設定
    • 追加ボタンの紐付け
    • 追加ボタンの実装
      • 変数に入力内容を入れる
      • 追加ボタン押したらフィールドを空にする
      • 変数の中身をUDに追加

STEP4:ViewControllerの編集

  • classの継承を追加
    • UITableViewDelegateの追加
    • UITableViewDataSourceの追加
  • UITableView、numberOfRowsInSectionの追加(表示するcell数を決める)
    • 枠を作る
    • 戻り値の設定(表示するcell数)
  • UITableView、cellForRowAtの追加(表示するcellの中身を決める)
    • 枠を作る
    • 変数を作る
    • 変数の中身を作る
    • 戻り値の設定(表示する中身)
  • 追加画面で入力した内容を取得する
    • データの存在確認
    • データを渡す

STEP5:起動してみる

■STEP1:プロジェクトを立ち上げる

  • シングルビューを選択

スクリーンショット 2018-03-14 10.58.39.png

  • プロジェクト名などを入力

スクリーンショット 2018-03-14 11.02.20.png

  • 今回は「MyTODO」にしました

スクリーンショット 2018-03-29 12.41.30.png

さらに詳しくはこちらの記事がわかりやすいです
https://type.jp/et/feature/3008

■STEP2:メインストーリーボードの設定

画面サイズの設定(iPhoneSEにサイズ変更)

  • 作成するアプリの画面サイズを設定しましょう
  • 今回はSEを選択しました(macAirを使っているとiPhone8などではシミュレーターがはみ出てしまうため)

スクリーンショット 2018-03-14 11.04.40.png

新規ViewControllerの追加

  • パーツからViewControllerを選んでドラッグ&ドロップ

スクリーンショット 2018-03-29 13.59.22.png

パーツの配置

ナビゲーションバーを両画面に追加

  • パーツからNavigationBarを選んでドラッグ&ドロップ

スクリーンショット 2018-03-29 15.21.01.png

  • ついでにタイトルも変更しましょう。システムに影響しないので、なんでもokです スクリーンショット 2018-03-29 15.21.46.png

バーボタンアイテムの追加

  • パーツからBarButtonItemを選んでドラッグ&ドロップ

スクリーンショット 2018-03-29 15.26.42.png

  • アトリビュートメニューから、Styleを「DONE」にしましょう
    • plainとborderは最新のiosでサポートされていないようです
  • タイトルも変更しておきましょう。システムに影響しないので、なんでもokです

スクリーンショット 2018-03-29 15.26.52.png

テキストフィールドの追加

  • パーツからTextFieldを選んでドラッグ&ドロップ

スクリーンショット 2018-03-29 15.32.35.png

ボタンの追加

  • パーツからButtonを選んでドラッグ&ドロップ
  • ついでにタイトルも変更しておきましょう。システムに影響しないので、なんでもokです

スクリーンショット 2018-03-29 15.32.57.png

テーブルビューの追加

  • UIパーツの中からTableViewを選んでドラッグ&ドロップ
  • このままだと綺麗に表示されないので、画面いっぱいに広げましょう

スクリーンショット 2018-03-29 15.36.21.png

テーブルビューセルの追加

  • パーツからTableViewCellを選んでドラッグ&ドロップ
  • *テーブルビューに重なるように!

スクリーンショット 2018-03-29 15.36.38.png

テーブルビューセルに名前をつける

  • アトリビュートからidentifierを設定する
  • *なんでもok。ここでは 「TodoCell」 とする

スクリーンショット 2018-03-29 15.37.12.png

テーブルビューにViewControllerを紐付け

  • TableViewを選択
  • 右のメニューから「Connection Inspector」を選択
  • OutletsのdataSourceとdelegateからミョン!とドラッグしてください

スクリーンショット 2018-04-12 12.36.52.png

スクリーンショット 2018-04-12 12.37.05.png

画面遷移の設定

  • 追加ボタンを選択してcontrolを押しながら追加画面にドラッグ&ドロップ

スクリーンショット 2018-03-29 15.43.52.png

  • メニューから「show」を選択する

スクリーンショット 2018-03-29 15.44.22.png

  • 戻るボタンも同様に操作して、下記のようになればok

スクリーンショット 2018-03-29 15.46.21.png

新規swiftファイルの追加と紐付け

AddController.swiftの追加

  • File>New>Fileを選択する

スクリーンショット 2018-03-29 15.47.58.png

  • CocoaTouchClassを選択してNext

スクリーンショット 2018-03-29 15.48.03.png

  • Class名を入力する
    • *なんでもok。ここでは 「AddController」 とする。
    • Subclass of以下はそのままでok
  • 保存する
    • 場所は「MyTODO」フォルダの直下でok(ViewController.swiftと同じ階層)

スクリーンショット 2018-03-29 15.48.13.png

ViewControllerと紐付け

  • 追加したAddController.swiftとTODO追加画面の紐付けをします
  • 要は、この画面の制御にはこのswiftファイルを使用しますよということです
  • 下記の場所のから作成したAddControllerを選択すればokです

スクリーンショット 2018-03-29 15.49.56.png

■STEP3:AddControllerの編集

  • 先に完成形を確認
AddController.swift
//  AddController.swift
import UIKit

//変数の設置
var TodoKobetsunonakami = [String]()

class AddController: UIViewController {

    //テキストフィールドの設定
    @IBOutlet weak var TodoTextField: UITextField!

    //追加ボタンの設定
    @IBAction func TodoAddButten(_ sender: Any) {
        //変数に入力内容を入れる
        TodoKobetsunonakami.append(TodoTextField.text!)
        //追加ボタンを押したらフィールドを空にする
        TodoTextField.text = ""
        //変数の中身をUDに追加
        UserDefaults.standard.set( TodoKobetsunonakami, forKey: "TodoList" )
    }

    //最初からあるコード
    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()
    }

    //最初からあるコード
    override func didReceiveMemoryWarning() {
        super.didReceiveMemoryWarning()
    }    
}

変数の設置

  • TODOの内容を保存するための変数を作ります
  • 複数の値を扱うので、配列型にします
  • class(ファイル)を跨って使用するため、classの前(import UIKit直下)に記載します
  • 変数名はなんでもok
  • わかりやすく 「TodoKobetsunonakami(TODO個別の中身)」 としておきます
AddController.swift
import UIKit
var TodoKobetsunonakami = [String]()

テキストフィールドの設定

  • TODOの内容を入力するためのテキストフィールドを設定します
  • ストーリーボードからコードにドラッグ&ドロップ
  • 位置はclass名のすぐ下におきましょう

スクリーンショット 2018-03-29 15.55.26.png

  • 下記の設定になっているかを確認
    • Connection:Outlet
    • Name:何でもok(ここでは 「TodoTextField」
    • Type:UITextField
  • okであればconnectを押す

スクリーンショット 2018-03-29 15.55.48.png

追加ボタンの設定

追加ボタンの紐付け

  • テキストを入力した後に押す「追加する」ボタンの制御を行います
  • 先ほどのように、パーツをコードに紐付けましょう
  • 位置はclass名のすぐ下におきましょう

スクリーンショット 2018-03-29 15.56.43.png

  • 下記の設定になっているかを確認
    • Connection:Action
    • Name:何でもok(ここでは 「TodoAddButton」
    • Type:Any
    • Event:ToucUpInside
    • Argument:Sender
  • okであればconnectを押す

スクリーンショット 2018-03-29 15.56.58.png

  • テキストフィールドとボタンを紐付けるとこんな感じになります
AddController.swift
@IBOutlet weak var TodoTextField : UITextField!
@IBAction func TodoAddButton(_ sender: Any) {
    }

変数に入力内容を入れる

  • 先ほど作成した変数(TodoKobetsunonakami)にテキストフィールドに入力した内容を入力する命令を書く
  • 位置はTodoAddButtonの{}の中です
AddController.swift
TodoKobetsunonakami.append(TodoTextField.text!)

追加ボタンを押したらフィールドを空にする

  • 追加ボタンを押した時にテキストフィールドの中身を空にする命令を書く
AddController.swift
TodoTextField.text = ""

変数の中身をUDに追加

  • 変数の中身をUserDefaultsに保存する命令を書く
  • UserDefaultsとはデータベースを作るほどのものではないデータを簡単に保存しておける箱のようなもの
  • データを保存しておく場所の名前をつけましょう
  • 名前は何でもok(ここでは 「TodoList」
AddController.swift
UserDefaults.standard.set( TodoKobetsunonakami, forKey: "TodoList" )

■STEP4:ViewControllerの編集

  • 先に完成形を確認
ViewController.swift
//  ViewController.swift
import UIKit

//classの継承を追加
class ViewController: UIViewController,UITableViewDelegate,UITableViewDataSource {

    //UITableView、numberOfRowsInSectionの追加(表示するcell数を決める)
    func tableView(_ tableView: UITableView, numberOfRowsInSection section: Int) -> Int {
        //戻り値の設定(表示するcell数)
        return TodoKobetsunonakami.count
    }

    //UITableView、cellForRowAtの追加(表示するcellの中身を決める)
    func tableView(_ tableView: UITableView, cellForRowAt indexPath: IndexPath) -> UITableViewCell {
        //変数を作る
        let TodoCell : UITableViewCell = tableView.dequeueReusableCell(withIdentifier: "TodoCell", for: indexPath)
        //変数の中身を作る
        TodoCell.textLabel!.text = TodoKobetsunonakami[indexPath.row]
        //戻り値の設定(表示する中身)
        return TodoCell
    }


    //最初からあるコード
    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()
        //追加画面で入力した内容を取得する
        if UserDefaults.standard.object(forKey: "TodoList") != nil {
            TodoKobetsunonakami = UserDefaults.standard.object(forKey: "TodoList") as! [String]
        }
    }

    //最初からあるコード
    override func didReceiveMemoryWarning() {
        super.didReceiveMemoryWarning()
    }
}

classの継承を追加

  • TableViewを使うために、classを呼び出す
  • classのUIViewControllerの後ろに、UITableViewDelegateとUITableViewDataSourceを追加する
ViewController.swift
class ViewController: UIViewController,UITableViewDelegate,UITableViewDataSource

UITableView、numberOfRowsInSectionの追加(表示するcell数を決める)

枠を作る

  • classの宣言直下に下記の内容を追記
  • xcodeのアナウンスから入力してもok
    • *継承を入力するとxcodeがfixを促してくるので、案内に従えば勝手に挿入される
ViewController.swift
func tableView(_ tableView: UITableView, numberOfRowsInSection section: Int) -> Int {
}

戻り値の設定(表示するcell数)

  • returnの行を追記する
ViewController.swift
func tableView(_ tableView: UITableView, numberOfRowsInSection section: Int) -> Int {
    //戻り値の設定(表示するcell数)
    return TodoKobetsunonakami.count
}

UITableView、cellForRowAtの追加(表示するcellの中身を決める)

枠を作る

  • numberOfRowsInSectionの直下に下記の内容を追記
  • xcodeのアナウンスから入力してもok
  • *継承を入力するとxcodeがfixを促してくるので、案内に従えば勝手に挿入される
ViewController.swift
func tableView(_ tableView: UITableView, cellForRowAt indexPath: IndexPath) -> UITableViewCell {
  }

変数を作る

  • TodoCellに表示するための変数を作る命令
  • 下記のコードを追記する
  • ポイントはindexPathの最初の文字が小文字になること
ViewController.swift
let TodoCell : UITableViewCell = tableView.dequeueReusableCell(withIdentifier: "TodoCell", for: indexPath)

変数の中身を作る

  • TodoCell変数に入力したTODOの中身を入れる命令
  • 下記のコードを追記する
ViewController.swift
TodoCell.textLabel!.text = TodoKobetsunonakami[indexPath.row]

戻り値の設定(表示する中身)

  • 表示する中身としてどんな情報を渡すか決める命令
  • 下記のコードを追記する
ViewController.swift
return TodoCell

追加画面で入力した内容を取得する

データの存在確認

  • 画面を起動した時に、TodoList(入力したTODOのテキストが入っている場所)に何かしらのデータがあるかどうか確認する命令
  • 下記のコードを追記する
  • super.viewDidLoad()の直下に追記する
ViewController.swift
if UserDefaults.standard.object(forKey: "TodoList") != nil {}

データを渡す

  • TodoListにデータがあった場合、TodoKobetsunonakami変数にデータを渡す命令
ViewController.swift
if UserDefaults.standard.object(forKey: "TodoList") != nil {
  TodoKobetsunonakami = UserDefaults.standard.object(forKey: "TodoList") as! [String]
}

■STEP5:起動してみる

  • 実行して確認!
  • お疲れ様でした!

スクリーンショット 2018-03-29 18.46.17.png

アプリが完成したら

いいね!&コメント欄にワッフルワッフル!と叫んでもらえると喜びます😄👍

NextStage!

🎉TODOアプリを作ってみようシリーズ

📱SwiftでTableViewを使ってみよう
https://qiita.com/TD3P/items/cafa8e20029047993025

📱Swiftで簡単なTODOアプリを作ってみよう
https://qiita.com/TD3P/items/8f474358d1dd789557f3

📱Swiftでカスタムセルを再利用したTODOアプリを作ってみよう
https://qiita.com/TD3P/items/116a2199b1f872ac6471

📱SwiftでCoreDataを使ったTODOアプリを作ってみよう
https://qiita.com/TD3P/items/adbbeee827995cffd509

📱SwiftでRealmを使ったTODOアプリを作ってみよう
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📱Flutterで基本のTODOアプリを作ってみよう
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📱Flutterでページ遷移するTODOアプリを作ってみよう
https://qiita.com/pe-ta/items/e547c4cf460319f5093c

📱Flutter x Firestore で気軽に永続化してオラオラする方法
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