はじめに
こんにちは。
ナビタイムジャパンで社内JiraやSlackの運用をしている TAKE です.
弊社では500人を超えるユーザーが利用していますが,たくさんの依頼が日々届きます.
今回は『Issue Templates for Jira』を用いて,テンプレートごとのSlack通知を行いたいというニーズにより改善を行ったことについてお伝えいたします.
Issue Templates for Jira
課題作成時にテンプレートを選択することによって下記のことができるようになります
- 入力するべきフィールドを指定できる
- デフォルト値を設定できる
社内でのチケットをSlackに通知したい例
- 「課題タイプ 構築依頼 かつ AWS の構築依頼テンプレート」のみ,Slackの #bot_aws に通知したい
- 「課題タイプ タスク かつ 問い合わせ のテンプレート」のみ,Slackの #bot_問い合わせ に通知したい
どのように快適になるか
Jiraを利用するユーザーは各テンプレートに通知先を記入することによってテンプレート毎に異なるチャンネルにSlack通知できます.
また,管理者に設定の変更をお願いする必要もありません!
利用するサービスの種類とバージョン
- Jira Server 7.11.1
- Issue Templates for Jira 7.10.1-J7
- AWS Lambda
全体図
AWS Lambda の設定
- リソースの作成
- 処理の作成
- Jiraの送信するオブジェクトから通知先フィールドを取得
- slackに送信するjsonに加工する
- slackに送信
- デプロイ
※Slack通知まではこちらを参考になります
Jiraの設定
Webhookで通知できるように設定します
Template の設定
弊社ではデフォルト通知先というフィールドを新規作成しています.
(ユーザーのテンプレート作成時には,ここに通知先を記入することになります)
まとめ
Templateを作成する時にチャンネルを指定すると,今後テンプレートを使ってチケットが作成されたときに指定されたSlackチャンネルに通知できます!