233
210

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Swiftで簡単なTODOアプリを作ってみよう

Last updated at Posted at 2018-03-29

スクリーンショット 2018-03-29 18.46.17.png

■まえがき

書いてあること

  • xcodeにて、TableViewを使用した2ページのアプリの作成

モチベーション

  • 練習のためにTODOアプリを作ってみようとした。
  • 多くの記事が古いswiftのバージョンが前提になっており、超つまずいた。
  • 特に、swift3.0のアップデートにより、コードの記述ルールが変更になった影響が大きい。

参照:Swift 3.0の変更点まとめ
https://dev.classmethod.jp/smartphone/iphone/implemented_proposals_for_swift3/

■解説

流れ

STEP1:プロジェクトの立ち上げ

STEP2:メインストーリーボードの設定

  • 画面サイズの設定(iPhoneSEにサイズ変更)
  • 新規ViewControllerの追加
  • パーツの配置
    • ナビゲーションバーを両画面に追加
    • バーボタンアイテムの追加
    • テキストフィールドの追加
    • ボタンの追加
    • テーブルビューの追加
    • テーブルビューセルの追加
  • テーブルビューセルに名前をつける
  • テーブルビューにViewControllerを紐付け
    • DataSource
    • Delegate
  • 画面遷移の設定
  • 新規swiftファイルの追加と紐付け
    • AddController.swiftの追加
    • ViewControllerと紐付け

STEP3:AddController.swiftの編集

  • 変数の設置(Stringの配列)
  • テキストフィールドの設定
    • テキストフィールドの紐付け
  • 追加ボタンの設定
    • 追加ボタンの紐付け
    • 追加ボタンの実装
      • 変数に入力内容を入れる
      • 追加ボタン押したらフィールドを空にする
      • 変数の中身をUDに追加

STEP4:ViewControllerの編集

  • classの継承を追加
    • UITableViewDelegateの追加
    • UITableViewDataSourceの追加
  • UITableView、numberOfRowsInSectionの追加(表示するcell数を決める)
    • 枠を作る
    • 戻り値の設定(表示するcell数)
  • UITableView、cellForRowAtの追加(表示するcellの中身を決める)
    • 枠を作る
    • 変数を作る
    • 変数の中身を作る
    • 戻り値の設定(表示する中身)
  • 追加画面で入力した内容を取得する
    • データの存在確認
    • データを渡す

STEP5:起動してみる

■STEP1:プロジェクトを立ち上げる

  • シングルビューを選択

スクリーンショット 2018-03-14 10.58.39.png

  • プロジェクト名などを入力

スクリーンショット 2018-03-14 11.02.20.png

  • 今回は「MyTODO」にしました

スクリーンショット 2018-03-29 12.41.30.png

さらに詳しくはこちらの記事がわかりやすいです
https://type.jp/et/feature/3008

■STEP2:メインストーリーボードの設定

画面サイズの設定(iPhoneSEにサイズ変更)

  • 作成するアプリの画面サイズを設定しましょう
  • 今回はSEを選択しました(macAirを使っているとiPhone8などではシミュレーターがはみ出てしまうため)

スクリーンショット 2018-03-14 11.04.40.png

新規ViewControllerの追加

  • パーツからViewControllerを選んでドラッグ&ドロップ

スクリーンショット 2018-03-29 13.59.22.png

パーツの配置

ナビゲーションバーを両画面に追加

  • パーツからNavigationBarを選んでドラッグ&ドロップ

スクリーンショット 2018-03-29 15.21.01.png

  • ついでにタイトルも変更しましょう。システムに影響しないので、なんでもokです
    スクリーンショット 2018-03-29 15.21.46.png

バーボタンアイテムの追加

  • パーツからBarButtonItemを選んでドラッグ&ドロップ

スクリーンショット 2018-03-29 15.26.42.png

  • アトリビュートメニューから、Styleを「DONE」にしましょう
    • plainとborderは最新のiosでサポートされていないようです
  • タイトルも変更しておきましょう。システムに影響しないので、なんでもokです

スクリーンショット 2018-03-29 15.26.52.png

テキストフィールドの追加

  • パーツからTextFieldを選んでドラッグ&ドロップ

スクリーンショット 2018-03-29 15.32.35.png

ボタンの追加

  • パーツからButtonを選んでドラッグ&ドロップ
  • ついでにタイトルも変更しておきましょう。システムに影響しないので、なんでもokです

スクリーンショット 2018-03-29 15.32.57.png

テーブルビューの追加

  • UIパーツの中からTableViewを選んでドラッグ&ドロップ
  • このままだと綺麗に表示されないので、画面いっぱいに広げましょう

スクリーンショット 2018-03-29 15.36.21.png

テーブルビューセルの追加

  • パーツからTableViewCellを選んでドラッグ&ドロップ
  • *テーブルビューに重なるように!

スクリーンショット 2018-03-29 15.36.38.png

テーブルビューセルに名前をつける

  • アトリビュートからidentifierを設定する
  • *なんでもok。ここでは 「TodoCell」 とする

スクリーンショット 2018-03-29 15.37.12.png

テーブルビューにViewControllerを紐付け

  • TableViewを選択
  • 右のメニューから「Connection Inspector」を選択
  • OutletsのdataSourceとdelegateからミョン!とドラッグしてください

スクリーンショット 2018-04-12 12.36.52.png

スクリーンショット 2018-04-12 12.37.05.png

画面遷移の設定

  • 追加ボタンを選択してcontrolを押しながら追加画面にドラッグ&ドロップ

スクリーンショット 2018-03-29 15.43.52.png

  • メニューから「show」を選択する

スクリーンショット 2018-03-29 15.44.22.png

  • 戻るボタンも同様に操作して、下記のようになればok

スクリーンショット 2018-03-29 15.46.21.png

新規swiftファイルの追加と紐付け

AddController.swiftの追加

  • File>New>Fileを選択する

スクリーンショット 2018-03-29 15.47.58.png

  • CocoaTouchClassを選択してNext

スクリーンショット 2018-03-29 15.48.03.png

  • Class名を入力する
    • *なんでもok。ここでは 「AddController」 とする。
    • Subclass of以下はそのままでok
  • 保存する
    • 場所は「MyTODO」フォルダの直下でok(ViewController.swiftと同じ階層)

スクリーンショット 2018-03-29 15.48.13.png

ViewControllerと紐付け

  • 追加したAddController.swiftとTODO追加画面の紐付けをします
  • 要は、この画面の制御にはこのswiftファイルを使用しますよということです
  • 下記の場所のから作成したAddControllerを選択すればokです

スクリーンショット 2018-03-29 15.49.56.png

■STEP3:AddControllerの編集

  • 先に完成形を確認
AddController.swift
//  AddController.swift
import UIKit

//変数の設置
var TodoKobetsunonakami = [String]()

class AddController: UIViewController {

    //テキストフィールドの設定
    @IBOutlet weak var TodoTextField: UITextField!

    //追加ボタンの設定
    @IBAction func TodoAddButten(_ sender: Any) {
        //変数に入力内容を入れる
        TodoKobetsunonakami.append(TodoTextField.text!)
        //追加ボタンを押したらフィールドを空にする
        TodoTextField.text = ""
        //変数の中身をUDに追加
        UserDefaults.standard.set( TodoKobetsunonakami, forKey: "TodoList" )
    }

    //最初からあるコード
    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()
    }

    //最初からあるコード
    override func didReceiveMemoryWarning() {
        super.didReceiveMemoryWarning()
    }    
}

変数の設置

  • TODOの内容を保存するための変数を作ります
  • 複数の値を扱うので、配列型にします
  • class(ファイル)を跨って使用するため、classの前(import UIKit直下)に記載します
  • 変数名はなんでもok
  • わかりやすく 「TodoKobetsunonakami(TODO個別の中身)」 としておきます
AddController.swift
import UIKit
var TodoKobetsunonakami = [String]()

テキストフィールドの設定

  • TODOの内容を入力するためのテキストフィールドを設定します
  • ストーリーボードからコードにドラッグ&ドロップ
  • 位置はclass名のすぐ下におきましょう

スクリーンショット 2018-03-29 15.55.26.png

  • 下記の設定になっているかを確認
    • Connection:Outlet
    • Name:何でもok(ここでは 「TodoTextField」
    • Type:UITextField
  • okであればconnectを押す

スクリーンショット 2018-03-29 15.55.48.png

追加ボタンの設定

追加ボタンの紐付け

  • テキストを入力した後に押す「追加する」ボタンの制御を行います
  • 先ほどのように、パーツをコードに紐付けましょう
  • 位置はclass名のすぐ下におきましょう

スクリーンショット 2018-03-29 15.56.43.png

  • 下記の設定になっているかを確認
    • Connection:Action
    • Name:何でもok(ここでは 「TodoAddButton」
    • Type:Any
    • Event:ToucUpInside
    • Argument:Sender
  • okであればconnectを押す

スクリーンショット 2018-03-29 15.56.58.png

  • テキストフィールドとボタンを紐付けるとこんな感じになります
AddController.swift
@IBOutlet weak var TodoTextField : UITextField!
@IBAction func TodoAddButton(_ sender: Any) {
    }

変数に入力内容を入れる

  • 先ほど作成した変数(TodoKobetsunonakami)にテキストフィールドに入力した内容を入力する命令を書く
  • 位置はTodoAddButtonの{}の中です
AddController.swift
TodoKobetsunonakami.append(TodoTextField.text!)

追加ボタンを押したらフィールドを空にする

  • 追加ボタンを押した時にテキストフィールドの中身を空にする命令を書く
AddController.swift
TodoTextField.text = ""

変数の中身をUDに追加

  • 変数の中身をUserDefaultsに保存する命令を書く
  • UserDefaultsとはデータベースを作るほどのものではないデータを簡単に保存しておける箱のようなもの
  • データを保存しておく場所の名前をつけましょう
  • 名前は何でもok(ここでは 「TodoList」
AddController.swift
UserDefaults.standard.set( TodoKobetsunonakami, forKey: "TodoList" )

■STEP4:ViewControllerの編集

  • 先に完成形を確認
ViewController.swift
//  ViewController.swift
import UIKit

//classの継承を追加
class ViewController: UIViewController,UITableViewDelegate,UITableViewDataSource {

    //UITableView、numberOfRowsInSectionの追加(表示するcell数を決める)
    func tableView(_ tableView: UITableView, numberOfRowsInSection section: Int) -> Int {
        //戻り値の設定(表示するcell数)
        return TodoKobetsunonakami.count
    }

    //UITableView、cellForRowAtの追加(表示するcellの中身を決める)
    func tableView(_ tableView: UITableView, cellForRowAt indexPath: IndexPath) -> UITableViewCell {
        //変数を作る
        let TodoCell : UITableViewCell = tableView.dequeueReusableCell(withIdentifier: "TodoCell", for: indexPath)
        //変数の中身を作る
        TodoCell.textLabel!.text = TodoKobetsunonakami[indexPath.row]
        //戻り値の設定(表示する中身)
        return TodoCell
    }


    //最初からあるコード
    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()
        //追加画面で入力した内容を取得する
        if UserDefaults.standard.object(forKey: "TodoList") != nil {
            TodoKobetsunonakami = UserDefaults.standard.object(forKey: "TodoList") as! [String]
        }
    }

    //最初からあるコード
    override func didReceiveMemoryWarning() {
        super.didReceiveMemoryWarning()
    }
}

classの継承を追加

  • TableViewを使うために、classを呼び出す
  • classのUIViewControllerの後ろに、UITableViewDelegateとUITableViewDataSourceを追加する
ViewController.swift
class ViewController: UIViewController,UITableViewDelegate,UITableViewDataSource

UITableView、numberOfRowsInSectionの追加(表示するcell数を決める)

枠を作る

  • classの宣言直下に下記の内容を追記
  • xcodeのアナウンスから入力してもok
    • *継承を入力するとxcodeがfixを促してくるので、案内に従えば勝手に挿入される
ViewController.swift
func tableView(_ tableView: UITableView, numberOfRowsInSection section: Int) -> Int {
}

戻り値の設定(表示するcell数)

  • returnの行を追記する
ViewController.swift
func tableView(_ tableView: UITableView, numberOfRowsInSection section: Int) -> Int {
    //戻り値の設定(表示するcell数)
    return TodoKobetsunonakami.count
}

UITableView、cellForRowAtの追加(表示するcellの中身を決める)

枠を作る

  • numberOfRowsInSectionの直下に下記の内容を追記
  • xcodeのアナウンスから入力してもok
  • *継承を入力するとxcodeがfixを促してくるので、案内に従えば勝手に挿入される
ViewController.swift
func tableView(_ tableView: UITableView, cellForRowAt indexPath: IndexPath) -> UITableViewCell {
  }

変数を作る

  • TodoCellに表示するための変数を作る命令
  • 下記のコードを追記する
  • ポイントはindexPathの最初の文字が小文字になること
ViewController.swift
let TodoCell : UITableViewCell = tableView.dequeueReusableCell(withIdentifier: "TodoCell", for: indexPath)

変数の中身を作る

  • TodoCell変数に入力したTODOの中身を入れる命令
  • 下記のコードを追記する
ViewController.swift
TodoCell.textLabel!.text = TodoKobetsunonakami[indexPath.row]

戻り値の設定(表示する中身)

  • 表示する中身としてどんな情報を渡すか決める命令
  • 下記のコードを追記する
ViewController.swift
return TodoCell

追加画面で入力した内容を取得する

データの存在確認

  • 画面を起動した時に、TodoList(入力したTODOのテキストが入っている場所)に何かしらのデータがあるかどうか確認する命令
  • 下記のコードを追記する
  • super.viewDidLoad()の直下に追記する
ViewController.swift
if UserDefaults.standard.object(forKey: "TodoList") != nil {}

データを渡す

  • TodoListにデータがあった場合、TodoKobetsunonakami変数にデータを渡す命令
ViewController.swift
if UserDefaults.standard.object(forKey: "TodoList") != nil {
  TodoKobetsunonakami = UserDefaults.standard.object(forKey: "TodoList") as! [String]
}

■STEP5:起動してみる

  • 実行して確認!
  • お疲れ様でした!

スクリーンショット 2018-03-29 18.46.17.png

アプリが完成したら

いいね!&コメント欄にワッフルワッフル!と叫んでもらえると喜びます😄👍

NextStage!

🎉TODOアプリを作ってみようシリーズ

📱SwiftでTableViewを使ってみよう
https://qiita.com/TD3P/items/cafa8e20029047993025

📱Swiftで簡単なTODOアプリを作ってみよう
https://qiita.com/TD3P/items/8f474358d1dd789557f3

📱Swiftでカスタムセルを再利用したTODOアプリを作ってみよう
https://qiita.com/TD3P/items/116a2199b1f872ac6471

📱SwiftでCoreDataを使ったTODOアプリを作ってみよう
https://qiita.com/TD3P/items/adbbeee827995cffd509

📱SwiftでRealmを使ったTODOアプリを作ってみよう
https://qiita.com/TD3P/items/616e0dbd364179ca284b


📱Flutterで基本のTODOアプリを作ってみよう
https://qiita.com/pe-ta/items/b3b7458059c1fd7efcf0

📱Flutterでページ遷移するTODOアプリを作ってみよう
https://qiita.com/pe-ta/items/e547c4cf460319f5093c

📱Flutter x Firestore で気軽に永続化してオラオラする方法
https://qiita.com/pe-ta/items/ccd49fc396b063a821af

233
210
57

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
233
210

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?