はじめに

自社で開発したWEBサーバー(AWS等)を他社に移管する機会がありましたので、必要な作業をまとめました。
読んでいただいた方が少しでも参考になれば幸いです。

移管するもの

以下の移管手順について記載します。

移管元：代理店経由で契約している場合、直接契約に変更します。
移管先：AWSへ譲渡同意書の発行依頼を行います。
　　　　譲渡同意書の発行までには1~2週間程度の時間がかかります。
移管元/AWS/移管先：譲渡同意書に署名します。

移管先：管理者のメールアドレスを移管元に連絡します。
移管元：移管先のメールアドレスを招待し、移管元のアカウントを削除します。

ドメイン管理会社により手続きが異なります。
ムームードメインの場合は下記となります。

なお、リポジトリが組織に属している場合は、いったん個人に転送し、その後移管先に転送する必要があります。

注意点：README.md等に自社情報が含まれていないかチェックが必要です！

移管先からの問い合わせに備えて、以下の情報を準備しておきましょう。
・サーバー構成図
・セキュリティ監視(WAF、GuardDuty、IP制限等)
・ビルド～サーバーアップロードまでの手順
・検証環境(BASIC認証含む)
・開発言語／フレームワーク

以上が移管に必要な手続きや準備についての情報です。
移管作業を円滑に進めるために、適切な準備と手順の確認をお勧めします。