本記事は下記の翻訳となります。
『Your FAQ Guide to Arweave: The AR Token and its Utility』(by Community Labs)
AR Token は、Arweave Network のさまざまな機能を動かす「燃料」として機能するネイティブ通貨です。
なぜ AR token がユーザーにとって重要なのか?
Arweave Network を利用するためには、データストレージやトークン送金のいずれの場合でも AR token が必要です。データストレージの場合、ユーザーはデータサイズに応じた一時的な料金を支払うことでネットワーク上での永続的な保存が可能になり、トークン送金の場合は送金額と処理手数料が必要です。特筆すべき点として、トークン送金や 2MB 未満の画像、音楽、動画などのデータストレージといった一般的なトランザクションの費用は、通常 0.01 ドル未満です。
最新のストレージコストを簡単に見積もるには、この計算ツールをご確認ください。
AR token の発行数はどれくらい?
2018 年 6 月 8 日のネットワーク立ち上げ時に、最初の 5,500 万トークンが作成されました。さらに 1,100 万トークンがマイニングのブロック報酬として徐々に流通量に追加され、合計で最大 6,600 万トークンとなります。注目すべき点として、このシステムは時間とともに流通量を減少させるように設計されています。これは分散型の世界では「デフレ型」として知られています。
ユーザーはどのように AR token を保管・管理できるのか?
ユーザーはアカウント(ウォレットとも呼ばれる)を通じて AR token を管理できます。これらのアカウントはデジタル ID として機能し、ネットワークとの対話を可能にすると同時に、AR token やその他の資産の安全な保管場所としても機能します。ArConnectのようなツールは、直感的なインターフェースを通じてアカウント管理をスムーズにし、シームレスなユーザー体験を提供します。
Arweave のアカウントについて詳しく学ぶには、この短い動画をご覧ください。
ユーザーはどのように AR token を購入できるのか?
AR token は様々な取引所やサービスを通じて取得できます。AR token の入手方法について詳しくは、このブログをご確認ください。
AR token はどのように Arweave のデータストレージのインセンティブとして使用されているのか?
一般ユーザーが Arweave と直接やり取りするために必要な大規模なインフラを構築するのは、困難でコストがかかる場合があります。マイナーは、一般ユーザーがネットワークと対話し、ユーザーに代わって新しいデータを保存し、その情報を定期的に検証する手助けをする特別な参加者です。マイナーがネットワークに新しいデータを追加すると、AR token で報酬が支払われます。この報酬は、手数料報酬、ブロック報酬、そして「Storage Endowment」と呼ばれる特別な準備金からの報酬で構成されています。マイナーはユーザーが支払う手数料の 5%を直接受け取り、残りの 95%は将来の使用のためにこの準備金に入ります。「ブロック報酬」はブロック番号(ブロックチェーンネットワークにおけるブロックの位置)に基づいてあらかじめ決定されています。
Storage Endowment は安全網として機能し、標準的な報酬が閾値を下回った場合にのみ報酬を放出します。本稿執筆時点では、Arweave はこの準備金を使用する必要がありませんでした。
結論として
暗号資産愛好家や、これから始める方々にとって、Arweave の世界における AR Token は、暗号通貨がデジタルマネー以上のものになり得る興味深い一例を提供しています。
Arweave は初めてですか?「Arweave とは?」や「Arweave との対話方法」の初心者向けブログで、さらに詳しく学んでみましょう。また、この魅力的なエコシステムの最新情報を得るには、Xで Community Labs をフォローするのをお忘れなく!
【Arweave Japan とは】
Arweave Japan は Arweave / AO の日本語ビルダーエコシステム構築を目的とした分散型組織です。
【Arweave / AO とは?】
Arweave は無制限にスケール可能な分散型ストレージであり、AO は Arweave 上に構築された無制限にスケール可能な分散型スーパーコンピュータです。Arweave と AO を使って既存のブロックチェーンでは実現不可能であった実用的なプロダクトが開発できます。
イーサリアム L1 のリステーキングによってセキュリティが担保され、TVL はローンチ数ヶ月で 1000 億円近くまで上がり、今後数兆円規模の市場が期待されます。完全フェアローンチされた AO のトークン設計によって、この流動性は AO 上のプロジェクトが活用することができ、ビットコインと同じ半減スケジュールでミントされる AO トークンは開発者やプロジェクトが受け取れる仕組みとなっています。
Web2 を置き換えるレベルで実用的なプロジェクトが構築できる唯一無二の分散型プロトコル AO で開発することはグローバルの第一線で活躍する非常に大きなチャンスとなっています。
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