MS-Windows の Guest 共有は、パスワード無しファイル共有を実現する場合によく使われていた。
便利な反面セキュリティ的に問題があり、現在の Windows ではデフォルトで無効になっている。
しかしながら安全が担保されているネットワーク内で、一時的にファイルをコピーしたいときなどでこの機能を使うと都合がいいときがある。なぜならば共有サーバ側でさくっと共有を設定するだけでコピーが実現できる。共有クライアント側で状況で設定方法を切り分けてめんどくさいことを考えなくても良くて Good !
下準備
まず、この記事
「Windows 10 April 2018 Update の後に Guest 共有ができなくなった」
https://qiita.com/nanbuwks/items/ea179c07a4041f7496d5
のとおりグローバルポリシーエディタとユーザマネジャでゲストログオンを設定します。
パスワード無し共有を有効にする
「ネットワークとインターネット」で「ネットワークと共有センター」で「共有の詳細設定の変更」
すべてのネットワークで「パブリックフォルダーの共有」で共有を有効にして・・・と
「パスワード保護共有を無効にする」を選択
共有フォルダ作成
例として、ドライブCにshare フォルダを作ります。
プロパティで「詳細な共有」で「このフォルダーを共有する」にチェック
「アクセス許可」でGuestを追加、フルコントロールを許可します。
プロパティの「セキュリティ」で Guest にフルコントロールを追加します。
クライアントからのアクセス
接続元から、「ファイル名を指定して実行」で「\\192.168.0.18
」と打つと共有が見えるようになる。
作業が終わったら
サーバ側の設定を元に戻しておきます。