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AWS re:Invent 2023 現地速報 Day4(Keynote)

Last updated at Posted at 2023-12-01

はじめに

株式会社NTTデータ デザイン&テクノロジーコンサルティング事業本部の@nttd-araiです。
現在、ラスベガスで開催されているAWS re:Invent 2023に現地参加しております。
AWS re:Invent 2023はAWSが年次で開催する最大規模のカンファレンスです。
11月27日から12月1日までの5日間(現地時間)にわたって開催されており、多数のセッションや各種イベントが開催されています。

本記事では本日(11/30)行われた4日目のre:Inventで行われた最後の基調講演(Keynote)の内容を簡潔にお届けします。
これまでの基調講演の内容は以下をご参考ください。
初日:https://qiita.com/nttd-arai/items/4444f629b674e90b545b
2日目:https://qiita.com/nttd-arai/items/135f524b93267b812f2e
3日目:https://qiita.com/nttd-arai/items/4c6172bd7093a28b9892

Dr. Werner Vogels Keynote(KEY005)

Werner Vogels氏(AWS CTO)による講演です。

講演内容

コスト意識に対するメッセージ性の強い講演でした。
このメッセージは2012年から発信し続けているようです。ブレないですね。
また、講演は寸劇を含んだユーモアあふれるもので、他のkeynoteと一味異なる点が魅力的でした。

IMG_0396.jpg

また、最適なアーキテクチャを求める = 不要なコストを削減する = CO2の排出を削減するという関係性から、無駄のない最適なアーキテクチャをユーザが意識することは持続可能性の観点でも重要だ、という示唆が示された点が個人的には印象的です。

最適なアーキテクチャを考える際の観点

Werner Vogels氏は最適なアーキテクチャとシステム運用について、以下の観点を考慮する必要があると提唱しています。(THE FRUGAL ARCHITECT)
【設計面】

  1. Make Cost a Non-functional Requirement.
    ⇒ コストは非機能要件の一つであり、常に考慮すること
  2. Systems that Last Align Cost to Business.
      ⇒ システムのコストがビジネス規模に対して適切であること
  3. Architecting is a Series of Trade-offs.
    ⇒ 要件の優先度を整理しトレードオフの中で最適解を考えること

【計測面】
4. Unobserved Systems Lead to Unknown Costs.
  ⇒ コスト対効果を検証するための対象を設定すること
5. Cost Aware Architectures Implement Cost Controls.
  ⇒ どの部分にコストが発生しているかを可視化できるようにすること

【最適化】
6. Cost Optimization is Incremental.
⇒ 継続的な構成の見直し、技術の刷新を実施すること
7. Unchallenged Success Leads to Assumptions.
  ⇒ 思い込み(最新の技術が最も優れているなど)を避けるようにすること

上記7つの観点は以下サイトにまとめられています。
https://thefrugalarchitect.com

講演の中で、上記に関連する新サービスとして以下2つが発表されました。
・AWS Management Console myApplications(GA)
・Amazon CloudWatch Application Signals(Preview)

また、こちらの講演でも前日同様に生成AIを利用した新サービスが発表されました。
・Generative AI CDK Construts(GA)
・Amazon SageMaker Studio Code Editor(GA)
・AWS Application Composer in VS Code(GA)

AWS Application Composer in VS Code(GA)はSageMaker Studio上にシステム構成図を描けるそうです。ぜひ使ってみたいです。

IMG_0461.jpg

講演の最後に寸劇がありましたが、その際にもおまけで新サービスが1つ追加に。
・Amazon Inspector CI/CD Container Scanning(GA)

おわりに

今回も前回に引き続き基調講演の第弾を簡単に紹介させていただきました。
講演者のWerner Vogels氏はCTOの立場でありながら、ユーザ側に徹底的なコスト意識を持つように促している点が斬新でした。
明日、いよいよre:Invent最終日です!

おまけで一枚、社内から要望があったExpoの写真を何枚か。

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仲間募集

NTTデータ テクノロジーコンサルティング事業本部 では、以下の職種を募集しています。

1. クラウド技術を活用したデータ分析プラットフォームの開発・構築(ITアーキテクト/クラウドエンジニア)

クラウド/プラットフォーム技術の知見に基づき、DWH、BI、ETL領域におけるソリューション開発を推進します。
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/recruitment/career_sp/cloud_engineer

2. データサイエンス領域(データサイエンティスト/データアナリスト)

データ活用/情報処理/AI/BI/統計学などの情報科学を活用し、よりデータサイエンスの観点から、データ分析プロジェクトのリーダーとしてお客様のDX/デジタルサクセスを推進します。
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/recruitment/career_sp/datascientist

3.お客様のAI活用の成功を推進するAIサクセスマネージャー

DataRobotをはじめとしたAIソリューションやサービスを使って、
お客様のAIプロジェクトを成功させ、ビジネス価値を創出するための活動を実施し、
お客様内でのAI活用を拡大、NTTデータが提供するAIソリューションの利用継続を推進していただく人材を募集しています。
https://nttdata.jposting.net/u/job.phtml?job_code=804

4.DX/デジタルサクセスを推進するデータサイエンティスト《管理職/管理職候補》 データ分析プロジェクトのリーダとして、正確な課題の把握、適切な評価指標の設定、分析計画策定や適切な分析手法や技術の評価・選定といったデータ活用の具現化、高度化を行い分析結果の見える化・お客様の納得感醸成を行うことで、ビジネス成果・価値を出すアクションへとつなげることができるデータサイエンティスト人材を募集しています。

https://nttdata.jposting.net/u/job.phtml?job_code=898

ソリューション紹介

Trusted Data Foundationについて

~データ資産を分析活用するための環境をオールインワンで提供するソリューション~
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/tdf/
最新のクラウド技術を採用して弊社が独自に設計したリファレンスアーキテクチャ(Datalake+DWH+AI/BI)を顧客要件に合わせてカスタマイズして提供します。
可視化、機械学習、DeepLearningなどデータ資産を分析活用するための環境がオールインワンで用意されており、これまでとは別次元の量と質のデータを用いてアジリティ高くDX推進を実現できます。

TDFⓇ-AM(Trusted Data Foundation - Analytics Managed Service)について

~データ活用基盤の段階的な拡張支援(Quick Start) と保守運用のマネジメント(Analytics Managed)をご提供することでお客様のDXを成功に導く、データ活用プラットフォームサービス~
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/tdf/tdf_am
TDFⓇ-AMは、データ活用をQuickに始めることができ、データ活用の成熟度に応じて段階的に環境を拡張します。プラットフォームの保守運用はNTTデータが一括で実施し、お客様は成果創出に専念することが可能です。また、日々最新のテクノロジーをキャッチアップし、常に活用しやすい環境を提供します。なお、ご要望に応じて上流のコンサルティングフェーズからAI/BIなどのデータ活用支援に至るまで、End to Endで課題解決に向けて伴走することも可能です。

NTTデータとTableauについて

ビジュアル分析プラットフォームのTableauと2014年にパートナー契約を締結し、自社の経営ダッシュボード基盤への採用や独自のコンピテンシーセンターの設置などの取り組みを進めてきました。さらに2019年度にはSalesforceとワンストップでのサービスを提供開始するなど、積極的にビジネスを展開しています。

これまでPartner of the Year, Japanを4年連続で受賞しており、2021年にはアジア太平洋地域で最もビジネスに貢献したパートナーとして表彰されました。
また、2020年度からは、Tableauを活用したデータ活用促進のコンサルティングや導入サービスの他、AI活用やデータマネジメント整備など、お客さまの企業全体のデータ活用民主化を成功させるためのノウハウ・方法論を体系化した「デジタルサクセス」プログラムを提供開始しています。
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/tableau

NTTデータとAlteryxについて
Alteryxは、業務ユーザーからIT部門まで誰でも使えるセルフサービス分析プラットフォームです。

Alteryx導入の豊富な実績を持つNTTデータは、最高位にあたるAlteryx Premiumパートナーとしてお客さまをご支援します。

導入時のプロフェッショナル支援など独自メニューを整備し、特定の業種によらない多くのお客さまに、Alteryxを活用したサービスの強化・拡充を提供します。

https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/alteryx

NTTデータとDataRobotについて
DataRobotは、包括的なAIライフサイクルプラットフォームです。

NTTデータはDataRobot社と戦略的資本業務提携を行い、経験豊富なデータサイエンティストがAI・データ活用を起点にお客様のビジネスにおける価値創出をご支援します。

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NTTデータとInformaticaについて

データ連携や処理方式を専門領域として10年以上取り組んできたプロ集団であるNTTデータは、データマネジメント領域でグローバルでの高い評価を得ているInformatica社とパートナーシップを結び、サービス強化を推進しています。
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NTTデータとSnowflakeについて
NTTデータでは、Snowflake Inc.とソリューションパートナー契約を締結し、クラウド・データプラットフォーム「Snowflake」の導入・構築、および活用支援を開始しています。

NTTデータではこれまでも、独自ノウハウに基づき、ビッグデータ・AIなど領域に係る市場競争力のあるさまざまなソリューションパートナーとともにエコシステムを形成し、お客さまのビジネス変革を導いてきました。
Snowflakeは、これら先端テクノロジーとのエコシステムの形成に強みがあり、NTTデータはこれらを組み合わせることでお客さまに最適なインテグレーションをご提供いたします。

https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/snowflake

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