はじめに
自社で開発したWEBサーバー(AWS等)を他社に移管する機会がありましたので、必要な作業をまとめました。
読んでいただいた方が少しでも参考になれば幸いです。
移管するもの
以下の移管手順について記載します。
No. | 項目 |
---|---|
1 | AWSアカウント |
2 | Google Analytics |
3 | Google Tag Manager |
4 | Google Search Console |
5 | ドメイン |
6 | GitHubリポジトリ |
AWSアカウント
移管元:代理店経由で契約している場合、直接契約に変更します。
移管先:AWSへ譲渡同意書の発行依頼を行います。
譲渡同意書の発行までには1~2週間程度の時間がかかります。
移管元/AWS/移管先:譲渡同意書に署名します。
以下のサイトが参考になります。
https://qiita.com/knt-okada/items/823305b2930a1b315e99
Google Analytics/Google Tag Manager/Google Search Console
移管先:管理者のメールアドレスを移管元に連絡します。
移管元:移管先のメールアドレスを招待し、移管元のアカウントを削除します。
以下のサイトが参考になります。
https://support.google.com/google-ads/answer/44500?hl=ja
https://support.google.com/tagmanager/answer/6107011?hl=JA
https://saitoma.com/customer/15597.html
ドメイン
ドメイン管理会社により手続きが異なります。
ムームードメインの場合は下記となります。
・ムームードメイン内の移管
https://www.wisesips.com/service/staff_column/217.html
GitHubリポジトリ
移管先:GitHubアカウント名を移管元に連絡します。
移管元:移管先アカウントに転送します。
以下のサイトが参考になります。
https://qiita.com/do7be/items/fa845240bc58b2153a44
なお、リポジトリが組織に属している場合は、いったん個人に転送し、その後移管先に転送する必要があります。
注意点:README.md等に自社情報が含まれていないかチェックが必要です!
その他
移管先からの問い合わせに備えて、以下の情報を準備しておきましょう。
・サーバー構成図
・セキュリティ監視(WAF、GuardDuty、IP制限等)
・ビルド~サーバーアップロードまでの手順
・検証環境(BASIC認証含む)
・開発言語/フレームワーク
最後に
以上が移管に必要な手続きや準備についての情報です。
移管作業を円滑に進めるために、適切な準備と手順の確認をお勧めします。