長時間のコーディング作業で目が疲れる… そんな悩みを軽減!31.5インチのベンキューモニターをレビュー!

エンジニアのみなさんはPCやモニターと向き合う時間が長く、目や体の疲れに悩みを抱えているのではないでしょうか?そのような方にとって、ベンキュージャパン株式会社(以下、ベンキュー)のモニターはひとつの有力な選択肢になります。

これまでQiita社員とQiitaユーザーの合計9名がベンキューのモニターを使用し、レビューをしました。ベンキューのモニターにはブルーライトカットやブライトネスインテリジェンス(B.I. Gen2)機能など、独自の各種アイケア機能を備えており、日々の業務を快適にする工夫が備わっています。

過去にQiita社員やQiitaユーザーが使用してレビューした際の記事はこちら▼
会社の福利厚生としてもアリ!?Qiitaメンバーが語る、ベンキューの最新アイケアモニターが熱い理由
ベンキューの最新プログラミングモニター「RD280U」をQiitaユーザー3名が使ってみた

今回は、ベンキューのプログラミングモニターシリーズ「RD320UA」を、Qiita株式会社でQiita開発を担当している鈴木さんに1週間強使用してもらいました。モニターにしては大画面となる31.5インチです。実際の使い心地や気に入った機能など、感想を聞きました。

プロフィール

鈴木 彩斗(すずき あやと)
Qiita株式会社
プロダクト開発部 Qiita開発グループ プロダクト開発チーム
コンピュータ理工学部卒。大学では主に暗号学や航空宇宙系のアプリケーション開発について研究。2024年4月、Qiita株式会社へ新卒入社。入社後は、Qiita開発のバックエンドからフロントエンドまで、幅広く担当している。AtCoder 水色。

目の疲れを感じるのは日常的な悩み

―― まずはじめに、これまでの経歴と現在の業務内容について教えてください。

鈴木:大学では情報系の学部に所属し、幅広く学んでいました。ウェブ開発は会社に入ってから本格的に始め、最初は戸惑いもありましたが、今では一人で業務を進められるようになっています。現在はQiitaの開発に携わっており、バックエンドをメインに、フロントエンドまで幅広く担当しています。

―― 開発を行っているとなると、長い時間、画面を見ているのではないでしょうか。

鈴木:そうですね。業務時間のだいたい9割ほどは、PCやモニターの画面を見ています。

―― 鈴木さんはこれまで、モニターを使用していましたか?

鈴木:はい。普段は毎日出社していまして、オフィスでは27インチの、いたって一般的なモニターを使用しています。

自宅では、ゲームをするのが趣味ということもあり、リフレッシュレートが高いゲーミング用のモニターを使用しています。できるだけ左右への視点の動きを減らすために、両側が湾曲しているものを選びました。大きさは29インチです。自宅でもコーディングをしますが、同じモニターを使用しています。

―― モニターを選ぶ際のこだわりはありますか?

鈴木:特にこだわりはないですね。先ほどお話しした通りゲームをするので、自宅で使うのであればリフレッシュレートが高いものが良いですが、コーディングではあまり気にしません。画面は大きいほうが良いなと思いつつ、何インチ以上など、こだわっているというほどではないです。

―― 先ほど、オフィスでは27インチのモニターを使っているとお話ししていました。そちらは、どのように使用していますか??

鈴木:自宅の29インチモニターだとモニターの画面上でブラウザやエディターなど画面を2つ出しますが、27インチだと2つ並べるのはやや見づらいなと思います。オフィスのモニターでは、1画面だけを出して作業しています。

―― そうなんですね。鈴木さんは1日に画面を長時間見ていると思いますが、目の疲れは普段感じますか?

鈴木:目の疲れは感じる方だと思っています。画面を長時間眺めていると、特に業務終了あたりでは目も頭も痛くなってきます。PCはMacBook Proを使用しているのですが、普段はディスプレイ設定にある「Night Shift」の設定の中にある色温度を高めにしています。

目の疲れを和らげるためにブルーライトカットメガネも使用しています。目の疲れを防ぐための工夫と言えば、その程度ですね。

エディターでコーディングモード、ブラウザでM-bookモードを使い分けられる便利さ

―― 今回、「RD320UA」が届いて最初に感じたことを教えてください。

鈴木:31.5インチのモニターは使ったことがなかったです。まず、届いたときの箱からして大きいなと思いました。箱から出してもモニター自体が大きかったので、「設置が大変かな?」と思いましたが、それほど大変ではなかったです。

設置は他の人にも一応手伝ってもらいましたが、パーツの数は少なかったですし、1人でも無理ではないくらいですね。パーツは液晶ディスプレイと、モニターアームの部品が2つくらいです。

―― 使用して、気に入った機能はありますか??

鈴木:コーディングモードを使用すると、コードが見やすくなって良いですね。僕は普段、コーディングをするときはダークモードにしているのですが、白い文字が眩しいと感じることがあるんです。ですが「RD320UA」を使用していると、エディターのダークモードのテーマで文字色や背景色にそれほどこだわらなくても、見やすくなるなと感じました。

―― 私も過去にベンキューのほかのモニターでコーディングモードを試したことがあります。色が付いている文字が、より鮮やかに見える気がしますね。

鈴木:そうですね。確かに緑とか赤色は明るい感じがしました。ですが、コーディングモードにすることで見え方などがすごく変わって違和感があるというよりは、「試してみたら良かった」という感じですね。

コーディングモードにすると見え方が変わったのは明らかに分かるのですが、具体的に何がどう変わったかは、あまり意識していなかったです。見慣れなくて作業中に違和感があるとかは無いのも良い点です。

―― 違和感がないのに見やすいと感じられるのは良いですね!ほかの機能はいかがですか?

鈴木:アプリケーションごとにカラーモードを変更できる機能も良かったです。画面ごとに、事前に設定しておいたカラーモードに自動的に変わります。僕の使い方でお話しすると、モニター上にエディターとブラウザの2画面を出していまして、エディターはコーディングモード、ブラウザはMacBook Proの色味を再現するM-bookモードに設定しています。

コーディングモードについては先ほどもお話しした通り、コーディングにおいては良いのですが、ブラウザで見ると少し違和感があったり、特にデザイン的な部分を見るとどうしてもコントラストが分かりづらかったりします。

なので、アプリケーションごとにモードを切り替えられるのは、設定を都度触らなくても良いという意味で便利です。僕はコーディングモードとM-bookモードだけを使っていますが、ほかにはシネマ・ゲーム・ePaperなどもあります。

Google ChromeではM-bookモードに、Visual Studio Codeではコーディングモードになるよう設定をしている。

目の疲れへの効果は?ブルーライトカットや輝度自動調整機能の使い心地

―― ありがとうございます。「RD320UA」にはアイケアに関する機能、例えばブルーライトカットやブライトネスインテリジェンス(B.I. Gen2)機能などもあります。使用してみて、目の疲れが楽になったなど感じますか?

鈴木:アイケアに関する機能は目に見えるものではないので、どうしても感覚的な話にはなってしまいますが。効いているとは思います。

冒頭でもお話しした通り、作業をしていると目などに疲れを感じやすく、これまではMacBook ProのNight Shiftで暖色のレベルを高めに設定していましたが、今回のモニターではアイケア機能がいくつかあるためか、暖色のレベルを低くしていても疲れないなと感じました。

あとは、作業をしているとたまにモニター上に、輝度の自動調整をしたことを示す「B.I.(ブライトネスインテリジェンス)」の表示が出ます。そのように自動で明るさを調整してくれるのも、効果があるのかなと思います。「RD320UA」を使う前は、業務が終わると目や頭が痛くなっていましたが、使い始めてからは疲れを感じづらくなっているように思います。

画面右下に目のマークと「B.I.」という文字が見える。「ブライトネスインテリジェンス(B.I. Gen2)機能」とは、モニター下のセンサーが周囲の明るさと色温度を検知して、ディスプレイの輝度を自動調整する機能。

鈴木:画面が大きくて、複数画面をモニターに映し出せるのも、作業のしやすさに効いているかもと思います。これまでオフィスで24インチのモニターを使用していたときは、モニター上にエディター1画面だけを開き、MacBook Proにブラウザやチャットツールを開いていました。それだとモニター・MacBook Pro間での視線の移動が多かったのかもしれないですね。

「RD320UA」は31.5インチと大画面で、モニター上にエディターとブラウザを置くことができて、視線の移動が少なく済んだのも、目が疲れづらくなった理由かもしれません。モニターと比べるとMacBook Proの画面はノングレアではないので、目に刺激があったのかもしれないですね。

―― 専用ソフトの「Display Pilot 2」はいかがでしたか?

専用ソフト「Display Pilot 2」では、OSD設定を触らずに様々な画面設定が可能。ディスプレイ設定を効率的に管理できる。

鈴木:一般的なモニターだと、明るさなどを調整したいときはモニターの下部などにあるボタンを押しますよね。ですが、いちいちボタンの位置を覚えているわけではないので、設定を変えようとするたびに「どのボタンだろう」と、迷ってしまいます。

この「Display Pilot 2」だと、PCの上で変えられるしUIもしっかりしているので、迷わずに操作できるのが良かったです。あと、例えば「ちょっと眩しいな」と感じるときに、パッと設定を細かく変えられるのも良いですね。

様々な機能を一目で確認できて、簡単に調整もできるので、このモニターについている機能を知ることができる点も良いと思います。

―― 画面上で操作できるのは良いですし、本当に様々な機能が調整できそうですね。

鈴木:そうですね。オートピボットとか、画面を分割するとか。そういったことも画面上で操作できます。

あとは「MoonHalo」という、モニターの背面を光らせられます。僕はオフィスでの使用だけだったので使用していませんが、モニターのすぐ後に壁がある自宅のような環境だと便利だと思います。

「MoonHalo」をONにした様子。モニター背面の照明が光っている。「MoonHalo」の自動調光機能は、画面の明るさの約3分の1に設定したときに最も快適な周囲照明が得られるという広範な研究結果に基づいており、この特定の比率は眼精疲労を最小限に抑え、画面と周囲の環境とのコントラストを低減し、自然で快適な、疲労の少ない視聴体験を育む。
https://www.benq.com/ja-jp/knowledge-center/knowledge/benq-moonhalo-empowering-coding-creativity.html

目の疲れに悩むエンジニア必見!自宅での使用にもおすすめ

オフィスでの作業風景

―― 最初にもモニターの大きさについての話がありましたが、改めて、画面が大きいことについて何か感じることはありましたか?

鈴木:最初は大きさについて、左右の幅も大きいので視点移動が多くなってしまうかなという懸念がありました。しかし、使ってみるとそれほど問題ではなかったです。視点の移動は気にならないくらいですし、画面が大きいゆえのメリットのほうが多いので、今後これくらいの大きさのモニターは選択肢に入りそうです。

―― ありがとうございます。今回はオフィスのみでの使用でしたね。もし自宅で使うとしたら、どのようなメリットが考えられますか?

鈴木:そうですね、自宅だと窓が近くて日差しの影響を受けやすくなってしまいます。そうすると、夕方とか夜になって窓から入る光が変わったときに、明るさを自動で調節してくれる機能はかなり役に立ちそうです。

あとは、付属していたモニターアームですね。モニターアームを使うことで、テーブルの上のスペースを広く使えるのでとても便利です。家だと本を読みながら作業する機会も増えるので、物を置ける場所が増えるのは助かります。また、モニターアームは物によっては使いづらいものもあるのですが、これは直感的に動かせるので使用感も良いです。
また、業務での使用からは外れますが、自宅だったらピクチャーインピクチャーを使うかもしれないです。趣味でゲームをしていまして、もちろん画面をずっと見ているときもありますが、何かしながらのときもありまして。そのときにピクチャーインピクチャーにして、他の画面も操作できるのは便利ですね。

―― どのような方に「RD320UA」は向いていると思いますか?

鈴木:アイケアの機能はすごいなと感じているので、目の疲れは目が疲れやすい人だったら、「RD320UA」は良いモニターだと気づいてもらえると思っています。プログラミングをする人は、だいたい目の疲れを抱えていると思います。「RD320UA」や、ベンキューのほかのモニターでも、アイケア機能は搭載されています。ぜひ一度、使ってみてほしいです。

編集後記

これまでQiita社員Qiitaユーザーにもベンキューのモニターを1〜2週間ほど使用してもらうと、「業務中の目の疲れが楽になった」「専用アプリが使いやすい」などのコメントがありました。私も試してみると、確かに目への刺激が少ないように感じます。パソコンやモニターの画面を日々眺めて疲れを感じている方は、ぜひ一度、試してみてほしいです。

31.5インチ 4K プログラミングモニター「RD320UA」 公式ページはこちら

24、28インチなどその他プログラミングモニターはこちらから

BenQニュースレターに登録いただいた方限定で
15%オフの特別クーポンを配布中!
登録はこちらから

  1. オープンな手数料と充実の福利厚生など!「ITフリーランスの社会的地位の向上」を目指すPE-BANKの取り組み
  2. サービスを提供する際、アプリ側はどう守る? 不正な解析・改ざん行為からアプリを守る、DNPハイパーテックによるアプリ保護Q&A